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夢枕獏の文体のガイドライン

1 :水先案名無い人:2005/06/08(水) 23:51:04 ID:HdWJfha90
すぐにスレを立てた。
拳。
拳。
肘。
足。
肘。
踵。
指。
拳。
みごとな攻撃であった。

関連スレ
夢枕獏×板垣恵介【餓狼伝】23 板垣シェーダ
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1115364612/l50
【放置プレイ】夢枕獏 巻之五【続行中】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1106812422/l50

221 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 02:14:31 ID:skauEWV/0
「きちんと食べたか?」
「う、うむ」
嘘であったが、のび太はうなずいた。
「そりゃあ、よかった」
ドラは心底安心した様子で言うと――
「あのまま放置していたなら、大変なことになるところであった」
こう付け加えた。
「どうしてだ」
「もし、あのまま饅頭が1時間増え続けたら、いくらになると思う」
「さあ、百個ぐらいではないのか」
全く見当はずれな答えを返した。
「とんでもない。四千九十六個」
言われ、体が硬直する。
「二時間で、千六百七十七万七千二百十六個」
身体の震えを、止めようとしても止めようとしても、止まらない。
「それからわずか十五分で一億個を超えるのだ」
「な、な──」
そこでようやく、言葉にできない声をあげた。
「それこそ、一日で地球は栗饅頭の底に埋まってしまう」
のび太は、歯を噛みながら、虚空を見つめていた。
膝が、がくがくと震えていた。
息をするのさえ、忘れてしまいそうであった。
では、あのくずかごの中身は今どうなっているというのか。
恐ろしい予感が、駆け巡っていた。
「ど、ど――」
たまらず、声を張り上げる。
「どうしよう!」

222 :水先案名無い人:2005/06/21(火) 02:15:12 ID:skauEWV/0
なんという。
なんという。
まったく、なんということをしたのか。
なんということをしてくれたのか。
今、眼の前に見たばかりのとてつもない光景。
くずかごから溢れる饅頭の山。
山。
山。
それは、自分は、こうして見ている。
のび太は嗚咽していた。
饅頭の山を指差しながら、嗚咽していた。
無理も無い──
こんなむごたらしい惨状を、引き起こしてしまっては。
さあ、
叫ぼう。
叫ぼう。
私も、叫ぼう。
力の限り、叫ぼう。
「えらいことしてくれた!」
たまらぬ栗饅頭であった。

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