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夢枕獏の文体のガイドライン

1 :水先案名無い人:2005/06/08(水) 23:51:04 ID:HdWJfha90
すぐにスレを立てた。
拳。
拳。
肘。
足。
肘。
踵。
指。
拳。
みごとな攻撃であった。

関連スレ
夢枕獏×板垣恵介【餓狼伝】23 板垣シェーダ
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1115364612/l50
【放置プレイ】夢枕獏 巻之五【続行中】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1106812422/l50

678 :量産型バク:2005/08/01(月) 20:32:09 ID:IYWWczlV0
雨であった。細い針のような雨が男の身体を叩いている。
男は一人であった。
日本一。
そう書かれた幟を身につけていた。
腰には黍団子らしきものをつけていた。

「お前は川で拾ってきたんだよ」
母と思っていた女の言葉であった。
「桃だよぉ。おめぇは桃から生まれてきたんだよぉ」
父と思っていた男の言葉であった。

信じられぬ言葉であった。
人が桃から生まれるなどということがあるのか――。
男は、母と思っていた女を蹴った。
男は、父と思っていた女を殴った。
泣きながらであった――。
泣きながら殴った。

二人は土下座して謝った。
もう許してくれと鼻水を流し、小便まで垂れ流した。
その二人に無理やり黍団子と幟を作らせたのだ。
そして、家を出たのだ。
もうあの家には帰る気はなかった。


679 :量産型バク:2005/08/01(月) 20:34:11 ID:IYWWczlV0
雨は降りつづけている。
痩せた犬が男の前に現れた。
濡れた身体を小刻みに震わせていた。
媚びるような目でこちらを見ている。

くぅ〜ん

鼻を鳴らし近づいてくる。
男は黍団子を差し出す。

犬が黍団子を咥えた瞬間であった。
女性のウェストはあろうかという、男の腕が犬の首に絡みついていた。
締める。そして一気に捻る。
犬は口から血泡を吐き事切れた。
雨の作った水溜りに、血泡が流れ込んだ。

ぞぶり――。
男は犬の柔らかな腹に歯を立てた。
ハラワタを喰らう。
哭きながら喰らったのだ。

たまらぬ男であった。

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