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夢枕獏の文体のガイドライン

1 :水先案名無い人:2005/06/08(水) 23:51:04 ID:HdWJfha90
すぐにスレを立てた。
拳。
拳。
肘。
足。
肘。
踵。
指。
拳。
みごとな攻撃であった。

関連スレ
夢枕獏×板垣恵介【餓狼伝】23 板垣シェーダ
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1115364612/l50
【放置プレイ】夢枕獏 巻之五【続行中】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1106812422/l50

784 :水先案名無い人:2005/08/10(水) 22:51:40 ID:5mvWGJpH0
ぽ。
るぽ。
ぬるぽ。

785 :水先案名無い人:2005/08/10(水) 22:59:56 ID:Elnrt/tH0
>>784
餓ッッッ!

786 :水先案名無い人:2005/08/10(水) 23:01:08 ID:lP7wG7XG0
>>784-785
たまらぬぬるぽであった

787 :水先案名無い人:2005/08/11(木) 06:07:28 ID:eEjT5nbL0
昔よく読んでいたけど、

糞!
糞!
糞!
糞!

だけ覚えている。

788 :水先案名無い人:2005/08/11(木) 12:52:30 ID:Er90LCT5O
風!
風!
風!

789 :水先案名無い人:2005/08/11(木) 13:14:40 ID:TMI8dDNU0
>>788
大風!
大風!
大風!

たまらぬ秦王であった。

790 :781:2005/08/11(木) 14:07:35 ID:S3X+OvgT0
さて、>781は、ぼくの処女改変である。
行数にして20行を越える。
なにしろ、夢枕獏の文体で、コピペを改変するというのは、
初めてのことであった。
まさか。
まさか、ネタが被るとは露ほども思っていなかった。
>>304――

Ctrl。
+F。
ロボット。
その三拍子で確認するだけのことであった。
それを怠ったばかりに、被ってしまった。
それぞれに改変者の持ち味が出ていているから、
構わないのだと逃避したくなった。
改変者としてはぶきっちょなのだと思う。

しかし、改変していくうちに自分と夢枕獏とが混じり合っていく、
一つとなっていくような気分も、今回初めて味わった。
こいつはもうやめられませんや。

何スレか後に、2chコピペを元ネタとした、
どっと長い改変を書き始めるつもりである。
お楽しみに。

平成十七年八月       小田原にて――
                      >781獏

791 :水先案名無い人:2005/08/11(木) 14:13:34 ID:Ex21dz2J0
>>790
ワロタwwwww
へこまないでこれからも頑張って下さい。

792 :水先案名無い人:2005/08/11(木) 14:53:39 ID:djq/9Nre0
糞。
糞。
糞。
糞。
糞。
糞。



たまらぬこち亀であった

793 :水先案名無い人:2005/08/11(木) 15:58:29 ID:UxTOxmV50
燃やせるものは何だって燃やしたよ。
売り物マッチだってかまわない。
そのマッチで暖炉や豪華な食事が見えるなら、それはそれで意味のあることだ。
何だってかまわない。

マッチを燃やす。
マッチを燃やす。
マッチを燃やす。

なんだ――
俺の前に死んだはずの祖母が……
ふふん、手招きしてやがる。
そうかい。そっちへ来いっていうんだな。
いいよ。
行ってやる。
逃げるんじゃねぇぞ。
まってろよ、祖母の場所に俺もいってやる。

794 :水先案名無い人:2005/08/11(木) 17:43:10 ID:G+wXtNIE0
。・゚・(ノД`)・゚・。

795 :水先案名無い人:2005/08/11(木) 18:07:55 ID:64jdOpyS0
>>793
何故か前半4行でバンプ思い出した

796 :水先案名無い人:2005/08/11(木) 20:44:23 ID:0POg+gc6O
男は二種類いる。
厨房か、厨房であることを隠している男である。

797 :水先案名無い人:2005/08/11(木) 22:49:34 ID:Nst2ml4Y0
否―――


3種類だった。

798 :水先案名無い人:2005/08/11(木) 22:51:18 ID:SrGhdEiu0
数を数えられるか
あるいは―――

799 :水先案名無い人:2005/08/11(木) 23:30:43 ID:Q0bEXW/T0
うまい柿だった。
重い。
ずっしりと熟している。
しかも甘い。

しかし、どれほどうまさであろうと、柿1個で満腹になるわけがない。
ひとつ。
ふたつ。
指を伸ばして枝から実を取る。
果肉が奥歯にぶち当たる。
いい弾力が、舌を弾く。
いいぞ、この甘さがいい。

カニには取らせない。
俺は食べるが、カニにはやらない。
これは、そういう戦いだ。
下でカニが睨んでいる。
いい目だ。
おもしろいなぁ。カニ。
そうだ。そういう目をしてなくちゃいけない。

800 :水先案名無い人:2005/08/11(木) 23:32:15 ID:Q0bEXW/T0
>>799
十分。
不意に分かった。
俺は、この柿をいつでもカニにぶつけることができる。
カニは少しも柿をぶつけられる事を考えていないじゃないか。
そんな無防備で下から喚くだけだ。

ぞくり。
サルの背中の毛が立ち上がる。
カニよ。お前に柿をぶつけてやろうか。
ぞくり、
ぞくり、
と背中に走るものがある。

「うるせぇカニ!」
手に取った柿を思い切りぶつけてやった。
思い切りだ。
怒りをこめた。
哀しみもこめた。

カニの体は柿と地面に挟まれていた。完全につぶれていた。
カニの体がモゾモゾと動た。
つぶれたカニの体から、コガニが生まれていた。
「サル……」
うわ言のようにサルを探している。
「わかったぞ、サル……」
コガニは言った。
「わかったぞ、サル。お前とやってやるよ。今度は俺がお前を潰す番だ。いいか、逃げるなよ。逃げるんじゃないぞ。サル……サル……」
うわごとのように呟き続けるコガニであった。

801 :水先案名無い人:2005/08/12(金) 12:20:48 ID:VbcPzJ6c0
梶原カニワロス

802 :水先案名無い人:2005/08/12(金) 16:21:58 ID:nnvWhAxL0
 ノックをする。
 返事がない。
 ふふん、なんだ勉強でもしていやがるのか。
 なに、構う事はない。ドアを開ける。
「ほら、ごはんだぜ。あんたの好きなどんぶり物さ。見てくれよ。」
 ホカホカと湯気を上げる、カツ丼である。
 うまそうだ、いかにも精のつきそうな、夕めしだ。
 しかし、
「出てけ!いらねえって言ってんだろ!」
 なにを。
 なにを言うのか?
 このカツ丼をだ。
 いならい、だと?
「メシは3日に一回って言っただろ、憶えとけよこのクソがっ!」
 ほぅ。
 そうかい。
 そんなことを言うのかい。
 この妹の手料理を前にして、そんなことを言うのかい。
「おぅ、そんなこと言うがな。ダメだろう?
 体調をくずしたらよぅ、受験もなにも無いだろうがよぉ?」
 ほら、こんなに旨そうなんだぜ。
 カツ丼を机に置く。
 だが、
 その刹那
 ガチャン
 カツ丼が、割れた。
 いや、割れたのは丼だが、
 カツ丼自体が割れたかのような、
 そんな壊れ方であった。

803 :水先案名無い人:2005/08/12(金) 16:22:46 ID:nnvWhAxL0
「メシ食ってる間にも、みんな勉強してんだ差つけられちまうんだよ、わかったか!」
 そんな理由でよ、俺のカツ丼を壊しやがったのか。 
 なんという男であろう。
 自分の計画性の無さを棚に上げ、食べ物を粗末にするとは。
 こんな男が、あの赤門をくぐろうというのか。
 胸に、なにかわからぬものがこみ上げてきた。
「そんな事いわれたらよう、俺もハッキリと言っちまわなくちゃぁならねぇぜ?
 アンタにはよぅ、東大はせったいムリだ。
 ムリ、
 ムリ、
 ムリ、
 ムリ、
 かたむつり、ってもんだ!」
 ゆらり。
 温度が下がる。
 体温が下がる。
 空気が変わった。
「なあ、なぜってよアンタの偏差値は2だぜ。
 それが、東大なんてムリってもんだ。」
「だからメシ食う時間も惜しんで勉強してんだ!
 ケツばっかでかくなりやがって、ほらとっとと出てけよ!」
 バッ、と。
 スカートがめくられた。
 生成りの白いパンツが露になる。
 いいねぇ。
 嫌いじゃぁないぜ、そういうの。
 ワクワクするじゃねぇか。
 まったく、性欲だけは東大並じゃねぇかよ。

 
 たまらぬダメな兄であった。

804 :水先案名無い人:2005/08/12(金) 16:36:29 ID:UjMignhX0
>>803
いいねぇ、いいねぇ―――
俺はこういうの好きだぜ。

805 :水先案名無い人:2005/08/12(金) 16:53:25 ID:IriTm8fE0
>>803
ワロタwwww

元ネタわからない人はここの真ん中あたりをどうぞ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~shinotan/sonAAH.htm

806 :水先案名無い人:2005/08/13(土) 05:31:36 ID:40eyAFuW0
最近クオリティ高いな。

807 :水先案名無い人:2005/08/13(土) 08:53:44 ID:M6EGniQy0
「何?もう一度言ってみてくれねぇか」
妃は鏡に問いかける。
「これは、おいらの耳が遠くなっちまったのかい。それともおめぇは、俺より美しいやつがいるといっているのかい」
「いってます」
「こりゃあ、面白いねぇ……」
妃の目がすぅっと細められる。
妃と鏡の間に凄まじい緊張感が満ちた。
空間が捻じ曲がるような緊張感であった。
「ここでは、貴方が一番美しい―――」
鏡は呟くように言葉を洩らす。
「しかし、白雪姫は貴方の千倍は美しいのですよ」
もう一度鏡は言った。
「ほう……」
妃は半眼になった目で鏡を見つめている。
静かに、そして、ゆるゆると無の時がその部屋に過ぎていく。
たまらぬ沈黙であった。

「こりゃ、おめぇよ……」
沈黙を破ったのは妃の言葉であった。
「おいらが、ぶちのめすしかねぇか」
「白雪姫をぶちのめすことができるのですか?」
「おや、おめぇよぉ、そりゃおいらがまるで白雪姫に負けちまうって言ってるみたいだぜ」
「そうはいいません」
鏡は静かに応えた。
「まあいいさ―――」
妃はその唇に笑みを張りつかせたまま言葉を続ける。
「ややこしいことはねぇ。白雪姫をぶちのめせばいいんだよ。そうすりゃ、おいらが国一番ってこったな」
妃は右の拳を持ち上げる。
丸い拳であった。
ころりとした、丸々とした拳であった。

808 :水先案名無い人:2005/08/13(土) 18:54:43 ID:GPdVSxTMO
その口調だと、鏡は女と見紛う程の美形(但し強い)になる罠

809 :水先案名無い人:2005/08/13(土) 19:57:58 ID:M6EGniQy0
「さて、君にひとつ教えておきたいことがある」
「何でしょう」
「夢枕獏の文体だよ」
男は無造作に言い放った。
「夢枕獏の文体?」
「そうさ、夢枕獏の文体だよ」
「―――」
「いいかい、まずは"たまらぬ○○○であった"だな」
「ほう―――」
「ま、"たまらぬ○○○であった"身だしなみだからな」
「それから、笑うときは口の端を吊り上げるんだよ。"にぃっ"ってな」
「笑みを張り付けるのも悪くない」
「目は、すぅっ細めるのが基本っていやぁ基本だ」
「なるほど」
「後は、肉の内に高圧が生じてもいいし、狂いそうになってもいい」
「上げる叫びは、"けひぃぃぃ"が基本ってことになっている」
「そう叫ぶのですか―――」
「慣れれば、"あひゃらららら"でも構わんがね」
「それからな―――」
「思ったことは、胸の内からしぼりだすんだよ」
「呼気を吐くように呟くのもいい」
「攻撃するときは、常に真ん中だ。左右にも、上下にも避けられない真ん中だ」
「それを生涯最高のタイミングで繰り出すのが秘訣だな」
「ふふん、分けのわからねぇ顔してるな。いいんだよ、今は分からなくても、獏を読んでみりゃ分かる」


810 :水先案名無い人:2005/08/13(土) 22:09:02 ID:RbNK1iCA0
>>809
テンプレにふさわしいのが来たよ

811 :水先案名無い人:2005/08/13(土) 23:09:30 ID:SkziiPsD0
>「それを生涯最高のタイミングで繰り出すのが秘訣だな」

「おい、おまえよう、それをだしちまったらよう。どうなるかわかってるかい?」

「どうなるのです?」

「まけちまうんだよ、。あっさりとよ。」

812 :水先案名無い人:2005/08/14(日) 03:25:54 ID:rei9/4Lj0
「あなたは信じられるかしら」
「なにをさ」
「“けひぃぃぃ”とか、“あひゃらららら”とか言わない夢枕獏も居るってことをよ」
女が言った。
「面白いことを言うじゃないか。じゃあさ、なんて叫ぶんだい」
「“るあ〜〜〜〜るあ〜〜〜〜”よ」
「なんだってっ?!」
「ゆあっ! ゆうっ! なんてのもあるわねえ……」
「む、む、む」
「じゃあ、俺が今まで叫んできた“ひぃぃぃ”や“しゃっ”なんて……」
「そんなもの、獏にとっちゃ挨拶みたいなものね」
何も言えなかった。
「それにねえ――、それすらも言わない夢枕獏も居るのよ」
がつん、
と、
頭に拳を受けたような衝撃が、男を襲った。
「もちろん、筋肉がぎちぎちと音をたてたり、気配でちょいなと腹に蹴りを入れたり、殺気を持ってぶつかり合う空気に、身体が反応するなんてこともないわ」
「それはさ、獏じゃないよ。誰かと見間違えたのさ」
「いいえ、夢枕獏よ。その証拠に、どのお話にも、蜩(ひぐらし)や、轍を造って走る車や、咲き乱れる金木犀や桜が出てくるわ」
松尾象山や、九十九乱蔵みたいな喋り方をする男は出てこないけれどね――
女の唇が、そう告げた。

迫力がねえよ。
迫力がねえよう。
そんなもの、獏じゃねえよう。

何時の間にか、大粒の涙が胸の内から込み上げていた。

あひゃらららら――

そう叫び出したかった。

813 :水先案名無い人:2005/08/14(日) 14:02:33 ID:IrsC+6+VO
》812
うん。
そうだよ。

814 :水先案名無い人:2005/08/14(日) 19:41:08 ID:rei9/4Lj0
>>813

つ【半獣神】

815 :水先案名無い人:2005/08/14(日) 20:04:59 ID:eATTZKie0
>>813の意味が分かった>>814には感動を覚えた。

816 :水先案名無い人:2005/08/15(月) 01:16:13 ID:k0DFiuWf0
>815
おめえ、よ、IDが
「ぇあっ!」
「きえっ!」
になってるぜ―――

817 :水先案名無い人:2005/08/15(月) 11:12:07 ID:pVJ6LC500
お、おめえも、
「ふひゅう」
になって


たまらぬ。
たまらぬ惜しさであった。

818 :水先案名無い人:2005/08/16(火) 00:19:50 ID:F6Rkxtk10
よき獏だなぁ

こんなよき獏が多い夜は博雅の吹く笛がききたいものだなぁ

819 :水先案名無い人:2005/08/16(火) 00:30:14 ID:pxjNaTIu0
うちの小学生のせがれのよぅ…リコーダーじゃだめかい―――?


820 :水先案名無い人:2005/08/16(火) 00:40:25 ID:Wa7QJIqJO
漫画の陰陽師がまるっきり理解不能な件について

821 :水先案名無い人:2005/08/16(火) 22:35:26 ID:lp2ge3l+0
―――エキセントリックだ。
実に、エキセントリックだ。
エキセントリックな、少年ボウイであった。

君は考えたことがあるだろうか。
何故、と。
何故に今日この時間、地球と言う名の青い惑星が平和で居られるのかと。
答えは、明白である。
エキセントリック少年ボウイ――
彼が、居るからだ。
彼は、速い。
速い。
速すぎる。
エキセントリック号――
そう言う名の、あまりに速すぎる愛機に腰を降ろしていた。
装備も、充実だ。
こいつはたまらない。
仕置きの手段も、たっぷりと用意してある。
見てみろ―――

「Oh!myボール」

たまらないじゃあないか。

822 :水先案名無い人:2005/08/16(火) 22:37:37 ID:lp2ge3l+0
彼には、仲間も多い。
呼べば答える――
そういう、仲間だ。
もっとも、それは俗に「腐れ縁」なんて呼ばれるような――
少々ばかり爛れた、そんな関係でもあるようだが。
人畜無害な奴らだ。
少々血の気は多いが、なに、危害を加えるようなことはあるまい。
ほら、呼んでみるがいい。

「犬ドッグ」
「ふひゅう」

「鳥バード」
「きえっ」

「エテモンキー」
「けひぃぃっ」

「さあ、行こうじゃあねぇかい―――」

羨ましい事に、彼には屋根を同じくする女もいる。
羨ましい事だが、残念ながら、あまり羨ましがれるような関係ではない。
なんと言ってもその女は、少年の父の――
二号、だからだ。
そりゃあ、関係もいびつになるというものだろうよ。
いまはフリー。
どこか、ワケがあるようだ。
だからといって少年は、それを聞いたりはしない。
そういうものだ。

「勿論だよぅ」

823 :水先案名無い人:2005/08/16(火) 22:39:49 ID:lp2ge3l+0
仲間、と呼ぶには少しばかり躊躇われる奴も居る。
何しろ。
何しろ、敵か味方か解ったものじゃあないのだ。
彼の名前は、カウボーイ―――
そう、呼ばれている。

「敵かなぁ。それとも、味方かね?」

そんな少年にも、ほんのちょっとした事から寂寥にかられることがある。
今が丁度―――そのときのようだ。

「親父よぅ――アンタの顔は、俺ぁ二度と見たくねぇなあ」

地球よ。
頑張れ。
頑張れ。
地球よ。
俺は―――限界だ。
食らわせろ。
食らわせてしまえ。
謎だ。
謎の小袋だ。
八十個だ。
中身?
俺だってそんなこと、知りゃしない。

―――エキセントリックだ。
実に、エキセントリックだ。
エキセントリックな、少年ボウイであった。

824 :水先案名無い人:2005/08/16(火) 22:46:12 ID:rgWik9pP0
>>「犬ドッグ」
>>「ふひゅう」

>>「鳥バード」
>>「きえっ」

>>「エテモンキー」
>>「けひぃぃっ」

バクワロス

825 :水先案名無い人:2005/08/16(火) 23:33:49 ID:bmBDAvb60
たまらない。
たまらないねぇ。
ああ――たまらねぇ。

エキセントリック少年ボウイ――懐かしくって涙が出てくるじゃねぇか。

826 :水先案名無い人:2005/08/17(水) 00:23:08 ID:cJ6U+ZfdO
×カウボーイ
○カーボーイ

827 :水先案名無い人:2005/08/17(水) 11:23:40 ID:jRHolKLM0
例:「犬ははたして哺乳類か」という議論をしている場合、あなたが
「犬は哺乳類としての条件を満たしている」と言ったのに対して松尾象山が…

 1:すぅっと目を細め、事実に対して仮定を持ち出す
  「卵だよぉ。犬は子供を産むってのはいいさ。けどよ、卵を生む犬がいたらおめぇさんどうするね?」

 2:ころりとした丸い拳を持ち上げ、ごくまれな反例をとりあげる
  「ふふん、尻尾が2本ある犬がいねぇとは言わさねぇぜ」

 3:伝法な口調で、自分に有利な将来像を予想する
  「いいかい、こりゃ夢だぜ。何年か後、犬にだって羽が生えるかもしれねぇ」

 4:太い唇に太い笑みを浮かべ、主観で決め付ける
  「犬が哺乳類になんだってな。犬が女のように股を濡らして望んでいるっていうのかい?」

 5:太い視線で真正面から見つめ、資料を示さず自論が支持されていると思わせる
  「世界って言葉で言ってもいい。そこじゃ、犬は哺乳類とは見られてねぇんだよ」

 6:呼気を吐くようにつぶやき、一見関係ありそうで関係ない話を始める
  「ところでよ―――カモノハシが卵を産むってのは知っているかい?」

 7:太い態度で、陰謀であると力説する
  「陰謀だぜえそりゃ。犬を哺乳類と認めると都合のいい連中がいるのだろうさ」


828 :水先案名無い人:2005/08/17(水) 11:25:04 ID:jRHolKLM0
 8:金木犀の香りが夜気に流れ出し、知能障害を起こす
  「おいらが、犬に負けるっていうのかい?この松尾象山が」

 9:唇に笑みを張りつかせたまま、自分の見解を述べずに人格批判をする
  「犬が哺乳類なんて言ってはいけないよ。言っていいのはこの松尾象山に勝ったときだけだ」

 10:肉の内に生じた圧力に耐え切れず、ありえない解決策を図る
  「話がややこしくなっていけねぇや。犬が卵を産めるようになればいいんだろう?」

 11:空間が歪むような緊張感の中でレッテル貼りをする
  「犬が哺乳類だなんて、おめぇさんこの松尾造山に勝つ気でいるのかい?」   

 12:一気に間合いを詰め、決着した話を経緯を無視して蒸し返す
  「ところで、一つ頼みがあるんだがよ。犬がどうやったら哺乳類の条件を満たすのかが見たいんだ」

 13:熱をはらんだ呼気とともに、勝利宣言をする
  「おいおい、犬が哺乳類だという論は、おいらがぶちのめしたんだよぉ」

 14:太い顔で覗き込むように見つめ、細かい部分のミスを指摘し相手を無知と認識させる
  「まあ、犬といっても大型犬から小型犬までいるだろうよ。噛まれてみりゃ分かる」

 15:太い唇を笑みの形に吊り上げながら、新しい概念が全て正しいのだとミスリードする
  「これから生物学は変わるぜぇ。ま、犬が哺乳類ではないと認められればだがな。認められなきゃそれまでってことだ」

 16:有無を言わさず真正面から正拳が吹っ飛んでくる。左右、上下どちらにも避けられない
  「ふひゅうっ!」

829 :水先案名無い人:2005/08/17(水) 12:32:30 ID:p+oaxiYB0
>827-828松尾象山テラワロス

830 :水先案名無い人:2005/08/17(水) 16:34:00 ID:fkkhZjAO0
> 16:有無を言わさず真正面から正拳が吹っ飛んでくる。左右、上下どちらにも避けられない

たまらぬ、不意打ちであった。

831 :水先案名無い人:2005/08/17(水) 16:41:16 ID:lSwdZCV40
>  「話がややこしくなっていけねぇや。犬が卵を産めるようになればいいんだろう?」

象山、頭悪いにもほどがあるwww
言いそうで怖い。テラワロスwww

832 :水先案名無い人:2005/08/17(水) 17:18:23 ID:IcY/Jj3Y0
>「おいらが、犬に負けるっていうのかい?この松尾象山が」
お前は何をいtt(ry

833 :水先案名無い人:2005/08/17(水) 18:48:17 ID:7PRE9Pua0
>827-828 を力王山に改変しようとして
挫折した俺がきましたよ

834 :水先案名無い人:2005/08/17(水) 21:16:12 ID:xKePIntb0
>>827
糞ワロタ
次は毒島で頼むww



835 :水先案名無い人:2005/08/17(水) 21:56:29 ID:7PRE9Pua0
http://bakubuntai.michikusa.jp/index.html

一応、形だけ作ってみた。
まだ、形だけである。

ホームページにうるさい方の眼から見れば、許せないようなぽかもありましょうが
この馬鹿ここはこうなんだよ、と教えていただければ、
夢枕爆破どんどんそこをなおしてうまくなってゆく覚悟でおりますので、
どうかそのあたりのところは厳しくとりしまって下さい。

836 :水先案名無い人:2005/08/17(水) 22:05:09 ID:sZqnGW180
>>835
たまらぬテンプレであった

837 :水先案名無い人:2005/08/17(水) 23:42:27 ID:kMokWeFt0
>>835
ふひゅうっ!

838 :水先案名無い人:2005/08/17(水) 23:46:24 ID:cpT5kUrX0
>>835は、良い漢だな。

839 :水先案名無い人:2005/08/17(水) 23:55:07 ID:9prOulB00
>>835
まずは分類というところか……
元ネタが何であるのか、それを分類していく作業をせねばなるまいよ。


840 :水先案名無い人:2005/08/17(水) 23:57:03 ID:d0y5DP9r0
なんと―――。
このスレは、800という膨大な数のレスを経ても、なおもみずみずしさを失っていないのである。
すごい。
すごい。
もう、新しいネタなど出てこない―――。
そう思うたびに、>>827-828のような、奇跡のようなネタが、ひょいと書き込まれるのである。
まったく、なんということか。
このようなスレが、まだ、2ちゃんねるにはあるのである。

このスレは、まだ先へ行く。
このスレは、まだまだ、旅の途中なのである。
もう、何度も書いていることなのだが、このスレと一生付き合うという覚悟を、ぼくは決めている。
問題は、ぼくの寿命と、スレの寿命―――すなわち、dat落ちまでの時間なのであるが、これはもう、ぼくにはどうしようもない。
ただ書く。
ただ書く。
これだけが、ぼくにできることだ。

さて、いささか照れもなくはないのだが、久しぶりにこの台詞をぶっ書こうと思う。
このスレは、絶対に面白い。

841 :水先案名無い人:2005/08/18(木) 03:39:43 ID:WH3RPLwe0
>>835
やるじゃねえか、おめえ、よ――

842 :水先案名無い人:2005/08/18(木) 04:20:48 ID:BgJCcJVx0
「ぬう──」
>>835を見て、俺は思わずうめいていた。
まさか、このような小奇麗なまとめサイトとは。
CSSなどというものが、使われているではないか。
普通、まとめサイトといえば、タグ直打ちのぞんざいなものばかりである。
背景は真っ白である場合ですら少なくない。
それを、このような飾りつけで彩るとは──
しかも、外見だけ作って、中身はスレのミラーだけなのである。
果たして、やる気があるのかないのか。
それが分からない。
分からないが、何か気合のようなものも感じられるのである。
このまとめサイト──あなどるべきではない。
本能が、そう告げていた。

843 :水先案名無い人:2005/08/18(木) 14:47:11 ID:0KdTyPJm0
>835さんよう、
元ネタ分類するならよう、
よく覚えておいてくれ。

>192
は"グレイトフルデイズ"じゃなくて"I ♥ HIP HOP"だぜい。

>193も>350も間違っていやがる。

844 :水先案名無い人:2005/08/18(木) 20:21:08 ID:+SjbVrY/0
ttp://www.geocities.jp/matome_wwwww/index.html

ここの一部に見事なまでな
夢枕獏が居ることについて

845 :水先案名無い人:2005/08/18(木) 20:58:25 ID:XxeWGfMY0
>>843
―――何だ、
こいつは一体何を言っている?
馬鹿。
グレイトフルデイズであっている。

846 :水先案名無い人:2005/08/18(木) 21:23:02 ID:dmN2zIp90
グレイトフルデッド(偉大なる死)である。

―――兄貴!
やっぱ兄貴はすげぇや!

847 :843:2005/08/19(金) 00:37:02 ID:+qPmonx90
>845

すまんなあ。
素で間違えてたよ。
おきゃああああああ。

848 :水先案名無い人:2005/08/20(土) 02:23:22 ID:YwXbgaeM0
なんと―――――。
>>835の作ったサイト。これは実に、良い。
温故知新――――という言葉がある。
古きを尋ね、新きを知ると言う意味だ。
まさにそれだ。

849 :水先案名無い人:2005/08/20(土) 22:52:29 ID:+gfxSmB10
おれが獏さんの小説で一番印象に残っている言い回し。
それは――

「どうとは?」

850 :水先案名無い人:2005/08/21(日) 00:48:18 ID:mkYYqiK+0
>>835
だが。
だがよう。
男はしばし迷った。
だが、既に口から出てしまっていたのだ。

おめぇも獏の文体である必要があるんじゃねえのか。

851 :水先案名無い人:2005/08/21(日) 10:35:19 ID:pmoWmoBv0
age

852 :水先案名無い人:2005/08/21(日) 13:35:00 ID:ZOWPoVMK0
結局、こいつくらいの小説なんぞ誰でも書けるって事だね。

853 :水先案名無い人:2005/08/21(日) 13:42:01 ID:sTyhcbpF0
>>852
お前には、無理だろうがなあ。
それとも、できるってんならよう、ひとつ見せてもらおうじゃねえか、え?
おいらがむしゃぶりつきたくなるような、濃いヤツをよう。

854 :水先案名無い人:2005/08/21(日) 14:01:01 ID:GiY7V9640
ふぅ、ん。
こいつが―――釣り、ってぇ奴かい?
実際に見たのは、初めてだなぁ―――よぅ。
ひとつ、釣られてみようか?

855 :水先案名無い人:2005/08/21(日) 17:40:55 ID:JTAmgO0r0
「姫川よう――」
すうっと目を細め象山が呟く。
「そろそろ、よ。頃合じゃねえのかい?」
「何の事です。」
「時期と言ってもいい――もうここら辺でよう、こう、な。」
象山の瞳が潤んでいる。
上気した、その頬の赤らみさえもが太かった。
「ですから、何の時期ですか、と聞いているのですよ。」
「おいおい。おめえにまでそんな事を言われちまったらよう。泣いちまうぜおいら――」
赤い唇に切れるような笑みを浮かべ、姫川は更に続ける。
「そんな事を言われても困ってしまいますよ私は。どうして欲しいのか、はっきりと仰って下さらないと。」
「酷な事を言うねえ。このおいらにそんな恥ずかしい事を言えって言うのかい?」
「おや、恥ずかしい事をして欲しかったのですか?」
「よせやいよせやい。こんな所を伊達なんぞに見られちまったらよ、おいらこれからどんな面で町を歩きゃあいいんだい、え?」
「フフ、仕様の無いお人だ――ふしゅつ!」
間合いを詰めた。
ころりとした尻丘をむんずと掴む。
象山の野太い尻穴が物欲しそうにひくついている。
どうしたい。おいらは早く一杯にして欲しくってこんな風になっちまっているんだぜ――
尻穴が語りかけてきているかのようであった。
「可愛いお人だ――」
ぬぶり。
「ぬわわわっ!」
ペニスではない。
指である。
「あひゃらららららら!」
金木犀の香りが館長室に溢れ出す。まだ夜は、これからである――


856 :水先案名無い人:2005/08/21(日) 19:16:37 ID:dSBEpewVO
>>855
ははぁ、おいらを笑い死にさせようって腹だな!?
そうはいかねぇよう、そう簡単にはな。

857 :水先案名無い人:2005/08/22(月) 02:37:14 ID:sW8qHpq70
>>809がテンプレでいいのかい?

858 :水先案名無い人:2005/08/22(月) 02:42:23 ID:sW8qHpq70
>>26は「ちんちんシュッ!!シュッ!!シュッ!!」のコピペではないのか

859 :水先案名無い人:2005/08/22(月) 04:31:31 ID:1Z5WyeX10
>>809
やだ。

860 :水先案名無い人:2005/08/22(月) 09:08:13 ID:vth8kEsz0
>>857
いいんじゃねえかい?
いや、待て!・・・809も何かのネタ、って事はないのかねぇ?

861 :水先案名無い人:2005/08/22(月) 11:29:15 ID:Bs5b0PUd0
>>860
「それはないな──」
作った本人は静かに書き込んだ。
「やっつけで作ったネタだ。テンプレには、もう一つというところだろうさ」
胸の奥にある思いをぽろりと書き込む。
「俺は、むしろ145のAAがいいとおもうがねぇ……」


862 :水先案名無い人:2005/08/22(月) 12:28:58 ID:N/W9KezD0
両方・・・
両方テンプレにすればよい。

863 :水先案名無い人:2005/08/22(月) 19:13:36 ID:X820x14iO
テンプレを考えてるってことは──
次スレもちゃぁんと、できるって事かい?
たまらぬなぁ

864 :水先案名無い人:2005/08/22(月) 19:32:41 ID:Bs5b0PUd0
巨大な時計であった。
身長2メートル9センチ。体重145kg。
しかも古い。
どのくらいの古さなのか──
50年以上はゆうに経っているであろう。
しかし、100年なのか200年なのか、その見当はつかなかった。
「大きな時計ですね」
ほろりと言葉がもれる。

「ふふん、大きいかよ……」
男は唇の端を吊り上げたまま言葉を続けた。
「まあ、時を刻まぬ時計は、ただのガラクタであろうさ── 」
自嘲を含んだ笑みであった。
「それは我が祖父が生まれたときに、こうて来たものよ」
「100年間動いてきたのだがな」
「ぬぅ」
100年である。
男はさらりととてつもない年数を口にした。
「100年──ですか……」
「うむ。100年さ」
「動かぬ時計は役には立たぬ。人の理であろうなぁ」
男は遠くを見つめるような眼差しで、呟くのであった。


865 :水先案名無い人:2005/08/22(月) 22:06:03 ID:8FW0U95E0
「いいだろう、今度は木っ端微塵にしてやる――あの地球人のように」
あの、地球人のように。


か。
とか。
ことか。
のことか。
ンのことか。
リンのことか。
リリンのことか。
クリリンのことか。

「クリリンのことかああああああっ!」

866 :水先案名無い人:2005/08/22(月) 22:10:55 ID:Sj+3wRH30
>>865
ふふん。
そういう使い方もあるかよ。

867 :水先案名無い人:2005/08/23(火) 08:07:29 ID:3pTuJroi0
男は自転車のペダルを漕いでいる。
明け方である。
自転車には二人乗っていた。
錆び付いた車輪は悲鳴を上げている。
行き先は駅――

背中から大きな力が伝わってくる。
寄りかかる温もりに他ならない。
線路沿いの上り坂に差し掛かったときだ。
「あともう少しだ」 
後ろに乗った男が楽しそうな声で話しかける。

町はとても静か過ぎる。
と――
ふいに小さくこぼす。
「世界中に二人だけのようだな――」
同時に言葉を失くす。
坂を上りきった時の朝焼けはあまりに綺麗過ぎた。

「おめぇあの時笑ったろう?」
「!?」
「おいらの後ろ側でよう」
男は振り返っていなかった。
その目には涙が浮かんでいたのだ。


868 :水先案名無い人:2005/08/23(火) 08:09:02 ID:3pTuJroi0
遠い町だ。
券売機で一番端の切符。
一番高い切符で行く町はあまりに遠い。
そんな町を自分が知る由もない。
しかし入場券は一番安い。
男はすぐに使うのに大事にしまった。

紐が大きい
チャックが大きい
サイドポケットが大きい
ロゴまで大きかった。
おととい買った大きな鞄であった。

改札に鞄を引っ掛けて通れずに男を見る。
目は合わせられない――
鞄の紐は頑なに引っかかっている。
男の手がそれを外した。

ホームにベルが鳴り響く。
これが最後か――
一人のためだけにドアが開く。
たった一歩
しかし何万歩より距離のある一歩だった。
その一歩踏み出す。

「約束だ――必ずいつの日かまた会おう」
応えられなかった。
俯いたまま拳を振るしかなかった。


869 :水先案名無い人:2005/08/23(火) 08:11:20 ID:3pTuJroi0
「間違いねぇ――あん時おめぇは……」

線路沿いの下り坂を自転車が下って行く。
それだけなら分かる。
風よりも早くだ――
ありえない。
ありえない早さで飛ばしていく。
電車に追いつけと。
錆び付いた車輪は悲鳴を上げている。
自転車は電車に近づく。
すうっ、
と電車に並んだ瞬間、電車は加速しゆっくり離されていった。

「おめぇあの時泣いてたろう?」
「!?」 
「声が震えてたぜ――」
ドアの向こう側。
顔を見なくてもわかっていた。
「約束だ――必ずいつの日かまた会おう」
離れていく。
見えるようにただ大きく拳を振った。

町は賑わいだした。
しかし――
「世界中に一人だけみたいだよう」
男は小さくこぼした。

自転車は残された男を運ぶ。
錆び付いた車輪は悲鳴を上げている。
微かな温もりが男をさらに悲壮感を漂わせていた。

たまらぬ車輪の唄であった。

870 :水先案名無い人:2005/08/23(火) 14:14:56 ID:taIymwK60
  / | ハ    \ ////    ヽ
! l |l、、\     ` 丶 、'´_ 、     、
! l ‖\、 \_     _ /, -`ヽ    }
、 l ‖_ >:=‐  ̄ ̄「 l| l    } 、  ヽ           断れば、次ぎからお仕事がもらえないのさ。
ヽ 、i`─ '´ ___   | ll ⌒; j  、   ヽ
 \ヽ r,ニ、‐‐'‐'    l ll   '_ノ   、    ヽ         受け入れるしかねえんだよう。
   ` \"\):、    | l|  `、 ヽ  、   ヽ
      ヽ  ゞ'^     ! ll   `、 ヽ  、    ヽ      なあに、おいらがちょっと嫌な思いをすればいいだけさ……。
     丿        | l|     \ ヽ、 、   ヽ
     丶、_        | l|/lヽ   `>=‐- ミヽ   `、
          `ー<_  | l| | ハ  /´     `ヽ   、
             `´| l| | l / 〃        `、  、
               | l| | l' 〃             、  、
               l l| |イ 7            l   l
                | l| |「リ                l   l
                 | l| ||/                |   |


871 :水先案名無い人:2005/08/23(火) 14:32:25 ID:Ge3aPlP00
男は匣を持つてゐる。
大層大事さうに膝に乗せてゐる。
時折厘に話しかけたりする。
眠い目を擦り、いつたい何が入つてゐるのか見極めようとするが、
壼か花瓶でも入つてゐるのか。
何とも手頃な善い厘である。
男は時折笑つたりもする。
如何にも眠かつた。
「ほう」
匣の中から聲がした。
鈴でも轄がすやうな女の聲だつた。
「聴こえましたか」
男が云つた。蓄音機の剛吠から出るやうな聲だ。
うんとも否とも答へなかつた。夢の績きが浮かんだからだ。
「誰にも云はないでくださいまし」
男はさう云ふと匣の蓋を持ち上げ、こちらに向けて中を見せた。
匣の中には縞麗な娘がぴつたり入つてゐた。
日本人形のやうな顔だ。
勿論善く出來た人形に違ひない。
人形の胸から上だけが匣に入つてゐるのだらう。
何ともあどけない顔なので、つい微笑んでしまつた。
それを見ると匣の娘もにつこり笑つて、
「あひゃららららら!!」
と――言った。
魂そのものが震えるような、太い叫びだった。
ああ―――こいつは、生きていやがるんだなぁ。

なんだか、ひどく、羨ましくなってきたじゃねぇか―――

872 :水先案名無い人:2005/08/23(火) 14:40:37 ID:kzixzj3Z0
「この世の中によう、不思議なことなんかなんもありゃしねえのよ……。」

873 :水先案名無い人:2005/08/23(火) 21:23:38 ID:3cq7ScB/0
>>867-869
車輪の唄テラスゴス

874 :水先案名無い人:2005/08/23(火) 23:01:08 ID:NTELlF1M0
はっきり言って、俺は王子様である。その上、美男子である。
王子様だから脚が長い。王子様だからケンカが強い。王子様だからあそこがでかい。
国中の女は、みんな股を濡らして舞踏会に出てくる。
その俺が、白馬にのっているわけだ。
白馬だ。
醜男が勘違いして乗っていい代物ではない。
王子様だけが乗って許されるものだ。

その俺が今いるのは、森中の細道である。
なにやら、こきたねぇ小人のじじいが泣いてやがる。
数えてみたら、七人もいやがる。
不細工な小人のじじいなぞ本来であれば、俺が声をかけるような相手ではないのだ。
今回は特別だ。俺はこきたねぇ小人のじじいたちが集まっている真ん中にあるものに目を止めていた。
ガラスで覆われたベットのようなものである。
そこには、たまらく白い肌。燐光を放つような漆黒の髪の女が寝ていた。
ぽってりとした唇は血のように真っ赤だ。
いい女だ。
この女の唇が俺のあそこを咥えている光景を想像したとたん、たちまち股間がこわばってきやがった。
「おい、なんでこの女はこんなところで寝てるんだ?」
俺はこきたねぇ小人のじじいに訊いた。


875 :水先案名無い人:2005/08/23(火) 23:02:12 ID:NTELlF1M0
けくけくけく―――と、笑っているんだか泣いてるんだか分からぬ表情で小人の一人が応える。
「ほぉ、おまえさんこれが生きて見えるかね。悪い魔女に殺されちまったんだがな……」
嘘だな。嘘にきまっている。
女を俺に奪われないように嘘を言っているのだ。
こいつらは、この女とやってるに決まっている。
永久にもてることのない不細工な小人のじじいは、寝ている女にいたずらをしようとしたに違いないのだ。
その臭い、みじかい、包茎で、おまけに早漏のナニを突っ込こもうとしていたに違いないのだ。
このままでは、女の処女膜に、7つの小さな穴が空いてしまうのだ。

俺はふわりと白馬から降りる。
間違っても醜男が真似していいしぐさではない。
ハンサムな王子様にだけ許されたしぐさである。
半端な男が真似すれば失笑もののしぐさである。
「おう、この女、俺が城につれて帰るぜ」
もう、俺の頭の中では、城に帰って、この女と朝まで何回やれるかという数字がちらつきだしてていた。


876 :水先案名無い人:2005/08/23(火) 23:05:55 ID:04G4Mi8A0
>>875
毒島獣太キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!

877 :水先案名無い人:2005/08/23(火) 23:17:35 ID:IhfSS/fQ0
叩いた。
叩いた。
ドアを叩いた。
涙で。
俺の涙で濡れた部屋であった。
誰にも。
誰にも会えない顔だというに。
もう。
なんだよう。
どちら様だよう。
「名乗る程――たいした名じゃねえよ。
 だが。
 誰かがこう呼びやがるんだ。
 ”ラフ・メイカー”ってな。
 お前さんに、笑顔を持って来たぜぇ。
 入れてくれ。
 ここは――寒くてたまらぬ」
ラフ・メイカーだと?
ふざけるな――。
そんなものは呼んじゃあいない。
消えろ。
構わず消えろ。
俺に構わず消えろ。
そこに居られちゃあ、泣けねえんだよ。

る。
るら。
るらら るら。

878 :水先案名無い人:2005/08/23(火) 23:18:40 ID:IhfSS/fQ0
殴った。
殴った。
ドアを殴った。
涙で。
俺の涙で、水浸しであった。
あの野郎――まだ居やがったってのか。
言ったはずだ。
消えろ、と。
「おいおい、そんな言葉を言われたのは、
 生まれてこの方、初めてだよう。
 非常に――。
 非常に、哀しくなってきたじゃねえか。
 どうしよう。
 おいらは、哀しくて泣いちまいそうだ」
ラフ・メイカーさんよ。
ふざけるな――。
アンタが泣いてちゃあ。
仕様がないじゃないか。
泣きたいのはよ。
俺の方よ。
こんな男。
呼んだ覚えは、さらさらねえんだ。

る。
るら。
るらら るら。

泣き声が。
二人の男の泣き声が。
遠く。

879 :水先案名無い人:2005/08/23(火) 23:19:49 ID:IhfSS/fQ0
一枚。
二人を。
隔てるのはドア一枚。
背中合わせで。
「おきゃああああっ」
獣のように泣いていた。
「けひぃぃっ」
怪鳥のような、しゃっくりが混じっていた。
膝を抱え。
背中合わせで。
性も、根も、疲れ果てた泣き声であった。
今でも悉皆。
俺を。
笑わせようってのか。
よう。
ラフ・メイカーさんよ。
「それだけが生き甲斐でねえ。
 笑わせられなければ
 帰れぬ」
今ではおめぇを。
部屋の中に、入れてやってもいいんだぜ?
だが。
しかし。
困った――。
ドアが開かぬ。
溜まった涙の、水圧が。
内側から蓋をしているのであった。

880 :水先案名無い人:2005/08/23(火) 23:21:05 ID:IhfSS/fQ0
ちぃっ。
鍵は開けた。
そっちのドアを、押してくれ。
おい。
吽。
寸。
何とか言わねえか
どうしたってんだ?
おい。
真逆。
ラフ・メイカー?
冗談じゃねぇ。
今更――。
俺一人。
俺一人、置いて消えるってのかよう。
信じた瞬間――裏切りやがった。
ラフ・メイカー?
ふざけるな――。
「ふひゅうっ!」
がしゃん。
逆側の窓が割られた。
鉄パイプが。
男の泣き顔が。
ぬうっと。
「アンタに――笑顔を持って来たよう」

881 :水先案名無い人:2005/08/23(火) 23:21:45 ID:IhfSS/fQ0
ら。
らら。
あひゃら らら。

あひゃら らら。

小さな鏡だ。
俺に突き付けて。
「いいねぇ、いいねぇ――」
奴はこう言いやがったのさ。
「お前さんの泣き顔、笑えるねぇ」
ぽかん。
呆気にとられたが。
成る程――笑った。
たまらぬ、阿呆面であった。

882 :水先案名無い人:2005/08/23(火) 23:33:00 ID:iWpvhjtA0
>>881
らふめいかーおつ。
それにしても、やっぱり最後の行のたまらぬはたまらないな。

883 :水先案名無い人:2005/08/23(火) 23:44:18 ID:TkVRkIPP0
ら。
らら。
あひゃら らら。

あひゃら らら。

吹いた。

884 :水先案名無い人:2005/08/24(水) 07:42:03 ID:y1JewRwM0
外国に留学した彼は、文字通り苦学生であった。
金の無い彼は、一人宿を取ることもできぬ。
彼は、現地で仲良くなった同級生のボブ(仮名)と安アパートで暮らしていた。
アルバイトを紹介してくれた、
困った時にはお金も貸してくれた、
ボブは、人柄の良い男であった。
たまらぬ男よな、と思いながら数ヶ月が経っていた。

ある夜、二人で安酒を酌み交わしていたときのことである。

「なあ、日本のクラスメイトの女の子はキレイだったかい?」
「そうですね。ですが、こちらの女の子も十分魅力的ですよ」
「そうかい。おめえもだいぶこの国に慣れてきたみたいじゃねえか。でもよ、もっとキレイな奴がクラスにいるんだ。知りたいかい?」
「教えていただけるんですか」
「それはな、おめえだよ。おめえのことだよ」

薄暗い明かりの中で、ボブの瞳がぎらっと輝きを放った。
か。
ったのか。
だったのか。
同性愛者だったのか。
地面を蹴って逃げ出そうとした、その瞬間に、右足は空中を蹴っていた。
スポーツマンのボブの腕力が、彼を一瞬で捻じ伏せていた。
「おひゃあ――」
肺から、空気をもらしながら、
「待ってください!ボブ、私は実はエイズなのです」
やっと言った。
もちろん口からでまかせであった。
それを聞いたボブは、少しだけ間を置いて言った。

「おいらだって、そうさ」
分厚い唇が、微笑みを留めていた。

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