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夢枕獏の文体のガイドライン

1 :水先案名無い人:2005/06/08(水) 23:51:04 ID:HdWJfha90
すぐにスレを立てた。
拳。
拳。
肘。
足。
肘。
踵。
指。
拳。
みごとな攻撃であった。

関連スレ
夢枕獏×板垣恵介【餓狼伝】23 板垣シェーダ
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1115364612/l50
【放置プレイ】夢枕獏 巻之五【続行中】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1106812422/l50

629 :水先案名無い人:2005/07/24(日) 18:51:38 ID:b5liwLt70
闇の中を、男が歩いている。
男根を張り詰めさせた男であった。
男の前方には、女学生が、二人。
白い素肌を持った、初々しい女学生である。
男は、闇に紛れながら、彼女たちの後を追っている。
暗闇の中に浮かびあがった男の目玉は、二人の動きを確実に捉えていた。
男の狙いは、明らかであった。

630 :水先案名無い人:2005/07/24(日) 18:52:36 ID:b5liwLt70
「気付いてるかい?」
「気付いてるさ」
「私たちの後をよ、35分間もつけてきている男がいるじゃないの。ナニする気だろうねえ」
「論理的に考えりゃあ、レイプする気だろうよ」
私たちを――
あるいは、両方を、か――
ふふん、と鼻を鳴らしながら妹は言った。
二人の女学生は姉妹であった。
天真爛漫な姉と、冷静で知的な妹。
どちらもが、魅力的な容姿を持った姉妹であった。

「おいおい、この速度差じゃあ13分程で追いつかれるんじゃねえか?」
姉が言った。
「姉さん、論理的に考えてよ、もっと速く歩いてみねえかい?」
「構わねえが、意味あるのかい?」
「ふん、論理的に当たり前だが、相手も速く歩きはじめたみてえだな」
「このまま行くとよ、追いつかれるのに1分もかからねえんじゃねえか?」
「論理的には二手に分れるべきだろうさ。姉さん、あんたは、あっちだ。こっちの道は、あたしがいくさ――」
言うと、妹はそのまま歩の速度を上げた。
姉は口も聞かず、右手に折れ、二人は分かれた。

ぬう――
男は、歯軋りをして足を止めた。
目の前で、姉妹が二手に分かれてしまったのである。
糞。
せっかくの、獲物を――
男の男根に、ぎりっと血が凝縮していった。
いいや、これは、一人を確実に俺のものにする、チャンスじゃねえか――
男は、そう思い直すと、下卑た笑いを浮かべながら、姉妹のうち、妹のほうを追って、闇に消えた。
男の立ち止まっていた辺りからは、かすかに獣の臭いが漂っていた。

631 :水先案名無い人:2005/07/24(日) 18:53:21 ID:b5liwLt70
家の扉を開け、姉は、ぞくり、と嫌な予感を憶えた。
人の気配がしない。
妹は、まだ帰ってないのか。
帰らないのか。
分かれるべきではなかったか。
そう思った時だった。
カチリ、
とドアノブが回る気配がした。
開ききった扉の向こうには、やや上気した妹の顔があった。

「あ、お、大丈夫かい?何があったんだよ」
やっと、それだけ言った。
「姉さんを追わなかったんだぜ?論理的に明らかだけど、男はあたしを追いかけてきたのさ」
「そ、それで?」
「全力で走ったんだがなあ、奴も好い脚してたぜ。あたしより速かった。それから論理的に導かれるように、奴に追いつかれたのさ」
あたしはよ、論理的に考えて、スカートをたぐりあげたぜ――
妹の目が、そう告げた。
「男は、どうしたんだい」
「奴も、奴なりの論理で自分のパンツを下ろしたのさ」
「むう、それからどうなったんだ?」
「みなまで言わすのかい?論理的に明らかじゃねえかよ――」
にぃっ、と妹が笑った。

パンツを下ろした男より、スカートを上げた女のほうが速く走れるのさ――

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