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夢枕獏の文体のガイドライン

1 :水先案名無い人:2005/06/08(水) 23:51:04 ID:HdWJfha90
すぐにスレを立てた。
拳。
拳。
肘。
足。
肘。
踵。
指。
拳。
みごとな攻撃であった。

関連スレ
夢枕獏×板垣恵介【餓狼伝】23 板垣シェーダ
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1115364612/l50
【放置プレイ】夢枕獏 巻之五【続行中】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1106812422/l50

497 :水先案名無い人:2005/07/13(水) 23:28:40 ID:MtuKTiEH0
「永田だ――」
誰かが、低く囁いた。
「永田?」
「どこの永田だ?」
「新日本プロレスの永田か――」

498 :水先案名無い人:2005/07/13(水) 23:46:36 ID:MtuKTiEH0
「永田裕志です」
低い声で、永田が告げた。
その声はかなり震え、眼には怯えの色がありありと浮かぶ。
「新日本動物園プロレスの永田か――」
KIDが訊いた。
「永田裕志個人です」
短く、永田が言った。
――永田裕志。
身長、183センチ。
体重、103キロ。
37歳。
新日本プロレスの看板選手であった。
2、3年前、格闘家の選手にハイキックで倒されている。
セメント――つまり、暗黙の了解のない真剣勝負に弱いと言われているレスラーであった。
試合では、永田に負ける外人選手が、控室では、永田に一瞥もくれない光景を、
プロレスマスコミの人間なら、何度かは眼にしている。

499 :水先案名無い人:2005/07/13(水) 23:56:03 ID:MtuKTiEH0
「大晦日のダイナマイトに、また出ることにしました」
永田が言った。道場が、一瞬、ざわめいた。
「何?」
「大晦日のダイナマイトに出場します」
永田が言った。その顔に、すでに血の気はない。
「それを言いに来たのか」
「はい」
「――」

「まだ、用事はあります」
「用事?」
「ガチンコを見せてください」
永田の言葉に、また、ざわめきがおこった。
はっきりと、殺気の混じったざわめきであった。
「僕はガチンコを知りません」
永田がさらに言った。
「だから、ガチンコを見せてもらいに来ました」
また、道場が静まりかえった。
その中に、永田の声が響いた。

「本気のガチンコをです」

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