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【大島渚】日本の夜と霧【60年安保】

1 :この子の名無しのお祝いに:05/03/18 14:18:29 ID:bftpV2fY
昭和35年、松竹大船製作。
60年安保当時の学生運動、左翼運動内部の相克を抉った問題作。
公開後、数日で上映中止。大島渚は激しく抗議後、翌年退社。
創造社を石堂、田村、小山、渡辺、戸浦らと結成。

  スタッフ            キャスト

製作 池田富雄          太田  津川雅彦
監督 大島渚          玲子  桑野みゆき
脚本 大島渚、石堂淑朗  野沢  渡辺文雄
撮影 川又昴          美佐子 小山明子
美術 宇野耕司          坂巻  佐藤慶
音楽 真鍋理一郎      東浦  戸浦六宏
照明 佐藤勇          宅見  速水一郎     
編集 浦岡敬一          高尾  左近充洋
助監 石堂淑朗          中山  吉沢京夫
進行 沼尾釣          宇田川 芥川比呂志        

2 :この子の名無しのお祝いに:05/03/18 15:01:08 ID:zJ7Q1X3Q
津川雅彦が頑張っている頃ですな。

「上映中止の理由はいまだによくわからない。霧の中」と大島渚。

3 :この子の名無しのお祝いに:05/03/18 17:13:37 ID:tAB7wJsm
客が入らなかったので打ち切りだろうw

4 :この子の名無しのお祝いに:05/03/19 17:38:51 ID:e7uCFCkB
今の日共の堕落ぶりを予見した大島渚の先見性は見事だな。
生協しかり、民医連しかり、共同作業所や共同保育所も・・・・。
今こそこの映画が評価されるべきではないか??
そういう意味で45年早すぎた映画といっていい。

5 :この子の名無しのお祝いに:05/03/20 03:08:31 ID:QL1btRan
大島「世界で最初のスターリン主義批判映画」

6 :この子の名無しのお祝いに:05/03/20 06:04:59 ID:dVWPmLK9
面白い映画でしたね。いまだに忘れられない。まあ、もう一度見たいとは
おもわんが。

7 :この子の名無しのお祝いに:05/03/20 10:35:15 ID:1h3+9Yt9
大島渚の立場は劇中の渡辺文雄にいちばん近いのかな?

8 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/21(月) 20:01:22 ID:oDqQdRKs
でも、のちに大島渚御用達映画評論家になる松田政男は
「今頃、日共の内部分裂を描くとは遅れている。」とか思ったそうだ。
当時ブントもあったしね。

9 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 00:08:31 ID:BUnlyNaQ
まあ、それでも作品として世に出すことの方に意味を感じたんでしょうからねえ。

体験で比べると、松田政男の方が遅いんじゃないの?
大島は学生の委員長時代に、共産党の細胞に、
大学との現実的な内容を伴う闘争を潰されたらしいから。

10 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 03:47:26 ID:r0YRlN1k
潰されたというより、例の京大騒乱事件の時に共産党分子に批判されたんじゃなかったっけかな。

11 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 05:51:21 ID:w7QH72t3
>>6
撮影・演出などの力強さだけで観れる映画だが、これは今観てもチンプンカンプンでは?
自分も、正直に言って左翼内部の葛藤などよくわからん。ただ、この映画のせいか、
大島は日共系の山田和夫などにネチネチと悪口を書かれ続けるわけだが。

封切時の併映は吉田喜重の「血は渇いてる」だが、「血は渇いてる」に比べると、残念ながら
鮮度は落ちるね。自分も昨年のBSでの放映が初見だが、シャープな佳作「血は渇いてる」
がそんなに観られていないのが不思議でならない。

ところで今、データを見ていて気づいたんだが、「日本の夜と霧」「血は渇いてる」
の封切が60年の10月9日。増村保造の「偽大学生」(併映は島耕二の「顔」村山三男の
「轢き逃げ族」)が10月8日。
このあたりの同時代的な対決には鬼気迫るものがある。松竹の二本立の強烈さに比
べて、増村さんは併映が弱いので損をしているね。

96年に新宿昭和館で、「太陽の墓場」「日本の夜と霧」「GONIN2」という謎の
3本立があったと記憶する。新宿のおっさんたちを革命に駆り立てようとした?

12 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 11:43:29 ID:BUnlyNaQ
>>11
「日本の夜と霧」はその後上映されなかったわけだが、
「血は渇いてる」の方、二番館三番館でも上映しなかったのかね?
馬鹿だよね、松竹の上層部。あんないい映画を。

13 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 14:01:13 ID:lmjnYRx+
>>12
「日本の夜と霧」は、旧文芸坐(人生坐?)で「安保反対派の愚劣さを知る」(?)とかいう
名目で数年後に再上映され、そこで初めて封印が解けたことで有名。
以来、普通に上映されてきたのではないかな? 言うほど幻じゃなかったよね。
普通にビデオ化・LD化もされていたと記憶。

「血は渇いてる」の冷遇の理由は不明。佳作なのに、たまたま余り上映の機会がなかった映画など山ほ
どあるのでその一本ということか? 大井や文芸坐でも掛かったことはない(少ない)と思う。
95年か96年頃にスタジオamsで掛かったことは覚えている。

CSではやったことがあるのかもしれないが、昨年の劇場での吉田喜重特集やNHK−BSでの
放映で初めて観てビックリした人が多いみたい。ヌーベルバーグ派も、大島以外はそんなに観られ
ていないからな。そもそも観る機会の少なかった作品も多いし。それにしても凄い二本立だ。

14 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 15:42:40 ID:3WOHzl7d
>>13
amsでみた。びっくりした。しかしあそこであのとき観た人って20人くらいしか
居ないんじゃないか。

15 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 17:44:06 ID:Yihii1m5
>>14
「血は渇いてる」は、文春文庫の「日本映画ベスト150」にはもちろん入っていない。
その後に出た「邦洋ベスト150 中・上級編」にも入っていない。
キネマ旬報が95年に出した別冊「日本映画ベスト100」には辛うじて入っていたと記憶するが、
恐らく、挙げたのはほんの数人しかいないと思う。

ついでに、松竹ヌーヴェルバーグ・スレと、主な作品(松竹時代)を年代順に挙げておこう。
◆「松竹ヌーヴェルヴァーグ」とは?◆
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1086687496/l50

16 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 17:45:03 ID:Yihii1m5
1959.11.17「愛と希望の街」(大島渚)
1960.02.02「彼女だけが知っている」(高橋治)04.15「恋の片道切符」(篠田正浩)
   05.27「死者との結婚」(高橋)06.03「青春残酷物語」(大島)07.06「ろくでなし」(吉田喜重)
   08.09「太陽の墓場」(大島)08.30「乾いた湖」(篠田)09.20「悪人志願」(田村孟)
   10.09「日本の夜と霧」(大島)「血は渇いてる」(吉田)11.30「武士道無残」(森川英太郎) 
1961.02.14「甘い夜の果て」(吉田)「非情の男」(高橋)02.19「夕陽に赤い俺の顔」(篠田)
   05.16「わが恋の旅路」(篠田)10.11「三味線とオートバイ」(篠田)
1962.03.11「男の歌」(高橋)03.18「私たちの結婚」(篠田)06.15「秋津温泉」(吉田)
   07.29「山の讃歌 燃ゆる若者たち」(篠田)09.30「涙を、獅子のたて髪に」(篠田)
   12.19「空と海の結婚」(高橋)
1963.04.14「七人の刑事 女を探がせ」(高橋) 09.11「嵐を呼ぶ十八人」(吉田)
1964.03.01「乾いた花」(篠田)07.04「暗殺」(篠田)「日本脱出」(吉田)
1965.02.28「美しさと哀しみと」(篠田)07.10「異聞猿飛佐助」(篠田)

17 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 17:47:18 ID:Yihii1m5
松竹配給の独立プロ作品を除くと、松竹大船(京都)の機構の中で撮られた作品はこれだけになる。

もっとも密度が濃いのが言うまでもなく60年だが、当の大島はこの「日本の夜と霧」で松竹を離
れてしまう。徐々にみな撮影所を離れ(あるいは撮らなくなり)、創造社とその他で
個別の次元で映画界・TV界で葛藤していくことになるわけで、松竹ヌーベルバーグ
という運動は「あった」とも言えるし、無かったとも言える。

未見だが、高橋が撮った「七人の刑事」などは案外に面白かったのではないか?(「七人の
刑事」はTV版の映像がほとんど現存していない。3本だけ作られた映画版は残っている)

18 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 19:40:06 ID:r0YRlN1k
森川の「武士道無残」だけは、松竹京都だよ。
見てないけどね。
いちばん最近で上映されたのはいつなんだろう。
見たことあるという話は、聞いたことない。

19 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 19:59:46 ID:3WOHzl7d
>>16
そう並べてみると篠田が酷いな。漏れがいいと思ったのは「涙を、獅子のたて髪に」だけだ。

20 :17:2005/03/22(火) 22:00:33 ID:Yihii1m5
>>18
「武士道無残」は、90年代に大井でもやっていた。最近はCSでもやっている。ただし自分も
観たことはない。大島さんの作品は割合に観る機会が多いが、松竹ヌーヴェルバーグの全体
像的な特集上映・放映は意外と少なかったと思う。ソフト化されてこなかった作品もある訳だし。

>>19
篠田さんはポリシーがないので(?)多作しているが、独立後の配給作品を除くと、
各人が松竹の枠内で撮った作品は実際はそれほどでもない。繰り返すが、松竹ヌーヴェルバーグは
実態としても「あった」とも言えるし「無かった」とも言える運動なのだろう。

日本の撮影所映画にヌーヴェルバーグがあったとすれば、同時代の他社の監督たち
(大映の増村、日活の中平・蔵原、東宝の恩地・須川、東映の深作・佐藤といったあたり)
まで含める必要があるでしょうね。

そこで、松竹と同時代(1959.11.17〜1965.07.10)の期間に限り、上記の監督たちの作
品をあらためてまとめてみた。長大なリストになってしまったが、予想されたことだ
が増村保造の質量の突出は際立っている。多作即佳作(傑作)という凄まじさ。

21 :17:2005/03/22(火) 22:02:29 ID:Yihii1m5
1959.11.17「愛と希望の街」(大島渚)11.25「われらの時代」(蔵原惟繕)12.01「闇を横切れ」(増村保造)
1960.01.14「女経」(増村・市川崑・吉村公三郎) 02.02「彼女だけが知っている」(高橋治)「山のかなたに」(須川栄三)
  .02.21「『キャンパス110番』より 学生野郎と娘たち」(中平康)03.23「ある脅迫」(蔵原)「からっ風野郎」(増村)
  04.15「恋の片道切符」(篠田正浩)05.27「死者との結婚」(高橋)06.03「青春残酷物語」(大島)
  06.11「地図のない町」(中平)07.06「ろくでなし」(吉田喜重)08.09「太陽の墓場」(大島)
  08.24「足にさわった女」(増村)08.30「乾いた湖」(篠田)09.03「狂熱の季節」(蔵原)
   09.20「悪人志願」(田村孟)10.08「偽大学生」(増村)10.09「日本の夜と霧」(大島)「血は渇いてる」(吉田)
  10.26「あした晴れるか」(中平)11.29「みな殺しの歌より 拳銃よさらば」(須川)
   11.30「武士道無残」(森川英太郎) 
1961.01.27「恋にいのちを」(増村)02.08「若い狼」(恩地日出夫)02.11「破れかぶれ」(蔵原)
   02.14「甘い夜の果て」(吉田)「非情の男」(高橋)02.19「夕陽に赤い俺の顔」(篠田)
  03.21「好色一代男」(増村)05.16「わが恋の旅路」(篠田)06.04「この若さある限り」(蔵原)
  06.09「風来坊探偵 赤い谷の惨劇」(深作欣二)06.17「愛と炎と」(須川)06.23「風来坊探偵 岬を渡る黒い風」(深作)
   07.01「海の勝負師」(蔵原)08.05「ファンキーハットの快男児」(深作)09.10「あいつと私」(中平)
  09.13「ファンキーハットの快男児 2千万円の腕」(深作)10.11「三味線とオートバイ」(篠田)
  10.29「妻は告白する」(増村)11.01「嵐を突っ切るジェット機」(蔵原)11.01「白昼の無頼漢」(深作)
  12.17「うるさい妹たち」(増村)12.24「アラブの嵐」(中平)

22 :17:2005/03/22(火) 22:03:48 ID:Yihii1m5
1962.01.03「メキシコ無宿」(蔵原)02.24「ある大阪の女」(須川)03.04「銀座の恋の物語」(蔵原)
  03.11「男の歌」(高橋)03.14「爛」(増村)03.18「私たちの結婚」(篠田)
  03.28「誇り高き挑戦」(深作)06.15「秋津温泉」(吉田)07.01「黒の試走車」(増村)
  07.07「高校生と女教師 非情の青春」(恩地) 07.08「憎いあンちくしょう」(蔵原)
  07.29「山の讃歌 燃ゆる若者たち」(篠田)08.26「当りや大将」(中平)09.01「僕たちの失敗」(須川)
  09.09「若くて、悪くて、凄いこいつら」(中平)09.30「涙を、獅子のたて髪に」(篠田)「硝子のジョニー 野獣のように見えて」(蔵原)
  11.02「ギャング対Gメン」(深作)11.18「女の一生」(増村)12.01「危いことなら銭になる」(中平)
  12.19「空と海の結婚」(高橋)
1963.01.13「黒の報告書」(増村)02.10「泥だらけの純情」(中平).02.16「素晴らしい悪女」(恩地)
   03.03「何か面白いことないか」(蔵原) 03.31「嘘」(増村・吉村公三郎・衣笠貞之助)
  04.07「俺の背中に陽が当たる」(中平)04.14「七人の刑事 女を探がせ」(高橋)
  06.14「陸軍残虐物語」(佐藤純彌)07.27「ぐれん隊純情派」(増村)07.28「現代っ子」(中平)
  07.31「ギャング同盟」(深作) 09.11「嵐を呼ぶ十八人」(吉田)09.29「太陽は呼んでいる」(須川)
  12.01「続・王将」(佐藤)12.25「光る海」(中平)

23 :17:2005/03/22(火) 22:05:12 ID:Yihii1m5
1964.01.19「現代インチキ物語 騙し屋」(増村)02.08「ジャコ万と鉄」(深作)
   02.15「『女の小箱』より 夫が見た」(増村) 03.01「乾いた花」(篠田)
  03.04「月曜日のユカ」(中平)04.19「猟人日記」(中平)「黒い太陽」(蔵原)
   05.30「君も出世ができる」(須川)07.04「暗殺」(篠田)「日本脱出」(吉田)
   07.25「卍」(増村)08.26「狼と豚と人間」(深作)08.29「砂の上の植物群」(中平)
  09.19「女体」(恩地)09.23「廓育ち」(佐藤)10.21「おんなの渦と淵と流れ」(中平)
  10.31「黒の超特急」(増村)11.22「執炎」(蔵原)
1965 02.03「現代悪党仁義」(中平)02.28「美しさと哀しみと」(篠田)03.13「兵隊やくざ」(増村)
   05.26「夜明けのうた」(蔵原)06.25「清作の妻」(増村) 07.10「異聞猿飛佐助」(篠田)

要するに、このあたりが日本の撮影所映画におけるヌーベルバーグなのではないかな?

24 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 22:35:47 ID:4l36imDD
だから何?

25 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 23:08:30 ID:3WOHzl7d
確かにここまで広げる方が映画史が見えるな。
松竹だけ抜き出すと大島、吉田によいものがあるとはいえ
やっぱり貧弱だ。日本ヌーヴェルヴァーグとして括り直したほうがいいね。

26 :17:2005/03/23(水) 00:02:49 ID:TxC3EOkC
>>25 
日本の撮影所映画にヌーベルバーグと言えるものがあったとすれば、実際は中平(1956.07.12「狂った果実」
撮影は09.11封切の「狙われた男」の方が先)、増村(1957.07.23「くちづけ」)、
蔵原(1957.10.20「俺は待ってるぜ」)に始まるのではないかな?
「狂った果実」も、ヨットの場面などは蔵原さんが撮った、という話もあるね。

1960年6月〜10月の充実などは凄いね。「偽大学生」と「日本の夜と霧」が1日
違いで封切られた、というのがちょっと信じ難い。
そして、大島さんは大船をあっという間に去ってしまう。増村さんは独り黙々と圧倒的な
質量の作品を撮っていく。中平・蔵原も凡作もあるがまだまだ佳作揃いだった。

27 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/23(水) 00:42:06 ID:+JD5/g1m
>>20
松竹ヌーベルバーグ、>>16の中で篠田は一番遠い人じゃない。
人的交流もほとんどなかったんでしょ、篠田の場合は。
松竹京都に入社した森川英太朗の方が交流あったくらいじゃないか?

28 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/23(水) 08:17:33 ID:GJs8LnAh
松竹ヌーベルバーグなんてゼンキョートーなオヤジ以外には顧みられない 

29 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/23(水) 13:59:55 ID:+JD5/g1m
>>28
んな事言わずに、観てみなよ。
松竹が上手く活かせなかったのが本当に悔やまれるから。
「愛と希望の街」「死者との結婚」「血は渇いてる」辺りから。

一番行動が過激だった大島以外はうまく使いこなせないとまずかったのでは?
と思いますね。


30 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 04:02:07 ID:/iGUxl/e
「血は乾いている」は俺的には評価低い。
深刻ぶった筒井康隆みたいでもう古びてる感じですね。
「悪人志願」が大きいです。創造社でも当初は田村孟も撮る予定だったと聞きますけど。

31 :17:2005/03/24(木) 05:32:52 ID:MrHhDsKI
>>28
松竹に限定するとちょっと辛いけど、>>21-23あたりの映画を観てビックリして
欲しい。今はCS・BSやソフトで観れるわけだし。都内に住んでいる方なら
スクリーンで観る機会もあるだろう。
当然、ここでヌーベルバーグ的とした監督の周囲でも、様々な映画が量産されていた。
駄作も多いが、この時期の日本映画の地層は余りにも豊かで眩暈がする。

>>30
と言いつつ、「悪人志願」は未見です。スマソ。

32 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 07:12:02 ID:4HIreWsi
>>30
筒井原作の映画で「おれの血は他人の血」ってのありますな。

33 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/26(土) 08:03:25 ID:9EJkdH/B
>>11
あの当時ではアクチュアルな主題だったから、説明抜きでも問題なかったの
だろうが、45年もたつと、54年の六全協からの共産党の路線転換や
60年のブント登場なども歴史になってしまったからね。

高木正幸「全学連と全共闘」(講談社現代新書)
日高六郎「1960年5月19日」(岩波新書)
などを古本屋でみつけてみたら。

小田実「日本の知識人」(講談社文庫)が、この映画を分析していて、そこでは
人間関係がすっきりとまとめられているので、よく分からないという人はどうぞ。
これも古本屋にしかないだろうな。

34 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/26(土) 09:56:58 ID:2oCf6PrA
うへへ、三冊とも持ってるので記念カキコってやつをしておこうっと。
日高六郎「1960年5月19日」(岩波新書)が、いちばん入手しにくいんじゃないかな。
小田実「日本の知識人」(講談社文庫)は、しょっちゅう見かける。

自分は、現代教養全集・別巻「一九六〇年・日本政治の焦点」(筑摩書房)をオススメしておく。

35 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/26(土) 10:44:23 ID:2oCf6PrA
そういや、沢木耕太郎「テロルの決算」の中に、浅沼稲次郎刺殺事件が起こった時に、
当時学生だった江田五月が「日本の夜と霧」上映中の劇場にいたという記述がある。
ただし、併映作を見終えたところでロビーに出て事件を知って慌てて外に出たと書いてあったと思う。
「血は渇いてる」については、まったく記述はなかった。
江田五月のような環境で生まれ育った人がこの映画を当時見ていたらどういう感想を抱いたか、ちょっと知りたかった。

36 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/26(土) 16:28:38 ID:9EJkdH/B
自分は、運良く(というか物好きにもといわれるのか)ビデオを入手できたので、
繰り返し見ることができるのだが、もう「スターリン主義批判」あるいは「日共批判」と
いう視点では興味はあんまりない。
(というか始めてみた1980年のときに、「今さら何いってんだか」と歴史性を
無視した(青臭い)感想を持っていた。)

今ではむしろ1950年代の学生生活を偲ぶよすがとしてみることが多い。
学生寮の食堂でやっている寮生集会に参加している学生達の服装の
ばらばらなこと、とか。

37 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/27(日) 17:51:40 ID:ZfWrNqeZ
DVD出ているよ。香港で。500円くらいじゃないかな。

38 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/07(木) 08:12:37 ID:biHlmnSm
>>16
田村孟の選ぶ松竹ヌーベルバーグ13本

1959「愛と希望の街」(大島渚)
1960「恋の片道切符」(篠田正浩)「死者との結婚」(高橋治)「青春残酷物語」(大島)
「ろくでなし」(吉田喜重)「太陽の墓場」(大島)「乾いた湖」(篠田)
「悪人志願」(田村孟)「日本の夜と霧」(大島)「血は渇いてる」(吉田)
「武士道無残」(森川英太郎)
1961「非情の男」(高橋)

ただし、「作家の映画」と呼ぶにふさわしいのは大島の4本だけと注釈付き。



39 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/08(金) 23:05:10 ID:ylTZy0/L
初めて観た、と同時に存在を知った、のが10年以上前のBSシネマパラダイス。
泉谷しげるが司会だった。美人弁護士(とかつて形容されていた)福島瑞穂が解説をしていた。
左翼批判映画の解説をした美人弁護士が社会党党首に就任したのだから、世の中何が起こるか分かりません。
各出演者のセリフが異様に長く、ほとんどの俳優がカンでいたのにはワロタ。特に津川雅彦。

詳しい方にお聞きしたいのですが
学生寮のエライ人で強酸党員の人(小山明子の旦那役)は、当時の名の知れた俳優なのですか?
この人のセリフが一番多くかつ長いのに、本物の左翼の人みたいに
ほとんど間違えずに演技していたのには感動した。

40 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/09(土) 15:18:37 ID:iNw/f9Do
>>39
『大島渚1960』にその人のことが書かれていた・・・が、詳しくは覚えていない。

41 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/09(土) 22:08:56 ID:0cb/Mp4z
>>39
大島の大学時代の友人で、(演劇仲間なんだろうね)
演劇理論/演出や「映画批評」をやっていたらしい。当時は共産党員。
役はアテ書きとか。それで小松方正を大島に紹介したらしい。

福島瑞穂は中核派だけど、
津川のやった役のも出るの一人と言われているのが、
北小路敏という中核派の幹部。当時はブント。

42 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/09(土) 22:09:44 ID:0cb/Mp4z
あ、それから吉沢京夫は舞台で「日本の夜と霧」やったてさ。
吉沢京夫
http://www.jmdb.ne.jp/person/p0074980.htm

43 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/09(土) 23:29:33 ID:eT3tM9Jr
>>40-42
色々教えていただきありがとうございます。
上手いだけあって、本職の人だったのですね。
「福島瑞穂 中核派」でググったら21,000件もHitしてしまった・・・

44 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/09(土) 23:55:54 ID:0cb/Mp4z
ええ、演劇も左翼も。> 本職

大島は>>40の挙げている本で、
「吉沢は悪い共産党幹部を演じているつもりだったろうけど、
俺は吉沢自身がそうだと思っていた」だって(w

45 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/21(木) 01:29:51 ID:77Oxd1Nr
「糸井重里 中核派」でググったら1,500件Hitしてしまった・・・

46 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 00:39:34 ID:OeL9ctVY
>>39
> 左翼批判映画の解説をした美人弁護士が社会党党首に就任したのだから、

スターリン主義批判です。左翼による当時の共産党批判。

47 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 17:04:12 ID:PD34Xpa+
>各出演者のセリフが異様に長く、ほとんどの俳優がカンでいたのにはワロタ。特に津川雅彦。

大島自身が語っていた何かの本によると、
・松竹側に伏せて脚本を改変したので急いで撮った。
・撮影期間が短かったので取り直しが面倒だった。
結果的に、長回しによりリアル感が出た。
確か全編43カット(?)くらいしかない映画になった。
うろおぼえだけれど・・・

48 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 12:08:01 ID:/YWE790m
>>47
> ・松竹側に伏せて脚本を改変したので

城戸がいなくなって、脚本主義が弱まっていたことと、
当時としてはヒットを連発だったので、
脚本完成を見ずに撮影開始が認められた。
だから脚本なしで「号外」のみで撮影した。

> 急いで撮った。

内容がばれないように急いで撮った。

あと、噛むのは、現実でもそうなんだから自然なことという考え方。
これはまあ100%後付けの理由だろうけど。

49 :39:2005/05/05(木) 07:08:40 ID:yMlh4ZvO
レスくれた方々ありがとう。
糸井重里、左翼同士の闘い等、共産趣味の世界は奥深いですね。

50 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/07(土) 01:54:39 ID:LwyiozGK
>>49
それを知ってからもう一度見るとさらにおもしろいよ。
知らないと話している内容がよくワカンナイと思うから。

けど内容分からなくても何か面白いんだけどね、この映画は。
こういうのは映画や小説の特徴だね。

51 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/08(水) 02:50:46 ID:fbBJvTkZ
学生運動経験者のレスを希望します。

52 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/27(月) 21:45:13 ID:BINLvjHq
>>39-44
↓この小松方正さんページに吉沢さんが大島渚に紹介したことが書いてあった。
http://www.matusen.co.jp/myway/komatsu/komatsu14.html

53 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/26(火) 18:19:26 ID:9WS0SSk9
新左翼シンパから産経文化人に変節した石堂淑郎。
意地の悪い罵倒論文ばかり書いて生き延びている。
この人ほど立場を変えた映画人も珍しいと思うな。

54 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/26(火) 18:32:55 ID:RX9rFOvV
>>53
いや、エッセイストとしての石堂さんはともかく、脚本家としては「黒い雨」
をやったり、なぜか「いのちの海」という小さな映画もやったり、TVでは
「ヒロシマ 原爆投下までの4か月」をやったり、単純に変節した訳でもないよ。

正直、石堂さんのエッセイで感心したことはほとんどない(映画ネタを除き)
本人も何を発言しているかよくわかってないんじゃないか?
ホンヤとしての立場とは使い分けていると思う。今はもうほとんど書かなくなったが、
映画・TVの作品歴を見るとホンヤとしてはやはり優秀だよ。
ちなみに清水崇は石堂さんの近畿大での教え子なんだよね。清水さんが近畿大を
中退してからも脚本を見てやっていたらしい。

55 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/26(火) 19:08:46 ID:KWifbfPq
俺は「水で書かれた物語」が好きだな。

www.kosho.or.jpで検索してみると確かにたくさん本出してるね、エッセイ系で。
http://noz.hp.infoseek.co.jp/Ishido/によれば、
「山本夏彦を師匠と仰ぐ」らしい。

ただこの人、松竹時代の左翼的な発言って残っているんでしょうか?
田村孟にしても、あまりそういう発言は残ってないのでは?
佐々木守ははっきりしているけど。

56 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/27(水) 03:29:11 ID:uPzYUE/D
>>55
>ただこの人、松竹時代の左翼的な発言って残っているんでしょうか?
>田村孟にしても、あまりそういう発言は残ってないのでは?

うーん、昔のものを引っ繰り返してみないと何とも言えないなあ・・・。

それにしても、石堂・田村・佐々木、、、あの世代は映画にTVに本当に優秀だよなあ。
佐々木は作品数が多過ぎるので手抜き仕事、ゴチャゴチャしてまとまってない仕事も沢山あるけど・・・。

57 :この子の名無しのお祝いに:2005/08/04(木) 02:39:14 ID:7BcFMAGM
この作品のどこがヌーベルバークなんだろう?
むしろ映画から演劇への退化というか退行を感じてならなかった。

もちろんちゃんとした演劇を馬鹿にしているわけではないよ。

58 :この子の名無しのお祝いに:2005/08/04(木) 03:15:22 ID:PY5G6KQk
この政治的左翼的しかも反日本共産党的映画が松竹大船で作られたことじだいが
衝撃的に「新しい波」だと思うが

59 :この子の名無しのお祝いに:2005/08/04(木) 03:16:29 ID:PY5G6KQk
「新しい波」で思い出したが、波平こと永井一郎も出てるんだよな

60 :この子の名無しのお祝いに:2005/08/04(木) 03:21:18 ID:7BcFMAGM
>>58
そういう意味での新しさか。
それならわかるけど……

61 :この子の名無しのお祝いに:2005/08/04(木) 03:47:47 ID:OFxO34n/
カット数の少なさも衝撃的に「新しい波」

62 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/22(土) 02:09:35 ID:ZS/9v2vc
「世界で最初のスターリン主義批判映画」

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