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夢枕獏の文体のガイドライン

1 :水先案名無い人:2005/06/08(水) 23:51:04 ID:HdWJfha90
すぐにスレを立てた。
拳。
拳。
肘。
足。
肘。
踵。
指。
拳。
みごとな攻撃であった。

関連スレ
夢枕獏×板垣恵介【餓狼伝】23 板垣シェーダ
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1115364612/l50
【放置プレイ】夢枕獏 巻之五【続行中】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1106812422/l50

271 :水先案名無い人:2005/06/25(土) 21:38:22 ID:BIoYN5A+0
すまない――。
つくづく不器用だと思う。
人はすぐ「自分に素直になれ」などと言うが、よくそんな簡単に言えるものだ。
すまない――という一言でさえ、夢の中でしか言えないのだ。
会いたい――。
会いたい会いたい会いたい――。
お前のせいだ。
現代の科学では、脳の中のシナプス同士を電流が流れているという。
ぶちっ。
そんな音をたてて俺のシナプスは弾け飛んでショートしてしまいそうなのだ。
会いたい――。
会いたい会いたい会いたい――。
今すぐにでも駆け出してお前に会いに行きたいのだ。

月が出ていた。
見事な上弦の月だ。いや、三日月といった方がいいかもしれない。
その蒼ざめた光を浴びて、俺は窓辺で呆然と佇んでいたのだ。
真夜中だ。受話器を握りしめ、俺は身じろぎ一つできずにいた。
10回ボタンを押す。
ただそれだけでお前の声が聞ける。
だができずにいた。
迷惑かもしれない――
うるさい奴と思われたくなかった。

自分でもおかしいくらい純情だった。
お前しかなかった。
もし俺の心の中を見ることができたら、お前は笑うかもしれない。
お前の姿が万華鏡のように俺の心の中に映っているのだ。

272 :水先案名無い人:2005/06/25(土) 21:39:37 ID:BIoYN5A+0
今俺を見下ろしている月は、きっとお前のことも見つめているだろう。
そうだ、俺達はこの月光に導かれて出会ったのだ。
今までは、出会ってはいたがすれ違っていただけなのだ。
そして今また俺達はこうして出会うことができた。
もし、離れることがあっても、またきっと会うことができる。
何度でも何度でも。

柄にも無く星空なんぞを見上げながら、俺はお前を想っていた。
星座の名前など知らない俺だったが、今夜だけは天文学者よろしく幾つもの星を見つめていた。
どうなるのか――
俺とお前はどうなってゆくのか――。
あの星の瞬きはお前でこの星の瞬きは俺。
そんな子供染みた占いの真似事をしている自分が少し照れくさかった。
しかし――
俺もお前も、この同じ星を見ているのだ。
同じ月を見ているのだ。
この地球というほしの上に、同じ時代に生まれてきたのだ。
奇跡?そう、奇跡かもしれない。
あまりに叙情的すぎて、普段の俺なら一笑に付していたろう。
だがな、信じているぞ。
信じている。
お前をだ。
お前と出会ったこの奇跡をだ。
この甘ったるい奇跡を俺は信じているのだ。

まさにミラクルロマンスだった

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