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[誰]蔵原惟繕監督[天才]

1 :蔵原@日活の奇才:05/03/18 21:04:07 ID:8friPgfZ
 蔵原惟繕監督作品といえば、「南極物語」というお方が、
圧倒的に多いでしょう。実は違うと思います。
 本当の意味での、日本発のヌーベルヴァーグは、
中平康ではありません。このお方しかいない。
 大島、篠田、吉田等の松竹の監督ではありません。
増村監督が評価されるのは当然ですが、
スタイリッシュな映像美学なら、この監督。
再評価されるべきだと思います。

2 :蔵原@日活の奇才:05/03/18 21:09:19 ID:8friPgfZ
 これで、三度目のスレ立てです。
ご自由に、お書きになってください。
1)sage進行でお願い致します
2)青林は無視できれば、そうして下さい。
3)間接的な話題も結構です。
そんなところです。

3 :この子の名無しのお祝いに:05/03/18 22:04:48 ID:vFketCMs
「憎いあンちくしょう」は今見ると古臭い。

4 :蔵原@日活の奇才:05/03/18 22:25:56 ID:fAG4kNTC
そうかもしれない。俺だって、そう思うところあるもの。だけど、好き。
「昭和が明るかったころ」(だっけ?)で書かれたことに同感。

5 :>>1:05/03/18 23:03:55 ID:75lGJXeQ
おそらく、また、低空飛行でしょう。一回目はアスキー板で実験、
そして2chスレにコピペしたところ、アクセス規制になりました。
これ、当たり前で仕方ない。二回目は、個人的な想いが強すぎて、
「執炎」の直前で失速、書けなくなった。一人で自己満足的に書いていたから。
当然、dat落ち。今回は、落ちそうになるまでは書かないつもり。


6 :この子の名無しのお祝いに:05/03/18 23:12:17 ID:fgzFCLpl
この人の傑作は
実は「必殺仕置屋稼業」第1話だと
マジで思う。

7 :この子の名無しのお祝いに:05/03/19 00:30:50 ID:VPmCqmCy
一筆啓上**の頃では?マニアックだけど同意。
あの駄作「雨のアメステルダム」の後くらい?
あと、横正=金田一シリーズのタイトルバックの映像、
夕陽に痺れた。


8 :この子の名無しのお祝いに:05/03/19 00:35:13 ID:VPmCqmCy
雨のアメステルダム」→「雨のアムステルダム」だわ。

9 :この子の名無しのお祝いに:05/03/19 10:35:35 ID:DSyZs9/e
人気絶頂のショーケン主演、海外ロケを敢行と、大きな期待がかけられた
「雨のアムステルダム」だったが大コケし、当時東宝内部では
「駄目のカネステルダム」と呼ばれた。

10 :この子の名無しのお祝いに:05/03/19 11:55:21 ID:zkJfsDWV
斉藤耕一の「約束」の後で、同じショーケンと岸恵子。
何で、かくもひどい映画になってしまったのか?しばし熟考

11 :この子の名無しのお祝いに:05/03/19 16:02:28 ID:U0qZCk/P
>>9>>10
「栄光の5000キロ」までじゃあない。
かなり投げやりだもん。テレビじゃあ、上の人がいうように、
佳作、小佳作あったけど。山田信夫と一緒に沈んじゃった


12 :この子の名無しのお祝いに:05/03/19 18:31:37 ID:I3/ZOswC
>>11
観念と情念、リリシズムと無国籍が渾然一体だからなあ。
なんか自己矛盾だらけの人。

13 :この子の名無しのお祝いに:05/03/19 18:35:42 ID:I3/ZOswC
連投だ。
>>6
知らないから、お暇なときがあれば、どんなものか教えて。

14 :この子の名無しのお祝いに:05/03/19 20:05:37 ID:GYFS9vwh
>>11
>かなり投げやりだもん。
投げやりというより、粘りがなくなった。迸る情熱が枯渇したのでは。
「キタキツネ」や「南極物語」の商業映画への転機ではありませんか?
やっぱり、日活・松竹の人で、やめた日活ロマンポルノ全盛で喪失感があった。
渡辺センセのいう「プログラム・ピクチャー」の制約の中で、
前衛を追求した人でしょ。大作はお人柄で引っ張ってゆく手法では、無理だった

15 :この子の名無しのお祝いに:05/03/19 21:05:43 ID:jxodsEP8
いくら大陸系でも、とびっきりの東大の知性と日大の低能の輩と等値するな
深作も同じだよ。イタリアン・ネオリアリズモの旗手の増村に対する侮辱だ。
ばっかじゃない


16 :この子の名無しのお祝いに:05/03/19 21:32:32 ID:FjWJhC6f
>>14
そうですね。蔵原さんも日活時代まで。才能はあったのに、すぐに撮るモノがなくなった。
その日活時代の作品も、代表作以外はNECOにでも入らないと簡単には観れない。
後はTVで佳作がある程度。フィルモグラフィーぐらいは貼ってやれ。

ttp://www.jmdb.ne.jp/person/p0244210.htm
ttp://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=120811
ttp://www.geocities.co.jp/Hollywood/7675/tv.kurahara-koreyoshi.html

「必殺からくり人 血風編」の「死へ走る兄弟の紅い情念」は、友人である神代辰巳の脚本
を映像化した友情の一作。まだ「必殺」をやっていた頃までは良かったのだが・・・。
晩年の「ヒロシマ 原爆投下までの4か月」(ジ・エンド・オブ・パールハーバー 
HIROSHIMA)も佳作だったようだが未見。
大作TVムービーだが、別にこの人が撮らなくても・・・というのはあるな。

17 :この子の名無しのお祝いに:05/03/19 21:41:36 ID:y1yGg473
「俺は待ってるぜ」がデビュー作なんだよね。
二谷英明と裕次郎はどちらも元ボクサーという設定という事もあり
殴り合いのシーンには力が入っていて迫力があった。何回も何回も
撮り直したらしいが、裕次郎は良い映画を作りましょうと協力的
だったと述懐している。

18 :この子の名無しのお祝いに:05/03/19 21:48:08 ID:Ot1+VKMK
『硝子のジョニー』が一番好きで次が『憎いあンちくしょう』と『俺は待ってるぜ』
代表作といわれる『執炎』や『愛の渇き』はイマイチだった
関川夏央は蔵原と増村の類似性を書いていた
増村はロング・ショットを使わないけど


19 :この子の名無しのお祝いに:05/03/19 21:53:06 ID:KYO0wWfc
>>18
『憎いあンちくしょう』のロングテイクと、ルリ子の美しさ、彼女の感情の描き方は、何度みてもすごい。トリュフォー並かそれ以上。


20 :この子の名無しのお祝いに:05/03/19 23:42:24 ID:jrHn1Lm8
没後、早速、評価の対象にしたのはNECOではないかしら。
「硝子のジョニー」と「憎いあンちくしょう」の選択はつらい。
どちらかとは思うけど、
ウルトラ前衛の「狂熱の季節」もアクロバティックで鮮烈だった


21 :この子の名無しのお祝いに:05/03/20 00:29:42 ID:j08l3WZF
>>18
>関川夏央は蔵原と増村の類似性を書いていた
>増村はロング・ショットを使わないけど

そうですね。ロングショットで、しかも俯瞰でした

22 :この子の名無しのお祝いに:05/03/20 01:04:20 ID:j08l3WZF
話は変わって、低俗かもしんない。
もの静かなダンディ監督を駆り立てた源泉は、
ルリ子さんではないの。「憎いあンちくしょう」「銀座の恋の物語」、
「栄光への5000キロ」の下着姿、今やデカパン、スリップ、黒い下着で、
凄くリアルで、エロチックだった。俺がフェチかんもしれないけど。

23 :この子の名無しのお祝いに:05/03/20 01:26:12 ID:uJdSOpQ6
典子(ルリ子)が裕次郎の大きなシャツをパジャマ風に
着るシーンが堪らなく可愛かったね。ブカブカでね。

24 :この子の名無しのお祝いに:05/03/20 04:58:44 ID:Oh6A4XxS
>>22
ルリルリとは付き合っていた(寝ていた)みたいだしな。

25 :この子の名無しのお祝いに:05/03/20 11:59:16 ID:1u/BG5YA
>>23
ヘップバーンも同じことやってなかったっけ

26 :この子の名無しのお祝いに:05/03/20 14:02:55 ID:hMqOeUBk
弟の惟二さんは今何してるの?

27 :この子の名無しのお祝いに:05/03/20 14:06:52 ID:G+4VTeu7
「南極物語」「子猫物語」

日本映画はこんなのが大ヒットしちゃうから駄目になったんだよ。

28 :この子の名無しのお祝いに:05/03/20 15:26:50 ID:cp2/I0+x
「南極物語」。所詮、イヌ映画。無理して褒めれば、
ドキュメンタリータッチと
オーロラへの執念、マニアックな作家だと思った


29 :この子の名無しのお祝いに:05/03/20 16:55:45 ID:TOXRoQZT
>>18
ご存知だと思うけど、相米が邦画ベスト10の中に、「硝子のジョニー」
を押していた。少し、ビックリ

30 :この子の名無しのお祝いに:05/03/20 18:05:32 ID:GSN4Ydte
晩年の「春の鐘」「海へ SeeYou」はなーる、出来損ない。けど、
桜咲く堂々たるオーヴァーラップの道行の前者も、
バタくさい短いカット割りとハイヒールが飛んだりの後者も、
ちょびっとチャーミングだった。ヲタバカかもしれんけど。

31 :この子の名無しのお祝いに:05/03/20 19:14:40 ID:LNtCk+zl
>>29
んなことない。相米って、案外、映画青年だったみたい。
そのリストには、伊藤大輔とか入ってっているやん。


32 :この子の名無しのお祝いに:05/03/20 21:41:07 ID:HhiIullX
全部、自演だろ
勘弁してくれ。
今平、浦山とか、妥協して清順ならわかる。たかが何の業績もない、
SP映画の香具師
薄気味悪い。偉そうに、ウザイのですが・・・



33 :この子の名無しのお祝いに:05/03/20 22:37:39 ID:+xA1nH9P
↑無視。「執炎」と「愛の渇き」の評価はマニアでは低いんだ。
意外。全部など観ていないけど、私の一本なら「夜明けの歌」。

34 :33:05/03/20 22:56:13 ID:+xA1nH9P
>>24
連スレ失礼。ルリ子さんとの関係は田山力哉が書いているが、酔っ払い談義
ですね。ペラペラおしゃべりする蔵原って、らしくない。「映芸」での
荒井晴彦編集後記の「行くとこないから、二人で俺のアパートへくるんだよ」
の神代監督の言辞は切ない。これは真実だろう
宮城野由美子という絶世のかわゆい奥さんもお気の毒だし。

35 :この子の名無しのお祝いに:05/03/20 23:01:22 ID:+xA1nH9P
いけね、誤爆ったか。

36 :この子の名無しのお祝いに:05/03/21 00:02:00 ID:pbgRvxoy
誤爆ったの?気が付かなかったけど

37 :この子の名無しのお祝いに:05/03/21 01:59:05 ID:B9CXUW40
誤爆というか、>>23>>24へのレスのつもりだった。お騒がせ、ゴメンなさい

38 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/21(月) 15:23:09 ID:3w8K0q4n
何で日活辞めた後、大作ものになってしまったのかな。
格は違うけれど、佐藤純弥もそう

39 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/21(月) 21:36:05 ID:NTKulqeU
>>38
うけうりだけど、大作志向は日本脱出願望とリンクしていると思う。
「俺は待ってるぜ」から、「憎いあンちくしょう」でも東京脱出願望だもん。
大作のほとんど、外国。やはり、ボルネオ生まれ、神戸の山の手実家育ち、
その後、田園調布、横浜の高級住宅地というのは、いかにもエキゾティックで
、らしいもん 。
富良野の天皇とは違って、お育ちがいい。ブルジョワ貴族でしょう。
でも、イデオロギー臭はない。バタ臭い演出は環境からの影響は多いと思う。
不思議なのは、蔵原惟人のような熊本の左翼、蔵原一族と無関係だったのかね。
親戚縁者ではなかったか?誰も書いていないが。

40 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/21(月) 22:54:02 ID:nFKve0Qg
↑の方、ごもっとも。で、「執炎」ですけど、かなり前にテレビで再見。
いや、ラストの船と漁のシークエンスが長い長い。ディレ・カットですかね。
相米の「セーラー服と機関銃」でも盛りだくさんで、やっと、物語が理解できた。
ディレ・カットというより、「執炎」は初号なのかもしれません。
冗長だったようにもおもうけど、ある種、祭みたいで余韻が長く残った。


41 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/21(月) 23:45:01 ID:6/+puZLo
執炎の新ヴァージョン、冗長ですた。でも、その長さには驚いたくちです。

42 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 01:08:13 ID:zIuvU7ee
「キタキツネ物語」と「南極物語」でとても、感動しました。
でも、皆様は堕落のようにいわれます。
拝見しているとまったく別人のような印象です。
なので、何から観ればよいのでしょうか?DVD化作品だと身近です。


43 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 01:35:21 ID:kl4UUtD2
なら、「憎いあンちくしょう」だと思ふよ。

44 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 07:03:31 ID:w7QH72t3
>>42
>>16 のフィルムグラフィーから、現在レンタル屋にある作品を片っ端から見るとか。
あるいは、NECOに入れば日活時代の作品はしょっちゅうやってる。

>>34
日活撮影所を離れた蔵原さんのモダニズムに輝きが失せ始めた頃、入れ替わりに松
竹京都時代からの友人である神代さんは脚光を浴び始める。
神代さんのねちねちとした生活趣味は、ロマンポルノになりやっと許容された。両人ともプログラム
ピクチャーの中で作家性の真価を発揮したが、同じく撮影所を失いつつ、晩年まで衰えつ
つも粘り続けた神代さんに比べ、その限りでは悪くないとはいえ、蔵原さんが普通
のベテラン監督に収まっていったのはなんとも・・・。

神代さんは、蔵原さんの「雨のアムステルダム」の仕上がりが長かったので、併映の「櫛の火」
を切り刻み、内容把握が困難な失敗作にしたこともある。東宝の要望もあったとはいえ、
自作を犠牲にしてまで蔵原さんに気を遣っていたわけだ。

45 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 16:58:07 ID:wg6MnhGT
>>43>様>44様
 ご親切なアドヴァイスを頂き、ひたすら感謝いたしております。
ご指導の頂きました方向で、ゆっくり時間をかけて学習させて頂きます。


46 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 20:10:25 ID:1OBSZLmW
>>44
マジレス。蔵原、神代、藤田のトライアンゲルは当事者にしか判らないでしょう。
蔵原ー神代は松竹同期(?)で、日活に移籍。
蔵原は最初からエリートで、神代はかたくなな処もあって、執炎でも、
従来の蔵原組とヒッチがあったと聞く。結局、B班のチ−フにしたが、
神代はかなりの尺数を撮ったそうだが、殆ど採用されなかったという。
蔵原は人格者として名高いが、けっこう、残酷な部分があった。
 他方、藤田敏八は蔵原とツーカーで、少なくとも日活時代は兄弟の
ように仲がよかった。蔵原が「愛の渇き」(1967)で日活を辞めて、
藤田は「非行少年・陽の出の叫び」(1967),「八月の濡れた砂」(1971)
へと続く。他方、神代も「かぶりつき人生(1968)でデビュー。
ステレオタイプな整理はしたくないが、「ユズリハ」のようだ。
俺流の整理では、藤田は、蔵原のスタイリッシュな部分を発展的に展開、
深作VS藤田となる。
他方、神代は「執炎」の情念の世界を低廻的により深耕してゆく。
私が忘れられないのは、神代が亡くなった時、
毅然とした奥方(あれ、島崎雪子?)が、
涙ながらに蔵原と抱擁したニュースの一齣。やはり戦友だと思った。
蔵原って彗星のようにあらわれ、彗星のように、映画の中で、宇宙の光点が、
あっという間に消滅した人だと思う。


47 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 21:59:57 ID:i/fv+NMI
>>46
>俺流の整理では、藤田は、蔵原のスタイリッシュな部分を発展的に展開、

反対するわけじゃないけど、藤田は清順の影響ならわかるけど、蔵原はわかりずらいなあ。
具体的にどこらへんに蔵原の影響を感じますか?


48 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/22(火) 22:16:54 ID:EGoJg4Ej
長文の後の連スレで、失礼。
結局、脱出願望で外国ロケにゆくでしょう。
外国ロケは、畢竟、大作主義にもなる。
逆説的だが、プログラムピクチャーの制約の中での前衛、
日本の中でのエキゾティシズムがよかった。制約や規矩あっての実験だもの。
このせめぎあいが、きっと、彼の作家性を加速したのだと思う。
日活もこうしたせめぎあいは、清順と蔵原までで、ゲンナリでしょう。
そんなゆとりも無かったしね。

49 :44:2005/03/22(火) 22:24:43 ID:Yihii1m5
>>46
>他方、藤田敏八は蔵原とツーカーで、少なくとも日活時代は兄弟のように仲がよかった。

蔵原さんは藤田氏が某監督の奥さんと内通し駆け落ち、藤田氏が日活を辞める辞めないの一触即発
に陥った際、間に入って収めたことまである。結局は誰も傷つかず丸く収まった。

>毅然とした奥方(あれ、島崎雪子?)

島崎さんは離婚して久しいから違うでしょう。神代さんは3回結婚しているが、こういう
書き方も何だが最後の奥さんだと思うよ。ずっと神代家の面倒を看ていたみたいだね。
蔵原さんは日活では大きい存在だったんだね。

>>48
>日活もこうしたせめぎあいは、清順と蔵原までで、ゲンナリでしょう。

いやいや、神代・藤田・田中登・小沼勝・曾根中生・武田一成といったロマンポルノ派
もプログラムピクチャーと作家性の相克を突き詰めていましたよ。血は争えない。
山口清一郎のように突っ張り過ぎてほとんど撮れなかった人もいましたね。

50 :46:2005/03/23(水) 01:10:45 ID:1ESkCHty
>>47
>反対するわけじゃないけど、藤田は清順の影響ならわかるけど、
>蔵原はわかりずらいなあ。

思いつきで書くとよくないですね。少し自省しています。
弁解めきますが、「八月の濡れた砂」のヨット場面が、
「狂った果実」(中平作品)で、チーフ助監督の蔵原が撮ったのと似ている事。
デビューの「非行少年・陽の出の叫び」が蔵原のドキュメンタリータッチ
に似ていたことでしょうか。野良猫ロックや、妹、赤ちょうちんは別物です。
ですが、映像美学では、清順と蔵原はまったく違うので、後日、
スレ存続すれば、議論しませんか?少し、逃げ腰(w

>>49
>蔵原さんは藤田氏が某監督の奥さんと内通し駆け落ち、藤田氏が日活を辞める辞めないの一触即発
>に陥った際、間に入って収めたことまである。結局は誰も傷つかず丸く収まった。

これは存じております。N氏ですね。

>いやいや、神代・藤田・田中登・小沼勝・曾根中生・武田一成といったロマンポルノ派
>もプログラムピクチャーと作家性の相克を突き詰めていましたよ。血は争えない。
>山口清一郎のように突っ張り過ぎてほとんど撮れなかった人もいましたね 

ときましたか。そりゃそうですね、小澤啓一、澤田幸弘だってそうですね。
山口まで行くと関係者ですか。一本とられました。お詳しい。
もちろん、まっとうなレス不要です。



51 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/23(水) 13:42:02 ID:HzXaCMvS
横レスだけど
蔵原から藤田は観念的な主題の追求という面では直系だと思う。
センチメンタルな感覚や甘いナルシシズムに包まれた自意識が共通。
日活の監督では他に該当者はいない。
清順と神代も観念的な作家だが『娯楽映画の夢』への相対化、シニシズムが蔵原、藤田よりも際立つ。
清順は過剰な映像表現、神代は屈折した内面世界への没入で『娯楽映画の夢』を拒絶、異化している。
蔵原、藤田は文化人的風貌に恵まれていたので、屈折した嫌味とは無縁(作品では)。


52 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/23(水) 16:17:48 ID:Vwap8B6F
いきなり、ものすごい直球を投げますな。

53 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/23(水) 17:03:15 ID:nq+Hwxzb
>>51
>日活の監督では他に該当者はいない。

舛田にもそういう自意識はあったと思うぞ。

54 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/23(水) 17:30:33 ID:QS+kXMdS
>>51
>センチメンタルな感覚や甘いナルシシズムに包まれた自意識が共通
蔵原に限っていえば(藤田はよくしらない)、
自意識過剰だし、日活との衝突もそう。作家性が強いからね、山田も観念的。
センチはスペクタクルな抒情派という意味なら理解できる。
清順、神代は苦労したから、そりゃ屈折してるでしょ。もちろん、体質もある。
>>53
でもさあ、舛田は間違っても「愛の渇き」はやらないですよ。
現場の鬼でもウェルメイドな作風は破壊しなし、破調は少ないですよ。


55 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/23(水) 19:55:24 ID:q87LUn6e
私は、多分感覚的で、際立った切れが好きだったのでしょう。
どうしてこんなにかっこいいタイトルバックとエンディングなのって感じ。
超俯瞰、長まわし、短いカット、クレーン、即興、ストップモーション、
プロセスバック。
でも、ご本人は本質では心理描写の追及のためのカメラワークのつもり
だったのかもしれません。
まあ、世間では超新感覚の評価だと思う。だったら、40歳まで持たない。
「愛の渇き」「愛と死の記録」が手順前後で、39歳だから、
作家としては夭折ですが、極点がはやかった。



56 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/23(水) 20:23:25 ID:q87LUn6e
驚いた。こんなの生きていた。貼っておきます。
niracha.s12.xrea.com/test/read.cgi/aa/1059225060/1-100

57 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/23(水) 21:19:07 ID:m5W9sH69
かなり乱暴な内容ですが、今もって、面白い。
ただ、場合により、またアクセス規制になるのかな。どうでしょう。

58 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/23(水) 21:22:22 ID:m5W9sH69
何とも、不謹慎ながら、情熱があって面白いんですよ。自演と、
特別ゲスト(お名前は伏字)だけでしょう。

59 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/23(水) 23:44:09 ID:4S/kdNww
>>55
そう思うけど、ダメ以前の評価はどうなの。極点はかなり大仰ですがね。

60 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 00:00:30 ID:7npQP0nr
書き忘れた。>>56のローカルスレはどこぞのもんかしらないけど、
メチャ面白いねえ。これ読んでNECOを観て、カキコをケチをつけても消えた
スレだし、でも関係者はこのスレにいがいるでしょうね。でも褒めたよ。
好みだけ書こう。俺は、「黒い太陽」と「この若さある限り」
「霧の中の男」が好き。再見は黒い・・だけ。
シネクレとヒレクレの間より。(皆長文、なのでご勘弁)


61 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 00:05:23 ID:7npQP0nr
いかん。
>でも関係者はこのスレにいがいるでしょうね。
このスレにもいるでしょうね。

62 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 02:04:51 ID:lUNUn5mJ
「この若さある限り」って、かくれた名作と思う。
蚊帳の中の先生と生徒のもつれあいは、なんとも性的魅力が横溢していた。
最初はテレビで観た。監督をしらないで観たが、これは蔵原だと確信
したのは、「霧の中」とこれだけ。間違ったのは、「狼の王子」だった。


63 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 02:49:12 ID:lUNUn5mJ
もう遅いから、一言だけ。
蔵原は、山田信夫(脚本家)や間宮義雄(撮影)との相互作用を、
論じないといけないかなという気もする。

64 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 05:20:46 ID:MrHhDsKI
山田信夫は、舛田利雄「闘牛に賭ける男」江崎実生「帰らざる波止場」のキザっぽさに
ビックリした。この人も若くして燃え尽きた天才、という感じ。

65 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 15:37:45 ID:yzD2BHla
そうそう。太陽は狂っているもよかった。
でも、蔵原以外だって、舛田、篠田、恩地、成瀬、増村、山本薩ちゃん、
だもの。タフじゃないっていっても、この人は天才でも、長持ちしたよ。
師匠がいないから強かったのかな。暗殺、めぐりあい、乱れ雲、
濡れた二人とか、みんないい。このクラスの人は思いつかない。

66 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 19:42:46 ID:bW2OQ3HF
山田信夫=蔵原惟繕は、あうべくして出合った。山田も蔵原も、
個人能力は高いので、それなりの功績は残ったろう。
でも、お二人はシナジーだった。それは山田が「狂熱の季節」で、
白いブラジャーの典子に惚れた頃、他方蔵原は役名の典子に痺れていた。
そういう情熱がシナジーとなり、テンコ三部作となった。
醜聞そのもので品性を欠くが、その懊悩の発露だったように思う。


67 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 20:09:03 ID:Hx2OHLeI
「憎い」の主人公のモデルが、永六輔というのはさすがに驚いた。

68 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 20:42:33 ID:bIiy1Jrj
よく山田が観念的といわれるけど、 蔵原もインタビューの記事だと、
かなり抽象的ですね。わかった様な、わからない様な

69 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 22:02:04 ID:2JGQeGQW
裕次郎のモデルが永六輔。イメージちがうんだけど、
決めつけるのも問題発言ですが、>>67
何がしかの根拠はあるのでしょうか?


70 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 22:17:16 ID:Y9HS36O8
>>67
その永六輔はいまだに現役。1933年生まれだというから、今年で72歳。「憎いあンちくしょう」
公開当時の62年には29歳だった計算になる。裕次郎は34年生まれなので28歳。

永は、今はTVには余り出なくなったが、ラジオや講演をこなしている。推察するに、
昔のTVは今のラジオのような作りの番組が多かったのだろうね。小林信彦の「テレビの
黄金時代」にまとめてあるような世界。

今はTVの仕掛けが派手になり過ぎちゃったんだな。永も昔の人だから、自然とTVに
出る機会が減っていった。それを考えると、長門裕之のTV屋に代表されるメディア人種、マスコミ
のうさんくささへの風刺も、まるで牧歌的なものだよなあ・・・。今ならシャレにならないよ。

TV人種のバカバカしさへの批評は、増村保造「巨人と玩具」(58)市川崑「黒い十人の女」(61)
本多猪四郎「キングコング対ゴジラ」(62)などにも見られるが、これらも今にして見ればまだまだ牧歌的。
新しモノ好きの市川さんなどはむしろTVのせわしなさやメカニックを面白がっていたからね。

71 :70 :2005/03/24(木) 22:39:57 ID:+ntNFnX9
>>69
個人のブログだが。ちなみに、この「いじわるじじい」氏は、懐かし邦画板にも登場するコテ。
ttp://blog.goo.ne.jp/goo1120_1948/e/0a63caf30674215af504c4ca66752bdb

>『憎いあンちくしょう』の中の「今日の三行広告から」という番組は、当時ラジオ関東
>(ラジオ・にっぽん)で永六輔、前田武彦らが富田恵子とやっていた、今考えるとトーク番組のはし
>りの『昨日の続き』のことなのである。
>「今日の話は昨日の続き、今日の続きはまた明日」だった。

今の永さんの、あの独特の人生論語りを若々しくしたら、なんとなくイメージが掴めてこない?

72 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 00:24:56 ID:4uCILgmG
幅広いご活躍はよく理解できました。凄いエネルギーですね。尊敬します。
ですが、私の問いに、まったくお答えになられていない。残念です。
質問の要は、
#北大作(=裕次郎)がなぜ、永六輔と同定できるのでしょうか?
#それは何故ですか、の一点だけです。「昨日の続き」だけ?
#新聞の三行広告は興味あれば、だれもみますでしょう
#前田、津島、城、野坂、巨泉、青島、河野洋、中原弓、とか考えますと、
#永六輔がモデルという根拠は何でかという問いにつきます。


73 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 15:19:39 ID:magXvs0S
↑頑固な人ですねえ。永六なのですよ。>>71がちゃんと書いてるジャン

74 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 21:51:08 ID:1EHEJPj2
舛田と蔵原は、色は違うが鬼として仲良しで、舛田も日経の交遊録で書いた。
蔵原と清順は不仲だった。似ているとこあるけどな。
で、舛田こそ日活の巨匠だった。でも、宍戸錠はなんでボロカスにいうのか、
少し疑問に思っている。なんでやねん

75 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/26(土) 00:52:57 ID:8M+4wcQc
裕次郎が亡くなった時に、キネ旬で舛田と蔵原の対談がありましたね。
あのとき、裕次郎朗は兄貴コンプレックスであれていたとか、
舛田は蔵原の「銀恋」を傑作だと絶賛してた。愚かなことと当時思ったが、
あれは、的を射抜いていたかも・・・。
プログラムピクチャーでいいじゃんという風に思った。舛田も宗教関係
の大作撮ったり、トラトラトラもやったもの。

76 :70:2005/03/26(土) 01:12:22 ID:PdpqD5d0
>>72 
関係者が語っている完全なソースを出せと? すみません、そこまでは・・・。

>>74-75
日活の巨匠というと、舛田利雄と西河克己かな? ローテーションを支え何を撮っても佳作率が
高かったのが、舛田・西河・蔵原・清順・松尾昭典・中平康・斎藤武市・野村孝・江崎実生あたり?

やや地味なのが滝沢英輔・古川卓巳・堀池清・山崎徳次郎・野口博志(野口晴康)・春原政久・
牛原陽一。途中で日活を去った名匠が田坂具隆・井上梅次・川島雄三・阿部豊、他社の色が濃いが日活でも
撮ったのが市川崑・マキノ雅弘・千葉泰樹(千葉は戦前に日活作品が多い)・石井輝男、
寡作派が浦山桐郎・今村昌平・熊井啓。

後年、ローテーションを支えた監督たちが徐々に抜けていき、ニューアクション派の藤田敏八・
澤田幸弘・小澤啓一・長谷部安春といった面々が出てきたが、時すでに遅し。
日活は、いわゆる絵に描いたような日活アクションだけじゃないよね。もともとは文芸映画のカラーが
濃い会社。アクションの谷間にも青春映画などがあったし。
他社の巨匠を余り呼ばずに身内の監督で回していたので、狭い印象があるね。

77 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/26(土) 02:34:50 ID:Dwbo0eL3
サッカー負けちゃったので、ボーゼンとしてたら、このスレにぶつかった。
>日活の巨匠というと、舛田利雄と西河克己かな?

新東宝と松竹脱出のオーガナイザーが巨匠、ん、でもそうかもしれません。
ただ、牛原陽一は「紅の拳銃」だけで、燦然と輝いています。
つか、垂水悟郎の映画です。アル中、片腕失ったニヒルなピストルの天才。
カッコいい。笹森も薄幸な視覚障害者(目が見えない)で、かわゆい。
列車内のラストはチャップリンの「街の灯」のパクリですが、
なんともいい気分になった。もう少し褒めて下さい(w。またくるつもり。


78 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/26(土) 13:19:09 ID:pXsVmFIt
>>76
野村孝は蔵原のチーフ助監を5本くらいやってますね。
松浦健郎原作モノはダメですが、埋もれた大傑作「ある脅迫」、
好みが別れるが、「われらの時代」もチーフ助監でした。
監督としては、うーん、とにかく、
「拳銃(コルト)は俺のパスポート」はあまりにも素晴らしい

79 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/26(土) 15:06:22 ID:/k1ypQi6
松尾昭典の評価は低すぎるように思われ・・・

80 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/26(土) 15:11:52 ID:/k1ypQi6
連RES、すまそ。一般的に低い、低すぎるという意味。

81 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/26(土) 19:33:39 ID:QvIpQCEA
松尾昭典は才能あるよ。”街から街へのつむじ風”、”夕陽の丘”、
”風と樹と空と”、”二人の世界”、バリエーションが豊富でしょう。
江崎がムード派なら、メロドラマ風が特色かもしれない。
俺が一番好きなのは、「敗れざるもの」かな。慎太郎にいかれたクチだし、
メルヘン作家の山中恒のホンも秀逸。この作品は鮮やかだったし、何度も
見た。逆説的ヒューマニズムの傑作。これぞ乾いた感傷です。
ラストも、らしくなくスタイリッシュだった。好きですね。
あと、「風と樹と空と」かな。吉永=浜田の中でも爽やかだった。

82 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/26(土) 21:31:59 ID:Um660JxP
>>16が書いた「ジ・エンド・オブ・パールハーバーHIROSHIMA」
って、かなり凄いみたいだ。「運命の日」と「破壊への道」は
評判がいいよん(`96)。合計で、200分の大作(日米・カナダの合作らしい)
漏れも未見です。トラ!トラ!トラ!とは出来が違うと聞いたぞ。
ドキュメントは得意だもん。でもVHSを買ってまで・・、で逡巡。
誰か見ていない?教えてチャンで、ゴメンソ


83 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/26(土) 23:47:17 ID:z64tk/SO
>>82
気持ちはよくわかるが、率先垂範でやって。貧乏暇ナシで働いているから。
私は「俺は待ってるぜ」か、「狂熱の季節」が一番かな。


84 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/27(日) 00:35:16 ID:Mw+ZieWp
渋そうで未来を暗示させた破調の無い処女作と、
前衛の前衛、ゴダール真っ青の必然の成り行きでうまれた恐るべき衝撃作ねえ。

しばし、目をつむり、自らのフォークロアに浸る。似た体質だけれど、
きっと、お若いのでしょう。戻りたい

85 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/27(日) 01:14:40 ID:sIKidF8p
海外には蔵原は知られている(いた)のだろうか。

86 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/27(日) 16:21:43 ID:ybXZoIHl
留学先のパリ大で、「黒い太陽」を見たという話は聞いた
「栄光」「南極」とかは、イタリアで上映してた
でも、無名にちかいんじゃあないかな

87 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/27(日) 23:16:51 ID:ywPov9+3
リアルタイムで見たのは、「雨の」の後からです。遠い昔、テレビで見た
「第三の死角」「破れかぶれ」「ある脅迫」、二度見た「狂熱の季節」は、
傑作です。
 一回きりの記憶の浄化作用もあるでしょう。もう見れないし。
あと、怒られるかもしれないけど、評判悪い「海へ See you」も、
深夜テレビで見たけど、これ、往年の雰囲気があって、長尺が楽しかった

88 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/28(月) 13:26:33 ID:DJaVt+FV
ある脅迫は一昨年に観たよ。
j.p.メルヴィルのフィルム・ノワール風でありながら、
実体はヒッチ師匠の心理スリラーに匹敵。凝りに凝ったカットの積み重ね。
傑作。たいしたことではないけど、ネタワリかもしれないので、
未見の人、以下はskipしてね
******************************************************************

ラスト直前にサプライズ・エンディング、凄い映画


89 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/28(月) 22:11:01 ID:1ByH+XeX
>>88
確かに、「ある脅迫」は、俺も映画館で見た。禿げた胴衣です。
「破れかぶれ」はあんまり言及ないけど、即興でアナーキーそのものだった。
「第三の死角」は奥様のホンで有名だけど、カメラワークがある意味、
狂熱の季節より鮮烈だったかも。これは、もうどこでも見ることはできない。
 「第三の死角」は、蔵原最高傑作だったかもしれない。

90 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/29(火) 00:16:50 ID:ox5IgvJO
「銀座の恋の物語」をテレビで再見。
昔の銀座、懐かしい。松屋、服部の時計台。映画はモダニズム。
この映画より後だと思うが、月ヶ瀬という喫茶室があり、その路地裏に
「若松」という甘いもの屋さんがあって、粟ぜんざいが美味だった。
黄色い粟が美しく、旨かった。
街角には花売り娘がまだいた。春浅き宵には、桜餅が
竹籠で街頭で売っていた。ああ、あの頃に戻りたい。
自己中のスレの私物化、スマヌ。


91 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/29(火) 00:50:39 ID:H4mRHbA2
>>90
ロケとセットを組み合わせた銀座の表裏の情景が秀逸ですね。後半、ルリ子が二重人格者だった?
(トラックのライトのショックで二重人格になった?)というくだりはやや強引だったな。
(いろんな梗概には事故のショックで記憶喪失になった、と書かれているが、映画をよく見ると
 ルリ子は引かれてはいないね。トラックの前に倒れ込んだだけ。その前にライト
 を見て空襲を思い出し怯える、という伏線がある)

ルリ子が買っていた額縁、ハンドバックを買うために裕次郎が売ってしまった絵、こ
のあたりのヒントは「賢者の贈り物」か? 裕次郎が絵を売るのは、現実のルリ子が手に
入ったためにもう偶像は要らない、ということだろうが、その偶像で二人の絆を取り戻そう、
というあたりは凝った仕掛け。
その偶像を、俗世間に身を売った友人がかつての自分と裕次郎の生き方との決別(カネで
何でも買える)として買い占め、そして改心して返してくれる。
でもそれでも駄目で、最後に「銀恋」のメロディーがルリ子をチャコの人格に引き戻す。

脚本は山田信夫と熊井啓だが、素朴なようでいて、実はいささか観念的なまでに凝り
に凝りまくった話ですね。2人も、2人を支える周囲の人々も、基本的にはみんないい人と
いう街角のファンタジーが見事に成立している。
ルリ子が下着姿になり着替える場面にはドキッとした。あれは、前夜に裕次郎と寝た(初夜だった?)
ことを遠回しに示しているのだろうな。

92 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/29(火) 01:18:29 ID:UiXaMYwB
>>91
私は「賢者の贈り物」だとおもっています。微妙なスレ違いの売ったり、
買ったりという意味で。
ダブルバインディング(二重拘束)というのですかね。
確かに伏線ですね。ミスディレクションではないです。
鋭い、いままで気がつきませんでした。
あのスリップねえ、ある種モンタージュだから、そう思われますね。
ただ、ルリ子さんだけ、下着や着替えがやたらおおいんですよね(w

93 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/29(火) 04:16:39 ID:jHf7+l73
>>92
>ただ、ルリ子さんだけ、下着や着替えがやたらおおいんですよね(w

こんなに綺麗なルリ子をみんなに見せびらかしたい、蔵原さんのルリ子への愛でしょうか?
ルリ子は決して豊満じゃないんだけど、スラッとして綺麗だからね。顔つきは可愛いのに色気があってね。

銀座を舞台にした日活映画だと、川島雄三「銀座二十四帖」(55)や中平康「誘惑」(57)
も面白い。「誘惑」の美術は「銀座の恋の物語」と同じ松山崇だが、セットが凄まじいことになっている。
主な舞台である通りを挟んだ喫茶店と画廊、この2つが丸ごと出てくる仕掛けになっているのだ。
「銀恋」も銀座屋や、裕次郎たちの住んでいるアパートの美術が面白いが、それを遥かに凌ぐ。

恐らく、「誘惑」と「銀恋」のモデルになった画廊は同じじゃないかな? たしか有名な所でしょ?

94 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/29(火) 13:54:38 ID:Xujgg8o2
横レス失礼だけど、銀座三丁目の青木画廊かな。自身ないけど。
凡作だけど、成瀬の「銀座化粧」は風物詩だった

吉村公三郎なら「愛すればこそ」の短編作「花売り娘」も舞台は銀座、
「銀座の女」だったと思う(タイトル?)けど、
ズッコケ銀座芸者ものもありましたね

95 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/29(火) 22:05:13 ID:jmpRg4TZ
かなり、幅が広くなりましたね。ついでに、相米論とか、書けたらいいけど
スレ違いだもん。別スレにはあるけど、お世辞でなく、ここ水準が高い
でしょ。
2chで、水準というのは俺も僭越だけど、年齢層が高いから、荒らしにならない。

96 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/30(水) 00:03:36 ID:x0INs0fv
いいじゃないの。俺は、>>1ではないけど、他のスレに迷惑がかからなければ、
どこかで蔵原さんに戻ればよい。相米さんも蔵原チルドレンだもん。
 行き過ぎとなったら、>>1さんがストップをかけるハズですよ。


97 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/30(水) 00:15:09 ID:v/8mLyUa
蔵原はフラハティを、中でも「アラン」を高く評価していた。
本多猪四郎も「アラン」の信奉者で、「ゴジラ」を作る時に参考にしていた。
蔵原の怪獣映画というのも想像してみると面白い。

98 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/30(水) 02:45:50 ID:74qDdvhg
>>97
ロバート・フラハティの「アラン」って、海底の魔神の映画のこと。
なら、伝説の名画。今でも見れるの?戦前だけど、ご覧になられた。
羨ましい。双葉先生などの書きモノで知る限り、英国調の北海の自然と、
とにかく波の荒々しさを徹底的に、また、リアリスティックに描いた
戦慄の傑作だそうな。フイルムセンターかVがあれば教えて下さい?

観ていないから本多監督ならいかにもです。が、蔵原が好きとしたら、
スペクタクルだから?、ドキュメンタリーな描写だから?。
それとも自然と闘う人間の命だから?。
妄想が澎湃として沸きます。
ご迷惑でなければ、少し解説して下さい。


99 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/30(水) 15:06:43 ID:ZPVoTak5
蔵原は山本嘉次郎の書生だったから、東宝へ入りたかったそうだ
それが松竹京都(時代劇)経由、西河克己のおこえがかりで、日活移籍。
だから、「憎いあンちくしょう」を観れた。
東宝だったらどうなっていただろう。イフの話しても、詮無いけどさ。

100 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/30(水) 18:00:35 ID:yCdv+tbr
で、東宝なら怪獣映画を撮っていたと言いたいわけ(w
ありえないとはいえないけど、少し強引かも。嫌味ではないですよ

101 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/30(水) 23:15:51 ID:CscwAXcj
それはそう。

102 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/31(木) 04:49:45 ID:7yZJ1DVB
>>99
>蔵原は山本嘉次郎の書生だったから、東宝へ入りたかったそうだ

へえー
すると蔵原は、黒澤明、本多猪四郎、谷口千吉の異母兄弟にあたるのか。

103 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/31(木) 10:30:11 ID:N2W+dYK5
ええ。日大芸術学部在学中に、山本家に書生として
寄宿したそうです。みんな歳の離れた偉大な先輩ですね。

104 :この子の名無しのお祝いに:2005/03/31(木) 20:16:20 ID:KsBHZALB
>>103
お詳しい。俺なりにネットサーフィンして調べたのよ。暇だったから。
結局、蔵原=山田が前提です。二人は、やはり以心伝心だもん。
そこで、蔵原、神代、藤田の関係を調べた。
チーフ助監督;藤田だと「硝子」「夜明けの」「愛の渇き」、
セカンドだと、「憎いあン」ですな。同様に、
チーフ助監督;神代だと、「霧の中」、「何か面白い」、「執炎」なのです。
 蔵原=山田のモティーフの(松本)典子三部作は、結局、蔵原=藤田で
「憎いあンちくしょう」と「夜明けのうた」、蔵原=神代で「何か面白い
ことないか」でしょう。つまり、残余の傑作が蔵原オリジナルだといえる。
まあ、消去法ですが、「俺は待ってるぜ」「第三の死角」の移動クレーンは
蔵原ですた。「ある脅迫」、「狂熱の季節」、「破れかぶれ」、「この若さ
ある限り」、「銀恋」、「黒い太陽」も蔵原オリジナルです。
蔵原論(蔵原=山田論)を展開する場合、ここを論じなければならない。
 私は蔵原は、とどのつまり、山田の観念的”愛の不毛”をベースに、
田山流では神経質で、私的にはハンディーをアクロバティックまで、
振り回したのは、蔵原ー間宮であったのを再確認した。
 羽仁進がドキュメンタリー作家だとするなら、蔵原こそが、
たった一人の芭蕉としての、和製シネマヴェリテだと再確認した。

105 :野々山:2005/03/31(木) 21:13:45 ID:lcaQY6TE
個人のブログだが。ちなみに、この「いじわるじじい」氏は、
懐かし邦画板にも登場するコテ。
ttp://blog.goo.ne.jp/goo1120_1948/e/0a63caf30674215af504c4ca66752bdb

2CHでは、有名な人だからご存知の方も、かなりおられるでしょう。
このスレの前の前のアスキーのスレでは、私はかなり助けて頂いた。
お気が向いたら、覘いてみてください。勿論、好みはご自由ですが。



106 :この子の名無しのお祝いに:昭和80/04/01(金) 02:11:02 ID:Z/iSwJaz
ゴメン、ちょとage.
>私的にはハンディーをアクロバティックまで、
>振り回したのは、蔵原ー間宮であったのを再確認した。

蔵原の場合、手持ちカメラを抜きに語れないでしょう。
これが微妙なんだが、日大後輩の友人の手持ちは、勿論「仁義なき」だけど、
手持ちの前衛性なら、はるかに蔵原が巧い。華麗でスペクタクルでも上だ。
 私は深作=笠原ハ好きだし、深作の「誇り高き挑戦」を絶賛する側であり、
深作が「憎いあンちくしょう」を絶賛、人に薦めた美談も知っている。
 だが、蔵原=山田は映画史には、残らない。何故か?

107 :この子の名無しのお祝いに:映画暦110/04/01(金) 15:54:36 ID:Z/iSwJaz
あんまり人の悪口をいわない吉永小百合は蔵原について、
「監督は意地悪だった」と言っているね。
南田洋子は、「物静かで、情熱的、素敵な人」と言っている。
面白いね。

108 :この子の名無しのお祝いに:映画暦110/04/01(金) 22:17:00 ID:UYWltuZx
>>107
吉永談話は、「愛と死の記録」の時の話だわな。
先ず、あの作品は難病映画=似非ヒューマニズムへの反逆で、パラドックス
なんだよね。又、当時の小百合は若手ながらもう中堅で、かなり驕っていた。
蔵原が吉永の10歳上の芦川さん、5歳上のルリ子さんを大切にしていたので、
他方で生意気盛りの小百合を適当にあしらったから、ムカついたんでしょ。
映画自体は素晴らしいし、その少し後で、吉永はノイローゼになったもの。




109 :この子の名無しのお祝いに:映画暦110/04/01(金) 23:57:22 ID:5rdMeSLv
 俺は男顔時代の美少女小百合ファンだったけど、
最近は好きになれない。偉そうで、文化人を装い、イモ映画ばかし。
 田中絹代から、生涯現役を学んだとか、高倉健から、集中力を学んだと
言われてもねえ。つまんねえババア、ウザイと言いたいね。
 自信過剰やね。まあ、浜田光夫とかと一緒にでると、昔の野暮ったい、
男顔の美少女の面影がふっと横切るが・・・

110 :この子の名無しのお祝いに:映画暦110/04/02(土) 01:12:31 ID:uMOJbGjg
やれやれ、このスレもインサイド物語になったのかあ。品性は守ろうぜ

111 :この子の名無しのお祝いに:映画暦110/04/02(土) 01:14:42 ID:uMOJbGjg
朝生が始まるから一言だけ。南極物語は悪くない

112 :この子の名無しのお祝いに:映画暦110/04/02(土) 12:27:54 ID:kbcALtfo
南極物語で獲得したもの、失ったもの。
後者の方が多い
>>111
んだね

113 :この子の名無しのお祝いに:映画暦110年,2005/04/02(土) 19:38:53 ID:Ai+r2VMk
南極物語はなかったほうがいい。
ですが、「海へ」と「春の鐘」には、復調の兆しはあった。
「道」は藤谷プッツンに辟易したようだが、実は仲代達矢が痛すぎ。
間宮映像をぶち壊して、仲代は醜悪だった。空前のミスキャストだ。
「ストロベリー」と「HIROSIMA]だけ、観ていない。
後者はかなり、佳作だと言う噂はよく聞くけど。

114 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/02(土) 22:46:04 ID:ajX+NY0n
春の鐘、小佳作だよ。
ラストもいかにもだし、キャストはよくないね。
映像はかなり流麗だけど、ドラマが弱い。ルルーシュみたい

115 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/03(日) 21:25:50 ID:OC8XbG4d
ルルーシュかあ。彼も若い自分、シネマヴェリテの旗手だったもんね。
回顧すりゃ、ルルーシュは「男と女」「パリのめぐり合い」と、
題名忘れたモノクロの車の映画だけだった。食事場面と子供と、
ソフトフォーカスだけの人だったが、瑞々しいポエジーがあった。
蔵原はもっとダイナミズムがあったし、ステレオタイプでない、
切れがあったと思いたい。

116 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/04(月) 13:03:07 ID:9Vv0IbUg
どちらかといえば、ロベール・アンリコじゃない。
「ふくろうの河」とかね。フランスふうではあるね。

117 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/04(月) 19:45:48 ID:X/iMyGiQ
アンリコ説は少し過大評価すぎるよう
アルジェ挿入とか、確かにシネマヴェリテ的だった。
シムカス=アンリコ、ルリ子=蔵原図式でみれば、うん、少し理解。
ド・ルーペとダンモ、車好き(「オー」「冒険者たち」)、
鳥瞰ショット好きは似てる。「ふくろうの河」って、皆、知らないよ。
草月シネマテークの同時代香具師だな。
アクション下手も似ているがねえ。(「冒険者たち」対「俺は待ってるぜ」)
さすがに、褒めすぎだぜ
というのは、漏れはゴダールなんかより、
アンリコが数段上と思うからね

118 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/04(月) 22:21:15 ID:CdIdQzKO
蔵原=アンリコはイリュージョンでしょう。
似ている人、影響を受けた人なら、滝沢英輔であろうはずもない。
狂熱の季節=ゴダール、硝子のジョニー=フェリーニ、
道=A.ベルヌイヌという安直なアナロジーは控えたい。
一人の芭蕉を追及した果ての壮絶なる挫折でしょう。
だから作家性に拘る訳だが、清順や今平、中平など多分眼中になかったと思う。
日活なら、舛田、ひょっとしたら浦山には一目をおいていたと思う。
相手はどうかワケワカランけど、やっぱり増村保造が彼のライバルですよ。


119 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/05(火) 14:01:41 ID:7C0dBd4W
増村を意識して、駄作「風速40嫁」や「嵐の中を突っ走れ」を、撮った。
確かに、ヒットはしたけどね。

120 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/05(火) 19:36:21 ID:oyfjhm4h

40嫁;×
40米;○


121 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/05(火) 20:05:37 ID:YFYBnxEG
続投です。「霧の中の男」は石原慎太郎の悪文シナリオが基盤ですが、
本質は純文学の前衛だった。「風速」と自衛隊とタイアップの「嵐の中を」は
、さぞ屈辱的であったでしょう。
 でもこんな映画を撮ったから、後年、御用監督として揶揄されるわけです。
蔵原はかけひきという。事実そうだろね。
そのすぐ後で、今誰も見れない空前の傑作「第三の死角」が撮られた。
移動クレーンを多用した、それは目が回るようなモノクロ映画の傑作でした。
このあたり、毀誉褒貶と考えるか、やりたい事のためのサバイバルと
受け止めるかは、とても悩ましい。
ただ、増村や浦山なら、こんな政治的妥協はしないと思うが。どうでしょう。


122 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/05(火) 23:37:56 ID:T3A3O01b
うーん、少し厳しすぎ。だから、「第三の死角」という、
空前絶後の傑作があったと考える・・・

123 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/06(水) 15:33:45 ID:/xLbU47e
旧日活って、アプレ日活のロマンポルノについては、
排除の論理みたいね。仲良くすりゃあいいのに

124 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/06(水) 20:27:04 ID:L0j+pv3T
sage進行なので、>>123ごめんなさい。ちょっと横レス失礼。
先づ、俺は蔵原ヲタではないと思う。是々非々だから。
ただ、「憎いあンちくしょう」のヒロイン像の影響は凄いと思う。
俺はルリ子ヲタなので、渡辺武信の影響も大ですが、舛田の「赤いハンカチ」、
知る人ぞ知る実力派の松尾昭典の「夕陽の丘」「二人の世界」の2作、
そして江崎実生の「夜霧よ今夜も有難う」もみんな、
「あんちくしょう」の典子の延長だと思っている。
ある意味、自立した女性で、ジェンダーのはしりかも。
ですが、ジェンダーフリーまでにはいっていない、可愛い女でもある。
松尾監督は神代、藤田より、正統的な蔵原後継者かもしれない。
蔵原が松竹京都から引き抜いた筈で、蔵原助監督をしながら、
「街から街へのつむじ風」の挿入歌が「銀恋」につながるし、蔵原の
「硝子のジョニー」の函館の海は「夕陽の丘」のラストの別れの海岸です。
この辺、誰も言わないね。
松尾の最高傑作は「敗れざる者」だと、今でも思ってます。これいいですよ


125 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/07(木) 11:24:17 ID:EuHXdsV9
大雑把に見てきたけど、仲良しライヴァルの舛田利雄の
「紅の流れ星」のような作品はない。
「狼の王子」は初見のとき、蔵原だと思った。舛田らしくない。

126 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/08(金) 03:03:48 ID:FlT4HcoK
蔵原さんの初心者ですが、あの映像美学はどこからくるのでしょう。

127 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/08(金) 22:04:29 ID:tCNq98v8
私もわかりません。ただ、映像=撮影=ライト=編集(セットも含めて)は、
とても大事だが、映すべく何か対象がなければ成り立たない。
 禅問答みたいですが。

128 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/08(金) 23:48:06 ID:mJ4FWbGv
>>126
なにをご覧になられた?もちろん、嫌がらせではありません。
お知らせくださると、幸甚です。強制ではありません。


129 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/10(日) 00:31:22 ID:XH/CLXpI
昔話ですけど、武蔵小金井から府中までバスを利用してた。
当時、府中に近づくと、街路樹が桜並木でその時期は、繚乱でよかったよ。
 そして、ある時、府中で蔵原班がロケしていてね、
俺は監督をてっきり俳優だと思った。美男というより、カッコいいのです。
 今、流浪の旅を経て九州。桜が散りかけています。当時の桜の風景を、
鮮やかな瞬間として想起します。また、鮮やかな監督でしたから。

130 :1:2005/04/10(日) 21:26:28 ID:f21yihZh
私の過去の経験では、ここまで至るとは、正直思わなかった。
50位のレスでよいと思ってました。
 私は正直、「非介入の論理」のつもりでした。本当は四回だけ書きました。
嘘つきといわれるなら、返す言葉はありません。お許し下さい。
 今後のあり方ですが、蔵原監督関連なら、全て歓迎と致したく、
既に投稿された方々には申し訳ないのですが、スレ生き残りのため、
路線変更します。どうか、ご寛恕ください。

131 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/10(日) 22:25:11 ID:x4GYOmS0
どこかで蔵原にリンクすれば、いいってことですね。


132 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/10(日) 22:35:18 ID:x4GYOmS0
じゃあ、スレ愛するものとしてドカーンと貼りますよ。
************************ドカーン*********************************
今後のあり方ですが、蔵原監督関連なら、全て歓迎と致したく、
既に投稿された方々には申し訳ないのですが、スレ生き残りのため、
路線変更します。どうか、ご寛恕ください。
 どこかで蔵原にリンクすれば、よいのです。
****************************************************************

133 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/10(日) 22:56:12 ID:Oh01RHNb
蔵原監督のTV作品では大都会PARTU「別件逮捕」が好きです

134 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/10(日) 23:29:18 ID:x4GYOmS0
>>133
勉強不足で、なんも知らない どんな話、教えて下さい

135 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/11(月) 07:19:43 ID:OeEVb9/k
このスレで蔵原惟繕に関心を持ち「憎いあンちくしょう」を
借りて観たのですけど、これは大変おもしろかったのです。
続いて「銀座の恋の物語」「南極物語」もレンタル、
この二作はまあ悪くはないけど…程度に感じたワタシなのですけど、
他にお薦めの作品はあるでしょうか?
レンタルビデオ屋さんに置いてあることが前提になりますけど、
どうぞファンの方々にお薦めしていただきたく思います。

136 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/11(月) 21:05:13 ID:x7PyTTcU
>>135
まあ、「憎いあンちくしょう」クラスは先ずありませんね。
なぜかというと、「銀座の恋の物語」でも、”悪くない”といわれますとねえ。
私は傑作だと思いますが・・・。というお好みならば、
DVDとかVでは「執炎」でしょう。多分、お好みにあうのでは・・。
こちらは、芸術系なので、格調は一番高い作品です。
後で、お叱りを受ける前提で申せば、
「海へ See You],私は好みだが、こちらは期待しないで下さい。
「青春の門」だけは、おススメできませんね。
結局、素晴らしい作品はDVDやVになっておりませんので、
映画館でどうぞ、としかいえません。ゴメンナサイ

137 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/12(火) 22:18:23 ID:/pRtmrqL
 諸先輩には、先ずお詫び。まだ、にわかです。
「執炎」は文句ない。蔵原には、珍しい瑕疵のない一作。
ただ、その分アマチュア好みではない。凝縮された情念のドラマだと思う。
偉そうな物言いですが、観る側のレベルで評価はかわると思う。
たとえば、実相寺の「無常」でマンセーなら、この映画は無理。
能も凄いし、有名な鉄橋からの傘とか、ショットだけでも観れますが。
ルリ子さんの情念の怖さ、ここにきわまれり、まさに戦慄の美学。
もう一つ、比較的最近に再見したら、ラストがものすごく長くなっていた。
ディレカットだ。海の船、浜辺の風景がエンエンと続いていた。
冗長なのだが、当時のフィルムを探し出した(隠し持っていた)、
監督の思い入れがこれまた、凄い。ある種、命突き詰めた作品だと思う。

138 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/12(火) 23:49:48 ID:uGqvoAzM
「執炎」って、後半の冬の場面も、全部夏に撮ったと聞いたけどホンマ?
トリュフォーの「アメリカの夜」を想起したよ。

139 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/15(金) 01:56:57 ID:+Ymg2Jxr
>>136-138
「執念」は芸術的すぎる傾向がある。けど、フォットジェニックですね。
能はおかしいという指摘もあるが、一番好きな作品です。


140 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/16(土) 19:07:53 ID:dqZm7TNs
>>138>>139
凝りに凝った映像美学で,手持ちカメラよりfixが主体だった。
情念の凄みは最高なんだけど、漏れは軽い「銀恋」の方が好きだようん。
「銀恋」こそ、テク爆発だと思う。もう一つ「愛と死の記録」の難病モノへの
アンチテーゼ、千切れ飛ぶ風景、切れ味鋭いカッティング。
鮮やかな瞬間があって、こちらもカッコよい。


141 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/16(土) 22:34:31 ID:l+lx/xyK
>>140
同意。ただ、前にもどなたかカキコだと思うが、
蔵原の作家性は、日活の商業主義との葛藤の中から産出されたと思う。
だから、「愛の渇き」の後は全部ペケ。

142 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/17(日) 02:51:35 ID:tmlh4m1f
みっつみちでするほいどのぼんぼよお

143 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/17(日) 21:49:48 ID:Owk+Eiw9
↑ゴメン。理解不能は私だけ?


144 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/18(月) 00:07:47 ID:rNhsaKHA
よっつよんでするげえしゃのぼんぼよお

145 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/18(月) 21:35:24 ID:ZLVJHlbO
<<143
と同じだけど、俺は低能だけど、説明してくれ。

146 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/18(月) 22:30:04 ID:qCXlHbvQ
結構書き込みが多数なのに、ランク・ダウンが著しい。
つーことは、少数の書き込みが圧倒的なのかしら。まあ、自演か

147 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/19(火) 19:59:55 ID:yoa5YQFA
ランクダウンしてもいいと思う。
無理してカキコするのはよくないよ。
気が向いたらで、よいのでは・・・

148 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/20(水) 00:06:45 ID:eAwA1HmJ
>>145
「青春の門」に出て来る春歌だよ。
蔵原版「自立編」では杉田かおるの織江が歌う。

149 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/20(水) 13:40:33 ID:/5hTGJOO
フーン。青春の門「自立篇」かあ。アリガトン。
杉田ヌードがあったけど、幼児体型の肥満型でしたね。つまらなかった。
ホンがまにあわなくて、深作と合作の前作がましだった。映像もよかった。
でも、浦山=吉永の方がかなり上だよね。

150 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/20(水) 13:43:50 ID:/5hTGJOO
ageてしまった。スマソ

151 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/20(水) 19:29:00 ID:TZN3L+aS
蔵原・深作の合作は達者だよね。映画は凡作だけど。
映芸では濡れた映像は蔵原となってるけど、それどうかな。
私的には、深作=松坂は濃密な関係だと思うけど、
濡れた映像はやっぱり、蔵原かな?まあ、うまく合作したもんだ。


152 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/20(水) 20:52:36 ID:aOHjkVB1
でも、浦山も相対的には、遥か上だがたいした作品ではなかった。
吉永の自慰行為と大竹の天才だけですよ。

153 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/20(水) 21:43:19 ID:aOHjkVB1
だって、風間なんか「鎌田行進曲」と比べて、
こんな弛んだ映画はやるきないと公言してたもんね。
東映=高田宏治とは相性が悪い。でも、晩年の小佳作の「春の鐘」は、
東宝=高田宏治だったんだよね。
最駄作の「道」、(これも褒めるクチだが)、最駄作は間違えない。
これも、東映。やはり、東映のスタッフとは肌があわなかったのでしょう。

154 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/20(水) 23:50:29 ID:eAwA1HmJ
浦山の「青春の門」見たことないんだけど、
大竹しのぶも、春歌うたってるんですか?
同じシーンがあるかどうかも知らないんだけど

155 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/21(木) 00:07:05 ID:uE7l4mqC
他の人がレスするとおもう。俺の昔の印象には残っていない。
 ただ、ドデーンと丸ごと、身体を投げ出した感じだった。
エロスなど、皆無だった。
ただ、ものの哀れの風情があって、やっぱり天才の雰囲気はありましたな。
お答えになっていない。いづれ、お詳しい方が説明してくると思う。失礼

156 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/22(金) 18:37:45 ID:u11nXdpD
俺も春歌の記憶ないなあ。浦山スレでお聞き下さい。
酒乱で人嫌いの浦山は蔵原と結構、馬があったみたい
浦山は日活第一回採用でしょ、多分。でも、酒乱、自滅型アル中の浦山は、
南極物語の興行成果のあとで、蔵原が酒もって、陣中見舞いしたときは、
まったく打解けなかったみたいね。この屈折はお互いにあったのだと思う

157 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 21:53:29 ID:eef0VpJt
脱線しすぎかも。浦山って、本当に才能あったの?
今平とか大島(日活ではありませんが)のような、鈍牛よりは、
才はありましたが・・・松尾昭典と比べたら、松尾が上だと思う

158 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 17:54:19 ID:ff2w7z0N
でもさ、「キューポラ」はやはり別格の趣があるよ。
後続の遠藤・吉行原作モノは出来が悪いけど。
一人の芭蕉だと思う。吉田の「秋津温泉」と同じだよ。
寡作は得だが、代償の台所は大変でしょ
血の滴りみたいな作品は、蔵原にあるかい?

159 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 17:34:16 ID:nTz/n8Cf
渡哲也は好きな作品として「仁義の墓場」「無頼より 大幹部」「紅の流れ星」と並んで
「愛と死の記録」を挙げていた。広島で毎日昼間はロケをやって、
宿に帰ってくるとまた延々リハーサルをやるという生活を一ヶ月くらいやっていた。
作品としてはそんなに好きというわけではないが、
映画というのはこうして作るものなのかという驚きがあった、という理由。
デビュー2年目の渡はずいぶんシゴかれ、映画の演技というものを教えられたようだ。

160 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 22:44:49 ID:ozVbX1KT
自分は舛田の「紅の流れ星」はホンマ絶品だと思う。
格好いいもんね。
「愛と死の記録」は、バイクのシークエンスだけでも抜群だった。
こちらは蔵原です。
結局、難病モノの決定的なアンチテーゼって、これきゃない。
シドニー.J,フューリー監督のサディズムの美学(瀬戸川猛資先生のレトリック)
のマリアンヌ・フェースフル作品と、テイストがかなり似ている。

161 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 00:04:39 ID:vs0SeEhP
マンディアルグか、「あの胸にもう一度」ですな

162 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 01:07:46 ID:Dg3eAQ7N
>>160
>自分は舛田の「紅の流れ星」はホンマ絶品だと思う。

あのルリ子さんは絶品だね。
典子三部作とタメをはってる。

163 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 13:19:46 ID:2Vzcrcva
「紅の流れ星」後半て、ゴダールっぽい。「狂熱の季節」ほではないけれど。
スレ違いだが、大好きな舛田作品(順不同)
闘牛に賭ける男、太陽は狂っている、赤い波止場、完全な遊戯、
錆びたナイフ、狼の王子、「無頼」より大幹部、紅、ハイティーン・ブギ
etc.
好みがでちゃうね。慎太郎原作が多いし、ルリ子ものも多い。
あと、山田信夫とかね。だから、作風が違っても、蔵原と被る。
あえていえば、蔵原が芸術的作家性にこだわり、あっさりと失速したのにくらべ、
舛田はゆるやかに減速していった。つまり長命だった。
俺としては、「泥だらけの純情」より「太陽は狂っている」の方がすきだな。
浜田光夫のチンピラやくざもの、結構好きだ。スレ違い、スマソ

164 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 20:25:39 ID:nRpqSCNM
脱字が多い。内容は脱線だけど、とても面白い。
なので、掟破りかもしれないが、ageてしまう。すぐに、sageます。スマソ

165 :164:2005/04/27(水) 20:29:17 ID:nRpqSCNM
sageます。顰蹙ものですかね。謹んで、お詫びします。
>>163
答えてくれ。何で、「赤いハンカチ」がないんだよ?

166 :163:2005/04/28(木) 00:12:43 ID:QlpP8IeE
>>165
見ていないのです。何度もチャンスがあったのですが、
”君の名は”みたいにすれ違ったから。

167 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 20:39:27 ID:lylJjSuF
とても失礼だけですが、”君の名は”となると、かなり古いレトリック
ですよ。私も想像を絶する高齢者ですけど。
うんと、若い世代の映画ファンだと思ったけどね。

168 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/29(金) 00:35:07 ID:CVh/4upO
しかし、15年ほど前にNHK朝のテレビ小説で鈴木京香主演の「君の名は」もあったので、
あながち古いともいえない。とはいえ、こんなドラマ、なかなか思い出す人もいないだろうけど。

169 :167:2005/04/29(金) 01:15:22 ID:nkMx6z6o
>>166
古い映画をよくご存知な方ですから、でも決め付けはよくなかった。
>>166
ごめんなさい。無神経で、デリカシーを欠いた人間だから・・・
今後、気をつけます。本当です。
>>168
友情ある忠告ありがとう。

170 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/30(土) 01:09:45 ID:ZTm7NXGC
んで、「赤いハンカチ」はどうなのよ。
和泉夫人のお気の毒な鼻血に染まったハンカチではないでしょ?

171 :この子の名無しのお祝いに:2005/04/30(土) 22:33:28 ID:WSheGqYv
>>170
正直、舛田でなければならない作品とはいえない
江崎実生作品なら大傑作といっただろう
ところで、和泉って能・狂言の元*のことだろう
血で染まった赤いハンカチは「キル」ファンの漏れには不快なレトリック

172 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/03(火) 21:13:30 ID:CB4y3bNf
私は「ある脅迫」とか、「この若さある限り」のようなマイナー作品が、
結構、好きだ。一年以上前のアスキーアートの蔵原スレはまだいきている。
アスキーさん、ゴメンなさいね。興味あれば、検索してね。まだ若かった

173 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/11(水) 18:42:08 ID:vJ1eZ+sf
アスキースレ拝見。
誤字脱字には少し辟易だけど、内容はいいねえ。
イジワルの方は豊田四郎スレの主宰者だろうか?
新緑の季節だから、age

174 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/11(水) 18:43:49 ID:vJ1eZ+sf
age過ぎたので、ゴメン、sage

175 :1:2005/05/11(水) 18:47:11 ID:vJ1eZ+sf
そのはずですよ

176 :1:2005/05/11(水) 18:51:49 ID:vJ1eZ+sf
>>173-175
上は自演のつもりではない。当事者の了解を得ていないから。為念

177 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/12(木) 01:39:19 ID:GXidrQc7
あちらは、数名でまわしているのかな。突然の断絶だな
絶でつ。
アスキーアート隠れ里 蔵原惟繕
で検索して.URLなど、よう分らないので

178 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/18(水) 01:22:23 ID:yr9PoA69
結局は、やはり、典子三部作を語らないといけないと思う・・・
「憎いあンちくしょう」「何か面白いことないか」「夜明けのうた」の
三部作が蔵原の基本でしょう。ここが原点だと私はいいたい。
 マニアックなヲタなら、「第三の死角」「ある脅迫」「狂熱の季節」
「黒い太陽」かもしれない。これは、ウルトラ前衛そのものだった。
 映画芸術派なら、「終炎」と「愛の渇き」だろう。
でも、天下の傑作、「硝子のジョニー野獣のように見えて」は、
この位置づけでいいのかしら。違うような気がする。
ハスミスレなど、勉強のため、時々拝見するけど、
こいつら、バカじゃないかと思う。
映画嫌いの理屈好き集団、といってよい。 映画を観ていないもん。
 で、蔵原にはELSEの娯楽映画ファンも多いのですよ。
「俺は待ってるぜ」、やっぱり「銀座の恋の物語」、
「愛と死の記録」はここに位置させていいのかな。テレビなら、落魄したとはいえ 、
通俗的だが、捻った作品もあったけど。総括すれば、こんな感じですね。
「キタキツネ物語」や「南極物語」はオミットしたい気分です。


179 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/18(水) 01:28:24 ID:yr9PoA69

の、「終炎」→「執炎」の誤りです。訂正致します。

180 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/18(水) 02:19:46 ID:0xKGBlXX
あのね、テクスト解釈スレだから、マジメなんじゃあない。
かなりお下劣な人が主宰されておるのか、狂言回しかわからない。
けれど、映画の専門性なら、こっちが上

181 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/18(水) 02:26:01 ID:0xKGBlXX
まあ、来ないとは思うけど、外国映画はそこそこ観ているような気もする。
しかし、あたまでっかちで、カット分析、映像技術論なら、格が違う。

182 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/20(金) 19:47:59 ID:2ksK4F5J
やはり、蔵原映像は素敵だと思う。デビュー作から「愛の渇き」までだけど。
立川談志も同じような事、テレビで言ってた。

183 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/21(土) 00:47:40 ID:U3BuBlqL
それ昔、観たよ。岸本加代子(字、違うかも)さん司会の30分番組でしょう。
立川流本家が酔っ払って、サングラスをかけてでた奴。
ビールもでねーのかとか、くだをまいてた。ビールも出たような。
「昔はさ、蔵原なんか最高だったんだけど」といってた。今でもおぼえている。

184 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/22(日) 01:00:48 ID:ikqCQEba
蔵原の凄さって、結局、松竹のまがい物と違って本物のヌーヴェルバーグ
だということ。俺はおよそ限定的だが「憎い」「銀恋」までは観れた。
「キツネ」「南極」以降は全部、観ていた。凡作といわれる作品ばかりのよう
だが、テレビも含めそうバカにするな。でも、このスレで全盛期なるものを拝見、
なるほど、切れ味が違うとおもった。DVDにしてくれ。

185 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/23(月) 23:49:11 ID:YglROnm0
「いいとも」にでたのは覚えています。南田洋子さんの後で、
南極物語の映宣だとおもう。その後が藤田敏八で、
「神代が入院したので、見舞いに行こう」と話していた。

186 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/25(水) 00:38:09 ID:vK6BSrp5
醜聞が続いておりますね。そんなんでよければ、
南極物語で大成功した蔵原が肝硬変ぎりぎりの浦山に酒もって陣中見舞い。
浦山は蔵原を人間的には、今平より好きだったし、往時の才能を評価していた。
浦山は手のひらに、模様があるくらい体調を崩していたが、
南極大成功の蔵原は嫌だったみたい。

187 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/25(水) 14:17:20 ID:WZ3LD4vu
http://bubble3.2ch.net/test/read.cgi/natsudora/1109908401/168
>蔵原惟善が亡くなられた折も、代表作として連中がピックアップしたのは「南極物語」。

これ本当でしょうか。

188 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/26(木) 01:33:37 ID:qYrDusAk
スレタイがTVを支えた映画監督で、
西村潔とか出ていますね。自分の理解では、文脈の中で理解されれば、
>これ本当でしょうか。
という問いになりませんでしょう。ちょっと冷淡かも。ゴカンベン



189 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/27(金) 23:05:14 ID:mGdStNoj
脱線だが、西村の遅咲きデビュー作、慎太郎原作(?)、
黒沢年男の奴、ハードボイルドタッチだったよ。小佳作だった。
寺山のような趣味があって消えて、テレビで浮かび、悲惨な最後だった

190 :この子の名無しのお祝いに:2005/05/29(日) 01:06:41 ID:49SCY0Pp
西村は最後まで、才能はそこそこあったよ。
まあ、変態といいますか、犯罪者だから。
だから復活は並みなら、先ず無理でしょ。


191 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/01(水) 00:35:40 ID:4SEYq8wl
かなーり脱線だよ。西村潔ならデビュー作だけ凄かった
で、原点戻って、
>>187
>蔵原惟善が亡くなられた折も、代表作として連中がピックアップしたのは「南極物語」。

これは本当ですかという問いですが、
自分の意見なら、そういう人がいてもおかしくない。
というのは、興行収入とは違う意味で、蔵原のドキュメンタリータッチ
が観れたから。でも、まっとうな蔵原ファンは殆ど、納得しないでしょう。
イヌの映画ですから。

192 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/01(水) 23:53:00 ID:stUf0S8Z
>>187のスレ、今度は長谷部安春の話してるね。

193 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/02(木) 00:07:02 ID:bkL2Zt7k
蔵原は毀誉褒貶にさらされても仕方ない。
ただ、既出だろうけど、以下の澤井信一郎の記述が全て言い尽くしているように
思う。
 曰く、
「夜明けのうた」へのコメントですが、
「僕は当時、東映の助監督でマキノ雅広監督などに付いていたのですが、
こういう映画を一本撮れたら監督をやめていいと思ったほど
鮮烈な印象を受けた」。
 続いて「処女作”俺は待ってるぜ”からオンタイムで観ていて、当時は
大学生だったのでに、シャレてる日活の中でも、とりわけシャレてると
思った」(映芸、2003年夏号 第404号、pp.56-57)。
 澤井の洒脱な「Wの悲劇」はそんな感性から生まれたようにも思う。
ちょっとageますね。すみません。

194 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/02(木) 00:11:06 ID:bkL2Zt7k
自省せねばいけませんね。sageに戻します。スマソ

195 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/02(木) 00:11:12 ID:bkL2Zt7k
自省せねばいけませんね。sageに戻します。スマソ

196 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/05(日) 00:59:50 ID:l2jfuhaw
映像感覚と頭脳もシャープだったと思う。
いい人なんだってねえ。

197 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/05(日) 02:07:59 ID:uyTknyyk
>>192
そのスレにはお邪魔する気はないけど、当時の長谷部は日活では、
唯一、ハードボイルドタッチだった。
その後、小沢、澤田のような俊才が出るが、ロマンポルノに呑まれた?

198 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/05(日) 23:12:54 ID:s2X9HeOE
長谷部は確かに、マニアックで、ハードボイルドタッチだと思います。
が、マニアックな凝り性のわりに、雑な印象もある。
藤田敏八(で統一)のワイルドジャンボの方が当時も評価はあったようですが、
そりゃあ、長谷部が上です。ただ、「陽の出での叫び」(?)は、撮れまへん

199 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/08(水) 05:26:59 ID:sw34Rg9r
>>121
BSで「嵐の中を突っ走れ」放映。まあまあ面白かったじゃない? 若い教師でバスケのコ
ーチで頼れる兄貴、裕次郎だね。あそこまで町内の問題にクビを突っ込むか、という気もするが。

女子高生役の若い女優たちがみな可愛い。中原早苗もこの頃は美少女だったね。顔の作
りがそのままにおばちゃんになっていったからなあ・・・。北原三枝も当然綺麗。
自衛隊は出てこない。他の映画とお間違えになった? 不思議なことに石原プロサイトの粗
筋はまるで違う。恐らく当時のプレスシートにはそう書いてあったのだろう。
プレスは制作中に書かれるのでデータや梗概がしばしば完成作と違うことがある。
ttp://www.ishihara-pro.co.jp/ac/ishihara/i_movie/mo_23.htm

たまにはageるか。

200 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/08(水) 05:39:36 ID:sw34Rg9r
>>197-198
長谷部さんに「陽の出の叫び」は無理。ああいう自滅する青春の倦怠や挽歌みたいな発想はない。
若い俳優を使った「野良猫ロック」も、根底は日本でアメリカのバイカー映画や西部劇は翻
案できるか、という発想でやってるわけだから。
長谷部さんなら最後にもっと意志的に主人公に何らかの行動や決断を下させるのでは?

長谷部・小澤・澤田は後年は主にTV映画しか撮れなかったね。小澤はほとんどロマンポルノを
撮らなかったが、長谷部・澤田はロマンポルノでも衰えなかった。
50〜70年代のアメリカ映画的なノワールやアクションの翻案を徹底して日本で追い求める
長谷部さんの発想は本当に異質で、もっとマニアックに再評価されていい人ですよ。
タランティーノが誉めればいいのだろうか?

TVの「あぶない刑事」も元ネタと思われる「刑事スタスキー&ハッチ」「破壊!」
「マイアミバイス」そのまま。完璧にパクってもらえてプロデューサーも喜んだんじゃないかな?

201 :121:2005/06/10(金) 21:58:10 ID:jEpz7Sj9
おや、ダブったらごめんなさい。
旭の「嵐を突っ切るジェット機」と混同してました。
こちらは浜松方面の自衛隊アトラクションでした。
失礼しました。北原三枝はもちろん、中原早苗であのマンマ年を重ねられました
失礼でした

202 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/13(月) 18:56:56 ID:kJwsuVH2
長谷部の演出の白眉は、藤竜也独特のあの笑い方がいいんだよね。

203 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/15(水) 03:58:29 ID:ubGKfQfH
やっぱり、アスキアート 隠れ里
の蔵原スレは独特だね。しかも誰も書いていないのに、一年たっても生きてる。
豊田四郎専科のジジイさんも、当時は、頭が切れている
もう、あのバトルは無いのか 残念だ

204 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/15(水) 04:22:55 ID:ubGKfQfH
URLに頼ると失敗した。

アスキーアート 蔵原惟繕で検索、全部クリックで一杯でて来る

205 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/15(水) 04:36:55 ID:ubGKfQfH
自己レスなのだが、

@アスキーアート 蔵原惟繕
で検索。
Aそこの豊田四郎スレの45行目(アンカー)のURL
で検索が一番、迂遠だがラクチンだ

206 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/15(水) 04:43:29 ID:ubGKfQfH
ageも程度問題、やり過ぎ。ゴメン

207 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/15(水) 21:16:36 ID:OeCYfRj/
本当にそうですよ。まだ、2chの初心者ならいい。
このスレのような、確信犯はやめれ

208 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/20(月) 17:56:23 ID:s2D6I7eQ
135です。遅ればせながら「執炎」を観ました。

もともと伊丹十三の顔が生理的に嫌というものあるのですけど、
男の色気皆無だし、執着するほどの男とはどうしても思えず、
伊丹十三じゃなければなぁ…という気持ちばかり残りました。
「愛の渇き」の石立鉄男もミスキャストにしか思えなかったし、
ルリ子さえよければ男優なんてどうでもいいのでしょうか?
それよりは「夜明けのうた」(浜田光夫がすごくカワイイ!)
「愛と死の記録」(渡哲也を初めてイイと思った)がよかったです。
今度、「何か面白いことないか」を探してみたいと思います。

余談ですけど、E-mail欄に「age」を入れる意味は何?
それと、>>207の言っている意味がさっぱりわかりません。

209 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/21(火) 00:06:56 ID:rWxdAtyY
「夜明けのうた」よく観れましたね
自分はまだ、観れない
「愛と死の記録」難病もののアンチテーゼですよ、痛烈でシャープ


210 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/21(火) 22:26:55 ID:PHbFO4gw
>>208
「硝子のジョニー 野獣のように見えて」をご覧になられましたか。
亡くなられた相米監督が邦画ベスト10に推挙された作品です。
もう一つ、浜田一番は「泥だらけの純情」ではなく、自分の意見では、
蔵原の「この若さある限り」だと、思う。マニアックかも。だったらお許し
くださいね。

211 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/21(火) 23:01:30 ID:PHbFO4gw
連続で、失礼。
アスキアート 蔵原で検索したけど、何もでませんでした?
もちろん、工夫もしましたが何も出てきませんよ
>>203-205 教えてください

212 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/22(水) 00:21:55 ID:pdsrsmnE
野々山と申します。もしお暇があれば、かなりガタピシしてますが、
http://niracha.s12.xrea.com/test/read.cgi/aa/1059225060/150
なぞも、刺身のつまということで、ご笑覧くだされ


213 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/22(水) 14:28:13 ID:pOiJe9Kp
>>209
幸い、ラピュタ阿佐ヶ谷の浅丘ルリ子特集で上映していたのです。
現在は「愛の渇き」を上映中。
「愛と死の記録」は、小百合はあまり好きではないし、
お涙頂戴かと期待していなかっただけに、本当によかったです。

>>210
残念ながらまだ。このスレでもいちばん評判がよい様子なので
気にはなっているのですけど。都内で上映されることがあったら
観に行こうと思っています。
「この若さある限り」気になります、なんとか見れないものかしら?

明日はアテネ・フランセへ「狂熱の季節」を観に行くつもりです。

214 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/23(木) 22:59:15 ID:kYkpYBDA
「狂熱の季節」を見てきました。屑人間の話だったんですね。

当時の若者の間では、鈴木あみのアヒル口よろしく唇をとんがらせるのが流行りだったのでしょうか?
川地民夫があの表情を作る度に虫唾が走ったのですけど。

215 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/23(木) 23:51:09 ID:Sy3j4eWB
そういわれるとね。
あのスタイリッシュな映像に痺れたのは私だけか?
凝った画面構成、大俯瞰ショット、素敵だったけどな。
今見ると古い?ドラマ内容はアナーキックなだけだった
川地の酷薄な無表情で評価が分かれるかも。人それぞれ・・・

216 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/24(金) 01:19:08 ID:EMCJFWQX
カメラぶれすぎと思わない?

217 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/27(月) 11:05:52 ID:fxZk2KzH
ブレが神経質しすぎだといった評論家がいた。
タイトルバックは当時、画期的だと思ったけど

218 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/28(火) 22:05:12 ID:W0QGj68m
>214
>「狂熱の季節」を見てきました。屑人間の話だったんですね。

これ困ったけど、まずあなたはモダンジャズをしらないのでは?
日本人で、あの洗練されたタイトルバックを超えるものは、私はしらない
当時、あんなに移動クレーン、手持ちカメラのブレがあっても、かなり
アクロバティックな離れ技。終わりの****モーション。*は伏字にする。
1960年の作品ですよ。渋谷のロングショットもよかった。
喧嘩をうる訳ではないけど、感覚、モラル、世代間ギャップだとおもいたい。
でないと、あの映像のアナーキーが泣いている
そこまで、酷評されるのは、とてもショックだった


219 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/28(火) 22:46:55 ID:11gqw1sk
映画の出来はともかく、屑人間の話には変りないんじゃないの?

220 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/28(火) 23:23:31 ID:KxV7zQKR
よこレスです。>218の観方は正統派でありながら、かなりマニアックだよね。
贔屓の引き倒しです。でも、その部分だけは私は同感だ。
ですが、オレ流だけど、>214は、あの物語に多分、生理的な嫌悪があった・・・。
あの物語と先に書かれたアナーキー、川地の無機質への嫌悪は健全で、
妥当です。
でも、私は「狂熱の季節」のハードボイルドタッチが大好きですがね。

221 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/28(火) 23:50:03 ID:iAWlXxFl
監督になってからは、年に4、5本とかなりの多作家だったのに、
63年以降急速に数が減るのは何があったのでしょうか。
63年はこれ一本。64年は「黒い太陽」「執炎」だけ。66年「愛と死の記憶」67年「愛の渇き」と一本ずつだけ。
落ち込みがあまりに急です。

222 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/29(水) 00:28:35 ID:CKnlGIC/
横レスの輩があれこれいうのは僭越だけど、
制作サイドと作家性の葛藤がかなり、あったとは仄聞した。
でも、作家性より、プログラム・ピクチャー(蔑視ではない)の制約の中で、
苦労した作品がまばゆいのは事実ですね。専科のお歴々、解説してください

223 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/29(水) 06:13:55 ID:o2EI6HMV
堀体制で、あの作風だと厳しいでしょ。
ルリ子がいなかったら一本も撮れてなかったのでは?

224 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/29(水) 10:39:15 ID:aiut2wx+
うん。清順や蔵原は独特だから

225 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/29(水) 19:50:49 ID:ypIHqC/Z
>>223
>ルリ子がいなかったら一本も撮れてなかったのでは?

たしかに年代を見ると、典子三部作で映画作家としての全精力を使いきってしまい、
その後は撮れなくなってしまったということがはっきりとしてますね。
残酷なものですが、それだけに典子の三作の価値は相対的に高まるのかもしれません。

226 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/29(水) 23:12:48 ID:/M8xYKcp
デートリッヒ=浅丘、スタンバーグ=蔵原でんな。
蔵原はフェミニストで、スタンバーグほどマゾ的に嘆いておらん。
でも、典子三部作が彼のゲネシス、まあ起源となるだろうね。


227 :この子の名無しのお祝いに:2005/06/30(木) 23:32:40 ID:hju3tFa7
>>225-226
松竹では、大島=小山、吉田=岡田、篠田=岩下は、ご夫婦ですね。
蔵原=浅丘は夫婦でないし、ご夫人の宮城野由美子さんは、宝塚の
絶世の美女。宮本武蔵のお通も演じられた。清楚で、かわゆい人でした。
だけん、蔵原ールリ子の典子三部作は、露骨に言えば不倫三部作ですよ。
もちろん、山田信夫の典子は松本典子で、これも清水邦夫という畢生の
戯曲家の細君だから、道徳的には問題がありというと、これ厳しすぎ?

228 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/01(金) 07:17:03 ID:3PUfHxJt
> 大島=小山、吉田=岡田

ここは本当に糞真面目だね。まあいいんと違うの(w

229 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/01(金) 20:27:35 ID:qVErChk8
>>228
痛烈な皮肉かな?2chらしくないのは、事実。
青林がこないにはなんか、あるのかな?幸いだが・・
蔵原が映画史に残らないつーことですか?

230 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/02(土) 21:02:03 ID:sbsUXwJq
>>213
「この若さある限り」自分は、2年位前に横浜で見ましたよ。
だから、都内なら観れるはずです。NECOはどうかな?
この作品は浜田光夫と吉行和子が主演でね、
吉永小百合は完全な脇役なんですよ。かなりエロいのですが、
自分は好みだけど、一般的にはどうかな。
過剰な期待をしなければ、満足度はあると思う。

231 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/03(日) 22:26:40 ID:EeOVCm+I
やっぱ、銀恋、夜明けの、第三の死角、ある脅迫の順番かな。
別格は、そりゃ「憎い」と「硝子のジョニー」のどちらかでしょう。
執炎、愛の渇き,はご立派すぎて好きではない。「狂熱」と「黒い」は凄いぞ。
漏れ的には、いわゆるSP映画の中での蔵原らしさの発見が好きだ。
まあ、日活以降は、つるべ落としだと思う。
南極物語さえなければ、映画史に残ったよ。


232 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/04(月) 00:56:18 ID:QvAoYCcB
>いわゆるSP映画の中での蔵原らしさの発見が好きだ

熱心なファンでないけど同意です。鱶女だっけ、あれは好きだ。素晴らしい。


233 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/04(月) 01:54:01 ID:vtGAKG29
214です。
川地民夫の大仰な表情(特にアヒル口)に生理的拒絶反応を起こしてしまったので
あのような感想になってしまいましたけど、映像自体はオシャレと感じましたよ。
映像のテクニック面の魅力より、あらすじに対する嫌悪が強かったということです。
世代のギャップなのかもしれませんけど、ああいうアナーキーな人間が主人公という
有り難味がわからないし(今からすればアナーキーな人間が主人公なのは珍しくない)
主人公のこれみよがしな行動に定石通りに振り回されるカップルにもイライラ。
思う壺な反応を取る真人間なんて、安易と感じてしまうのです。

世代的なものは大きく影響しているでしょうね…
「銀座の恋の物語」はおじさんが何度もカラオケで歌っているを聞いているから、
劇中、あの曲が流れる度にむず痒くなって素に戻される気分でしたけど、
「夜明けのうた」は映画を見て初めて聞いたし、岸洋子という人をそれまで
知らなかったから、抵抗なく楽しめましたし。
ちなみにジャズはおじさんの聴く音楽という印象は否めません。

その後、蔵原惟繕を追いかけたくてもソフトが出てないし上映予定もなくて
追いかけようがないので、今は浜田光夫を追いかけています。
今まで視界に入ってなかった小百合コーナーをまめに物色中。
意地でも「この若さある限り」を見たいのですけど、日活さん、ソフト化して
くれないかしら…

234 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/04(月) 21:57:18 ID:/oHZDe0b
自分は日活男優の中で、
浜田、高橋英樹、渡、山内賢、藤、杉良の世代だとダントツ浜田だなあ。
とっぽいアンちゃん風だけど、眼がキラキラ、ある映画ではぎらぎらで、
あの雰囲気は今の月9でも、かなり通じると思う。独自の個性があった。
だって、平凡、明星で第一位だったもんね。ミーハーですまん。

235 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/05(火) 21:54:52 ID:HWk6CobW
恥ずかしながら、銀恋がレパートリーだから。私も若いOLさんに嫌われてる
のだろうなw)>>233の意見は正直、カラオケでも参考になった。アリガトン
でも、銀恋は瑣末なところを含めて、私は大好物だ。



236 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/06(水) 03:56:43 ID:OZX9ieI5
いえいえ、銀座の恋の物語という曲自体がいけないわけではないのですよん。
誘われれば付き合って歌いますし。
ただ、そういう形で馴染んでいる曲なだけに、登場人物が作曲した音楽という設定で
劇中で使われるのにたまらなく違和感を覚えてしまうのです。

例えば、仁義なき戦いのテーマ曲をバラエティ番組で刷り込まれていたため、
実際の映画を見た時、あの曲が流れて反射的に笑ってしまったのと同じ感じ?

…なんか違うかな?

浜やん平凡、明星で一位だったとは驚き!
わたしはずっとアイアンキングの人という印象があったから…
アイアンキングは石橋正次目当てで見たんですけど、この時の浜やんと
日活時代の浜やんはまるで別人のよう。

237 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/06(水) 22:26:06 ID:dhhn/ne2
>>233
もう、「第三の死角」のような幻の名作(?、観ていないから)を除いては、
ソフトは揃っている。なのに、コマーシャルベースでは引き合わないのかな。
でも、悲観しないでください。あちこち再評価があるようで、
自分はとてもうれしい。灰の中から、蘇生したかんじです。

238 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/07(木) 21:48:38 ID:w3ejyuQy
>>237
自分もヲタだが、それは甘い 嫌がらせではない。同志だと思う

239 :野々山:2005/07/08(金) 17:51:08 ID:Wsp4Rwyl
かつて自分のコピペでアクセス規制になった。だったら覚悟はできている。
「銀座の恋の物語」脚本;山田信夫・熊井啓、企画;水の江滝子、撮影;間宮、
音楽;葛木創、助監督;西村昭五郎
 石原裕次郎は画家の卵、ジャズ喫茶のピアノひきジェリー藤尾と銀座裏の
屋根裏部屋で同居。ボヘミアン生活をしている。
裕次郎は天涯孤独なお針子の浅丘ルリ子を愛している。裕次郎はルリ子のポー
トレイトの作成に没頭していた。ジェリーはバーテンたちの企てで、
ピアノ弾きをクビ。裕次郎はルリ子との結婚報告をするため、信州の母のところへ
行く。旅費稼ぎの為ルリ子のポートレイトを清水将夫画商に売却する。
信州行きの当日、新宿駅へと急ぐ途中で、ルリ子は車にはねられ、消息不明と
なる。裕次郎もジェリーもヤケクソになり、ピアノを回収にきた月賦屋を殴っ
て留置所送り。
やがて悪の道に走ったジェリーは豪華アパートに住み、裕次郎が売却した
ルリ子のポートレイトも所持していた。
そんな折、裕次郎はデパートに流れる鶯嬢になったルリ子の声を耳にする。
ルリ子は先の事故で記憶喪失になっていた。一方、ジェリーは偽造ウイスキー
製造で警察から追われていて、そんなある日、ルリ子を訪れポートレイトを
渡す。
さて、その先は如何に。記憶は戻るのか?以上があらすじ。マー、この作品を
何回見ただろう。思い出深いショットがたくさんある。あたしはVを持たない
主義で、記憶だけが頼りで、ネット検索から情報付加している。
夜明けの銀座道り三丁目あたりを人力車を引く裕次郎をハンドキャメラが
追いかけてゆくタイトルバック。下宿先の屋根裏部屋でジェリーが「あの歌」
をポロリと弾くと、そのままカメラは窓を接した洋裁工房をとらえ、
ミシンの音がリズムを刻んで、和泉雅子が次を口ずさむ、ワンカット。
ミュージカルじゃんと思った。トランペットをふく青年のショット。
洋裁工房を下から見上げるショットは「ウエストサイド」みたいだった。
裕次郎がルリ子のポートレイトを画商に売却するのに、ルリ子は額を買う
行き違いはオー・ヘンリーの「賢者の贈り物」の味。
夜のデパート(旧、松屋)の屋上での電飾の白熱のショットよし。
そしてルリ子が記憶を取り戻そうとする葛藤、新しく芽生えたお互いの愛を
確かめながら、過去の追体験を重ねてゆく。このプロセスが甘美にして
サスペンスフルで、BGMもかなり凝っている。まるで、J・ヒルトン原作
=M・ルロイ監督の「心の旅路」の記憶喪失のスミスと踊り子ポーラが逆に
なった趣あり。小道具のオモチャのピアノ、伏線のはり方もセンスよし。
この映画は裕次郎もよいが、愁い、薄幸(空襲で両親を失い天涯孤独)、かつ
また記憶喪失になったルリ子はとても美しい。ジェリーも「地平線がぎらぎら」
(土井通芳監督)と並ぶハーフの役(映画では差別用語)熱演。ラストの群集
の中の江利チエミはペーソスあり、余韻に残る。そこで、映画史的総括。
「赤い波止場」(舛田利雄監督)がその嚆矢といえるが、本品は日活ムード・
アクションの流れをつくった一大メルクマールであり、旭ールリ子路線から、
裕次郎ールリ子路線ヘのギアチェンジである。水の江が蔵原を口説いた時、
蔵原は渋ったという。だから、力まない傑作が産まれた。なお、「銀恋」は
「街から街へつむじ風」(松尾昭典監督)の挿入歌です。念の為。


240 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/09(土) 19:32:45 ID:rQz/6r5b
>>239
凄いね。内容ご立派だし、面白かった
一言だけ。4回くらいに、分割して頂ければ読みやすい

241 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/09(土) 19:34:25 ID:rQz/6r5b
ageはダメですよ。

242 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/09(土) 19:46:47 ID:rQz/6r5b
自演発掘。このスレでは、そういうことはないと思った。

243 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/10(日) 15:21:39 ID:oCy0zijq
>>240-242
ビギナーさんかしら
IDが同じですよ

244 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/10(日) 21:38:01 ID:PZdb3pTN
というか>>239も同じ人でしょ。
>>173->>176の頭のおかしい人。
豊田のスレでも書いているみたいだけど。


245 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/11(月) 22:19:54 ID:g5HEw+0Y
>>243のいうように、あまりに無防備で笑ったけど、
>>244さんも過激で、私憤でもあるのかな。
とりあえずスルーでよいか

246 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/13(水) 00:52:18 ID:0zObnOqM
銀恋評は内容的には素敵です。でも自作でもコピペはおやめになられたら。
自分はそれ、上に書かれたURLで全部拝見したし、
読む奴は読むでいいのでは。
もったいないけど、ご立派な方なのだから、
かえって見苦しい。夢をこわさないで。もちろん、青林はスルー


247 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/15(金) 00:54:49 ID:3cv7SSzj
「象の殺される日」に関してご存知の方はいらっしゃいます?
蔵橋惟繕監督の幻の企画作品らしいのですけど。

248 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/15(金) 02:33:18 ID:n/Kiu1Wl
幻の企画はたくさんありますが、実現しなかったのでしょ。
別な企画なら2作はしってるけど・・・
念のため、「像物語」とか、
すばらしい世界旅行シリーズ(テレビ)ではないですね。
役立たずで、ゴメンなさい。専門家が答えてくれるはずです。

249 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/16(土) 12:03:07 ID:YXHpu0+C
馬場当のシナリオに、
「象の殺される日に」というのがあるみたいだが・・・


250 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/16(土) 23:13:29 ID:ZUMFtMmK
「何か面白いことないか」を見ました。
マスメディアに翻弄されるシークエンスがまるで社会派映画のごとく
突出しており、全体的にまとまりのないもののように感じたのですけど、
皆さんの印象はどうだったのでしょう?

251 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/17(日) 02:14:45 ID:mCfscV8g
はい、典子三部作の2作目で、終盤はかなりご都合主義だったと思う。
ただ、私の場合はこの作品は蔵原の二回目くらいだったので、「憎い」も何も
観ていない。なので、前のカットのシーンが、次のカットで、
壁の額縁に飾られてるようなシーンはありませんでしたっけ?
あれカッコイイとおもった。開巻も例によって、スタイリッシュだった。
灰皿なぞ割っちまえ、というような焦燥感があって、当時の社会規則への
破壊的な衝動、自分でも、もてあましたカッとした怒り、その焦燥感に
共感したような記憶がある。
私も好きなことができない中学生だったのだろう。テレビ放映で観た。
反社会的であれ、あのセスナのラストはかなり安易だし、ぬるい。
蔵原自身は「憎いあン」の主題を少し風俗的に把握したかった。
社会変革は自主的であれが、テーマだったみたい。
ただ、それがセスナでのブレークスルーは失敗だったと述べていた。
その反省が「夜明けの」の成功に繋がったのかもしれない。


252 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/17(日) 20:42:08 ID:4ku4+nlD
>>250さんは、期待を裏切られたという感じでしょう。
まとまりに欠けるという指摘はごもっとも。まあ、前衛だが恋愛描はも稚拙。
この映画はかなり遊びの精神があると思う。
>マスメディアに翻弄されるシークエンス
でも、典子三部作の基本的命題は、そこではないかな。

253 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/17(日) 20:48:35 ID:4ku4+nlD
スマヌ・訂正させてください。↑です。
恋愛描はも稚拙。→恋愛描写は稚拙


254 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/18(月) 19:47:30 ID:cAv6A75O
カキコがわかりにくい。「何か」は、こころざしは認めるが、
ダサイでよいのでは?

255 :250:2005/07/19(火) 07:32:48 ID:QpbAdNSN
「何か面白いことないか」の気になったことをざっと書きますねー。

「面白いこと」としてはじめに灰皿を割るという行為があるわけですけど、
その後に、もっとスケールの大きな面白いことをするのかなと思えば、
主人公である裕次郎のしようとしていることは、パイロットを辞め、
セスナ機で自営をはじめようということだけ。まず、ここがしっくりこないんです。

灰皿を割るという行為を、常識を逸脱した行為、すなわち面白いこととは
反社会的な行為であるとぼんやり解釈しながら見ていたんですけど、
これとセスナで自営業をはじめることは全然つながりませんよね。
エンジン泥棒が後半のメインストーリーなら、灰皿を割る=エンジンを盗む
→弁償するという流れにリンクしたんですけど…ここでのエンジン泥棒は、
ご都合主義の展開以上の役割を果たしていませんから。

それでは、面白いこと=したいことをすることと考え直すとして、
したいことをする=セスナで自営業をはじめる、だけど、それだと今度は
それがどれほどのものなのかというのがピンとこないんです。
話の流れから、スゴイことなんだろうなーと察しはしますけど、
正直、脱サラした人のよくある苦労話程度にしか感じられず、
ゆえに、ルリ子カップルの裕次郎に対する嫉妬も迫ってこないのです。

このカップルがまた謎。
誰がしようと同じような退屈な仕事をしている平凡なカップルというのなら、
したいことを実現しようとする裕次郎への嫉妬もまだわかりますけど、
ルリ子は帝劇の踊り子、相手の男は週刊誌の記者。
世間的には刺激的な職業だし、ルリ子に至ってはセスナの所有者でもある
親からセスナを相続した借金持ちの帝劇の踊り子(物語上は踊り子である
必要性なんてまるでないのに)なんてちっとも平凡じゃないし!
他の典子さんより圧倒的に生活感ないのに、凡人的位置付けという不思議。

それと、「憎いあンちくしょう」が、気まぐれを起こしたり、計略が裏目に出たり、
意地になったり、周囲を巻き込んだり、止まることなく話が転がっていくのに対し、
「何かいいことないか」は行き詰まり停滞している話を強引に展開している感じ。
裕次郎に対する嫉妬の部分が未消化なため、エンジンを壊すエピソードは
突飛な印象しか受けないし、全体的にぐずぐず。

週刊誌スキャンダルに至っては、それだけで一本の映画になりそうなほど。
「憎い」はマスメディアの人間が主人公なだけに、マスメディアに翻弄されるに
至る過程はごくごく自然なんだけど、「何か」では、私怨がマスメディアを通じ
社会的暴力へ発展していく様がひどく唐突。
そのことがこの映画の中心的主題というのならともかく、このエピソードは
主人公二人の前に立ちはだかる(愛の絆を深めるための)障害にしか他ならず、
なのにこの映画の話の中で異様に突出し、重い印象を与えるエピソードなので、
バランスを欠いているとしか思えません。
最初の流れから考えれば、面白いことなくても平穏無事がいちばんだよね?と
言っているようにも見えるけど、そういうわけではないでしょう?

以上、長々とすみません、だけど、ダサイで済ませたくはない映画なんです、
>>251さんの言うとおり、前のカットが背景になるところはびっくり。
ブウブウ文句ばっかり書いていますけど、けして嫌いにはなれない映画です。

256 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/19(火) 09:50:28 ID:W/fZ3xRW
裕次郎はこの人の撮りたい映画に全然合ってないのでは?

257 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/19(火) 15:43:36 ID:MY9rQVdu
自分は面白いこと=やりたいことの視点に立つ。
ありきたりの日常からの脱出が主題だと思うけれど、>>255が正しくも
指摘するように、それが何かというとなんともスケール小さくて、
先細りして失速。
もう一つ、テンコが魅力的ではないな。憎いとは別人のようで、
まあ、冒頭こそシニカルな感じだったけど、カップルという観点では、
リアリティーないし、奇怪ともいえる。
遥か昔に見たっきりだから、具体的に書いてもらうと、記憶が蘇る。

258 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/21(木) 01:59:55 ID:EdFk5+0y
おもろいことないか、導入部というか前半だけは斬新だ
あのスタイルは、中平にはまねできない。
「狂った果実」の洗練された海の部分は、蔵原とカメラマンが打ち合わせて、
手持ちカメラを振舞わせたシーンですぞ。

259 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/21(木) 19:40:14 ID:2kdpMWgr
ここでは、「硝子のジョニー、野獣のように見えて」、
「俺は待ってるぜ」、「ある脅迫」、「黒い太陽」の話題が殆どない。
なんでやねん。
決定的なのは最高傑作の「第三の死角」がソフトがないからといって、
全く無視されてる。この作品こそ、彼の映像感覚の鋭さの極点である。
つまり、間宮撮影でもない。山田信夫的観念論(山田ー蔵原は運命的
出会いであり、それを否定するものではもちろんないが)もない。
奥様の宮城野由美子と組んだ蔵原独自の資質を示す映画だ。これこそ、
映画史に残る。手持ちカメラを多用した、サスペンスフルで大胆なアングル
が横溢した、まっことかっこいいモノクロの大傑作である。

260 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/23(土) 15:29:24 ID:MUSB3v5q
俺は待ってるぜは,
後年の全作品の原型が散りばめられている。
SPなしのデビューって前例あるかな?
ラストのアクションはそこまでやるかってほど
長かった。
他の作品を見てから、再見すると
いろいろと発見があった




261 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/25(月) 22:56:36 ID:bEAYbrhH
「硝子のジョニー、野獣のように見えて「ある脅迫」「黒い太陽」「第三の死角」
見たいけど見れません。どこか上映してくれないかな?

「俺は待ってるぜ」は「風速40米」がそれほど面白くなかったので、
初期の裕次郎モノはあんまり?と避けていたんですけど、見てみます!

一昨年発行の、映画芸術の蔵原惟繕特集を買いました。
編集後記の、浅丘ルリ子にインタビューを申し込んだら断られたという
くだりがおもしろかったです。

262 :この子の名無しのお祝いに:2005/07/26(火) 20:06:56 ID:pTR5LS5v
マニアですね。俺はその存在を豊田四郎スレの主宰者から教えて頂いた。
以来、いつも参考にしてる。記憶は忘却のかなたの地方人だもん

263 :この子の名無しのお祝いに:2005/08/29(月) 15:34:20 ID:ZkubO/Rl
中野翠の蔵原論は格調高いし
さすがに鋭いと思った
田山力哉は蔵原への思い入れたっぷりだけど
暴露的というか、二日酔い的というか
ドロドロ度にかなり辟易した


264 :この子の名無しのお祝いに:2005/08/29(月) 21:20:46 ID:GKRt+RqJ
人大杉で、書けなかった。連投ですが、一言だけいいたかった
南極物語はケシカラン作品かもしれない
でも、オーロラへの拘りは
マニアックというよりない。深遠だった

265 :この子の名無しのお祝いに:2005/08/31(水) 20:09:05 ID:OgdOqTt9
それは同感だ
でもあえていいたい
ダメはダメだよ

266 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/01(木) 21:06:44 ID:PpOL2akf
蔵原惟二という監督がいるが、もしかして弟さん?

267 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/01(木) 21:22:27 ID:4J0VKqop
>>266
惟二さんは弟だよ。今何やってんのか?

268 :1:2005/09/01(木) 21:38:09 ID:VLPRJcNR
マニアックなスレかもしれませんが、
E−mail欄にはsageと必ず、入力をお願いしますね。
惟二さんの今は、私もしりません。





269 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/02(金) 20:36:21 ID:4vHcIdNi
>>268
なぜですか?

270 :1:2005/09/03(土) 23:42:32 ID:QAqUyXYN
明快なご説明はできませんけれど、
何故の理由説明なら、ネチケットでしょうか
sageといれないと、ランクアップで、板の上位になりますでしょう
好きな人が勝手に書けばよい、と正直思ってます


271 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/06(火) 19:19:59 ID:LDp7ZhCY
ageます(w

272 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/08(木) 00:29:15 ID:YUGvhq5V
ここではド素人だろうけど、
「俺は待ってるぜ」「愛と死の記録」そして、
「憎いあンちくしょう」「黒い太陽」で痺れた。

273 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/09(金) 00:28:15 ID:cohqwaV/
>>271
根拠無くageるな。けしからん。もう来るなよ。

274 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/09(金) 14:03:49 ID:MXdwmc/H
ラピュタ阿佐ヶ谷で芦川特集あるらしいが、
「硝子のジョニー 野獣のように見えて」は上映されるの?

275 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/09(金) 22:51:50 ID:ybGCI0u4
10月23日からですよ、芦川特集は。

276 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 23:58:47 ID:EnEvxPfb
どうだろう
中平スレだと、違うのではないかという気もするな

277 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/12(月) 01:14:23 ID:Pzjy1bYd
私のソースも中平スレなんですよ
中平さんは好みではないけれど、晩年、
早稲田の穴八幡そばで雀荘を経営してたと
先輩から聞いた。昔の昔のお話ですがね

278 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/13(火) 00:15:15 ID:pP9yYaGS
でもさあ、芦川さんのファンなら、絶対「硝子のジョニー」でしょう
でなければ、「あいつと私」か、「陽のあたる坂道」じゃあないの?

279 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/13(火) 23:35:25 ID:bVg/6xp6
上のお方の趣味は最大公約数的ないけんですね。後者はらしい感じですね。
芦川は葉山とか男運がなかった人だったけど、今はお幸せなのだと思う。
本来
ドメスティックな人でしょう

硝子のジョニーである意味で、女優開眼でしたが、
勿体無いというべきか、よかったかは何もいえない
この映画は、知る人ぞ知る、ラストシーンが二つあって、
ネタバレだから、未見の方読まないで下さい






デスペレートな方で、芸術祭出典でしたね。

280 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/15(木) 11:34:52 ID:W0DRSf6p
>>277
中平スレによると、上映されるって
時期が少し後みたい

281 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/16(金) 00:29:47 ID:ZxEOu3qx
>11月27日(日)〜12月3日(土)まで。 (中平スレからのコピペだす)
だそうだ。


282 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/16(金) 19:55:56 ID:grDyNVOg
>>273
271じゃないけど、上がっているこのスレを偶然見たから
蔵原惟繕に興味を持ってレンタルした新参者のファンとしては、
ageるな!と言われるのはちょっと悲しいなぁ…
懐かし映画板は上にあろうとそんなに荒れない板だし…
それがこのスレのルールだと言われれば従いますけれど。

283 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/17(土) 00:23:48 ID:mJKw1T1a
自分は一応、sageるのですが、
懐かしスレだから、正直、自由でいいだろ

284 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/17(土) 15:19:02 ID:2iPxVGH7
>>282
いいんだよ、ageたって
「硝子のジョニー」は、函館、小樽、稚内に近い方、
ローケーションがいいよね
相米監督が邦画ベスト10(戦前・戦後)に
セレクトしていたねage

285 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/17(土) 17:13:25 ID:L8bqFghf
連投スマソ。これです
相米慎二 選

治郎吉格子 1952 伊藤大輔
カルメン故郷に帰る 木下恵介
鴛鴦歌合戦 1939 マキノ正博
ニッポン無責任時代 1962 古沢憲吾
小原庄助さん 1949 清水宏
血槍富士 1955 内田吐夢
切腹 1962 小林正樹
女が階段を上る時 1960 成瀬巳喜男
硝子のジョニー 野獣のように見えて 1962 蔵原惟繕
男の顔は履歴書 1966 加藤泰

これを見ると、相米もかなりの映画マニアなのがよくわかる

286 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/17(土) 18:19:55 ID:3nukxo7c
「メキシコ無宿」は人気ないね
壮大なクーデター映画が、見事に頓挫したけれど
あれは、空前のナンセンス映画の出来損ないになった
名匠J.ロージーの「唇からナイフ」に似ている

287 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/17(土) 18:55:06 ID:8zH1Dusg
面白くないもの、そりゃ人気ないわ。
オープニングはいい感じなんだけれど、オープニングだけ(w

288 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/17(土) 19:27:14 ID:wcX50gEe
自分は小説も映画も冒頭で決めてしまうから、
オープニングだけでも許すよ(w
総評なら、ウン、>>287の指摘はもっともだ

289 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/17(土) 20:06:48 ID:xOORUSDk
ワンサカ、ヲタが沸いてきた。
「この若さある限り」(1961)の評価って難しいよね。
俺は大好きで別スレにも書いたけど、これは嫌という人も多いだろう
昔の昔の記憶だけ。数年前の横浜シネマ・ジャック上映は見ていない
この作品は、浜田主演で小百合は完璧なまでにミソッカスだった。イラネ。
浜田生徒と吉行先生のわいせつとプラトニックな愛のギリギリの映画じゃん。
銚子の宿、蚊帳の中での性行為(未遂)、夜の海、マニアックだけどね。
田園調布ロケもいい。ご都合主義的なラストだけは感心できないが・・・

290 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/18(日) 01:49:47 ID:i6p2o0QX
駆け出しですが、その後の女教師ポルノの原点という愚かな意見もありますね
エロスは確かな描写だが、リリシズム、乾いた感傷ということでは、えらい違いがありますね


291 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/18(日) 15:52:30 ID:YyVmw1m7
破れかぶれも、かなり前衛だった
>>289-290
かなりエロチックだった
「墓にツバをかけろや「唇からよだれ」に影響をあたえたような・・・


292 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/18(日) 18:11:15 ID:1gUDP8Mp
>>282
少し、うわついているかも。でも、その精神に共感だわね。agew)
怒っちゃあ、やーよ

293 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/18(日) 22:46:12 ID:d7wLncsm
>>291
破れかぶれは傑作ですよ。サディズムの美学ですよ
マンディアルグ、S。J。フュリーの「恋人よ、帰れわが胸に」だっけ、
あのオートバイによく似ている


294 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/18(日) 23:15:36 ID:d7wLncsm
訂正ですが、タイトル失念
「恋人よ」は、B.ワイルダーだった
レイ・デイトンのスパイスリラーの傑作「国際諜報局」のまえで、
マリアンヌ・フェースフルのオートバイの傑作、思い出せない。恥ずかしい

295 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/19(月) 00:20:01 ID:Y9fl3L5A
>>294
僭越ですが、J。カーディフ監督の「あの胸にもう一度」
では、ありませんか?

296 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/19(月) 15:36:02 ID:KKuAkgsw
>>295
そうだった。ありがとう

297 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/20(火) 21:50:04 ID:cvY/kruS
破れかぶれは、褒めていいのかしら
アナーキックな映画ではあったが・・・

298 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/20(火) 23:57:14 ID:t+9N4meI
蔵原監督は、車とかオートバイが好きですね。とりわけ、車はかなり好きですよ

299 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/21(水) 02:26:04 ID:/xRxwVCc
「栄光への5000キロ」「陽は沈み陽は昇る」「海へSee You」
より、「夜明けのうた」の車がかっこよかった




300 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/21(水) 23:05:57 ID:DO0+627V
そうかな。車が流れ出るようなシークエンスはあったけど

301 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/22(木) 00:14:34 ID:OZSonbuQ
ごめんなさい
>そうかな。車が流れ出るようなシークエンスはあったけど
これは、「夜明けのうた」のこと。
>>299サン
申し訳ありません

302 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/22(木) 02:48:09 ID:QgHwOe/z
でも、「栄光への5000キロ」のルリ子さんの黒い下着は、
好きだなあ。エロス濃厚。ルリ子さんは、増村監督の「肉体」では、
もっと露出は濃厚だけど、エロスは希薄だ。
増村だったら、緑さんが一番、猥褻で、
安田さん、若尾さん、松尾さん、渥美さんの順番だ。趣味の問題かも・・

303 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/22(木) 15:55:37 ID:TR1gmTwD
↑肉体じゃあないよ。女体だよ。
>>284
小樽運河はロケーションじゃあないよ。セットだよ。
あの映像が素晴らしすぎて、セットとは思えないのも理解するけど

304 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/23(金) 02:27:50 ID:Oh0Sq7y9
何を今更とおっしゃられるでしょうが、一応、貫禄作品を貼り付けます
ストロベリーロード(1991)
海へ See you(1988)
道(1986)
春の鐘(1985)
南極物語(1983)
青春の門 自立篇(1982)
青春の門(1981)
キタキツネ物語 THE FOX IN THE QUEST OF THE NORTHERN SUN(1978)
雨のアムステルダム(1975)
陽は沈み陽は昇る(1973)
栄光への5000キロ(1969)
愛の渇き(1967)
愛と死の記録(1966)
夜明けのうた(1965)
執炎(1964)
黒い太陽(1964)
何か面白いことないか(1963)
銀座の恋の物語(1962)
憎いあンちくしょう(1962)
メキシコ無宿(1962)
硝子のジョニー 野獣のように見えて(1962)
破れかぶれ(1961)
海の勝負師(1961)
嵐を突っ切るジェット機(1961)
この若さある限り(1961)
ある脅迫(1960)
狂熱の季節(1960)
海底から来た女(1959)
第三の死角(1959)
爆薬に火をつけろ(1959)
地獄の曲り角(1959)
われらの時代(1959)
嵐の中を突っ走れ(1958)
風速40米(1958)
霧の中の男(1958)
俺は待ってるぜ(1957)
製作
南極物語(1983)
雨のアムステルダム(1975)
原作
陽は沈み陽は昇る(1973)
脚本
南極物語(1983)
キタキツネ物語 THE FOX IN THE QUEST OF THE NORTHERN SUN(1978)
陽は沈み陽は昇る(1973)
愛の渇き(1967)
スクリプター
象物語(1980)


305 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/23(金) 02:38:45 ID:Oh0Sq7y9
貫禄作品は監督作品の誤りです。
最初の映画監督「俺は待ってるぜ」は29歳の作品です。
愛の渇きで才能枯渇とするなら、撮影で言えば、
僅か10年で40歳で監督生命を終えました。天才です。

306 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/24(土) 10:35:44 ID:Y9enR6nv
1957(29) 1本 1958(30) 3本 1959(31) 5本
1960(32) 2本 1961(33) 4本 1962(34) 4本
1963(35) 1本 1964(36) 2本 1965(37) 1本
1966(38) 1本 1967(39) 1本 日活退社
代表作は、34歳ころですね。
その後、退社まで、内容は充実していても、
年に1本、撮りにくい状況ですね。
清順(こちらはクビですが)、ある意味で、似たケースですね。


307 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/24(土) 11:13:48 ID:dedno8ns
退社前は清順の方が本数多いなあ。というか順調だ。
5 1960
6 1961
2 1962
4 1963
3 1964
3 1965
3 1966
1 1967
1966年最後の「東京流れ者」で干された。
干されたその次が「殺しの烙印」で、まあ会社に反抗ですわな。

308 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/24(土) 21:45:42 ID:/MI+pOM2
本当にそう。清順は、あなたの数字で理解した
私事ですが、はるか昔にATGにいったの。
そしたら、清順解雇のデモになってね。
新宿ATGから、デモったのよ。チンタラ・チンタラでしたがね。
隣に風采のあがらないハゲがいてね、田村孟先生でした
追記:長谷川は、なんで田村の恩恵を実現しなかったのかね

309 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/24(土) 22:05:08 ID:dedno8ns
「メキシコ無宿」はどうして、
オープニング→カーニバル→バスの調子で全編撮れなかったんだろうなあ。
元祖ヌーベルバーグと持ち上げられることもあるのに、
ヌーベルバーグ以降にああいう面白味のない演出されても困るよね。
もともといい加減なストーリーなんだから、飽きる。

この後どうせ本数減って、ルリ子がらみのみになるんだから、
思いきった事しても、結局は同じだったと思うが…
途中に会社からのチェックも入らないし、宍戸もプッシュしてくれるだろうし、
ロケにかかったお金考えると、幾ら蔵原が監督でも、お蔵入りもなかっただろうし。

まあ、結果論だけどね。

310 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/25(日) 01:08:59 ID:Py1bYgqN
あれは、芥川の「偸盗」をメキシコ革命を背景にやりたかったらしいです
その企てがばれて、宍戸ー笹森のあの映画になったらしい
でも、自分が「文芸座」で再見したら、みんな笑っていたよ
詳細は後日、書かせて


311 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/25(日) 19:42:32 ID:BomNQWFR
「メキシコ無宿」の印象を書く。あの頃の日活は海外ロケのブームだった。
お気楽な映画になってしまったが、コメディーとしては評価したい。
舞台はメキシコ。そしてクライマックス。1対1の壮絶なガンファイト。
本邦初のメキシコ・ロケ敢行の和製ウエスタンですが、いかにもインチキっぽい
三流アクションだ。観光映画ですからね。
でも、これこそプログラム・ピクチャーの画期的佳品なのだ。遊びの極点だ。
昔、現代の病根を切り裂いたジョゼフ・ロージー監督が突如として産み出した
「唇からナイフ」という奇妙奇天烈、空前絶後の前衛的スラップスティックを
撮った時に似ている。でもこちらが多分、先です。
たとえば、何故、かくもエンエンとメキシコシティーの
革命カーニバルをドキュメントしたのか?(実は格別な意味があった。上で書かれている)
現地人のスペイン語は全て日本語吹き替えであるが、何故字幕スーパーだったり、
はては現地人が日本語で喋っているのに、何故、笹森礼子が日本語通訳するの。
確かに、そのためにストーリィの詳細はかなり輻輳、ワケワカラン状態になった。
これは、バカバカしさの徹底追求なのである。
前衛的的ナンセンスギャグに仕立てた。パート字幕ってアリですか?
それはないでしょう。予算制約で、セット少なし、ロケ多用はあるかもしれん。
ですが、手持ちカメラを、よくまあ縦横に駆使していた。
錠さんの素早い動きを圧倒的な躍動感として描出できた。
このバカバカしさに抱腹絶倒できないのは、映画オンチか、心底、監督の狙いを見定めている人だと思う。
藤村有弘は例によって、床屋で実は中国人である「なんなの」人役。冴えていた。
突然の「オマエに撃たれたウラミ忘れないよ」の楽屋落ちギャグ、素晴らしい。
マジメな人はこれを何の伏線もない、デタラメなどという。そうではない。
私は抱腹絶倒でした。酔いどれ医者、葉山良二とて、「荒野の決闘」のビクター・マチュア風だった。
ということで、私はひっくり返って笑った。
 プログラムピクチャーを論ずる場合、おちゃらけで、ひたすら楽しいだけなら、
本品こそ、蔵原監督の代表作といえよう。
 末筆ながら、この作品の錠さんは妙にパンチョ姿が似合ってます。
いかにも、ウエスタンの錠でした。


312 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/27(火) 00:43:59 ID:zMdGZ66g
だけど、「メキシコ無宿」のあと、
「銀恋」「憎い」「硝子」「何か」「黒い」「執炎」「夜明け」「愛と死」
「愛の渇き」だもん。勿論、バネにはなった。
>311さんには、わるいけど、褒めすぎです。壮大な凡作だと思うw)


313 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/27(火) 21:34:48 ID:0tiksn9P0
でも、蔵原監督は映画史には残らないのでしょう。(かなり上で書かれていた)
なぜか?このスレ以来、ヲタになった。新参ものですが。
あんなにアクロバティックな映像はみたこともなかった。
未見が圧倒的ですが、かなり凄くないですか。二十歳代だが、そう思う

314 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/27(火) 23:05:06 ID:R8es8rxs
「憎い」や「銀恋」はいいよ

315 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/28(水) 01:42:40 ID:eMcFjHNy
「憎い」はみんな、ほめるでしょう。
深作だって、日大芸術の後輩だけど、褒めてまわってた。凄い傑作だと
今思う。やっぱり「誇り高き挑戦」より上でした。仲よしだけど。
俺は、人を褒めない舛田=赤鬼が絶賛した「銀恋」が最高傑作だと思う。
舛田は日経の「交遊録」で、蔵原追悼を書いている。
蔵原は、人格において、誰からも悪く言われない。それが問題かも。

316 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/28(水) 02:39:42 ID:M/ugJfD3
>>313
>蔵原監督は映画史には残らない

ガイシュツだろうけど、日活を離れて以降、ボルテージが落ちたからでしょう?
それでもやるだけのことはやったけどね。

>>315
>蔵原は、人格において、誰からも悪く言われない。それが問題かも。

芸術家はやはり人柄が善過ぎると駄目なのかもしれんな。

317 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/28(水) 03:44:36 ID:d5MNbGqP
>>313
映像は本邦発のヌーベルバーグだもん、そりゃア天才です。
でも日本もフランスもヌーベルバーグなんか、なにも残さなかった
蔵原、大島、篠田、吉田(貴)、仲間にも入れたくない中平康
ゴダール、トリュフォー、ルイマル、シャブロル、ロメール、
バルクローズ、ガスト。
結局、本邦では吉田貴重、篠田が残った。
フランスは、ルイマル、トリュフォー、ロメールだろう。
映像とドラマに拘った人が残った。手持ちカメラがどうたらではだめ。
それが名匠なんだ。蔵原は「執炎」「愛の渇き」がヌベーベルバーグ以外の
作品で独特な演出力を発揮したが、その評価は存外高くなく、落魄したのかも。
日活を止めた後、制約がなくなったら、全くつまらなくなった。
俺は、本当は、上に書かなかったヌーベルバーグ極点に完全にいかれたけれど、
今、正直にこれ一本をえらぶなら「銀恋」だ
「銀恋」をけなす若い人がいるけれど、完璧の感触がある。歌謡映画と見るのはバカだ

318 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/28(水) 07:54:10 ID:NTUlb0AK
大島の「御法度」を見ると、この映画の良し悪しは置いといて、相対的に、
蔵原と中平の凋落ぶりがはっきりと分かるな。
撮影所崩壊以後を生き残るには、例えば深作のような異常性が必要なのだろう。
2時間ドラマのような体制で「無頼平野」を撮った石井輝男も、
一緒に仕事をした人の9割が敵と言われるような大変な撮影ばかりだったとか。


319 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/28(水) 15:43:00 ID:SRUinLpP
さすがに、反論はできない

320 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/28(水) 16:23:18 ID:M/ugJfD3
>>317
>仲間にも入れたくない中平康

中平をそう嫌うなよ・・・日活時代は面白いじゃないか。中平は根は真面目な人
だったらしいのだが、その根の生マジメさゆえに(?)アルコールに溺れ死にした。

>>318
>例えば深作のような異常性が必要なのだろう。

映画にTVに異常な生産量を誇った深作だが、80年代以降は大味な映画ばかりで気の毒でしたね。
俳優・スタッフの総体的なものがあるので個人だけの才能ではどうとも・・・。

>2時間ドラマのような体制で「無頼平野」を撮った石井輝男

いや、下手をすると2ドラ以下。あの映画、技師さんやチーフ以外は素人の学生ばっかり使ってるんだよ。
他、いちいちは書かないがタダで使えるものは最大限に使っている。
2ドラが制作費4000万で撮影が7日〜15日ぐらい?
「無頼平野」は制作費8000万〜1億ぐらいで3週間ぐらいだったと思う。そんでスーパー16。

浮いた分を衣装やレビュー、ロケハンや飾り込みに注ぎ込んであれだけの構えにしている。エキストラ
(あれもノーギャラで弁当だけ)の数だけはメジャー並だったでしょ?
今は、往年のプログラムピクチャー風を真面目にやるとかえってカネが掛かるんだよ。

>一緒に仕事をした人の9割が敵と言われるような大変な撮影ばかりだったとか。

石井さんは撮影部出身なので、カメラも自分で決めちゃうからな。何でも自分でやっちゃう人。
「ねじ式」以降はどんどん自主映画化するばかりだったが、本人は案外に楽しんでいた・・・と信じたい。

321 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/28(水) 20:44:13 ID:Gym69Vni
>>320
お詳しいから、私も必死で本音を書きます。中平は東大の美学だから、でも
「狂った果実」が最高傑作だと思う。ですが、ヨット場面は全てセカンドの蔵原ですよ。
異常性は中平にもあった。「魑魅魍魎」は困ったものだ。後で少し別な話をしたい。
石井輝男は評価が難しいが、私の意見。アルチザンだが、芸術性は皆無だと思う。
好きなのは新東宝時代の「女王蜂」がいい。土井通芳の「地平線はギラギラ」の
ような傑作はない。網走も好き。最近のSMは真髄とは思わない。降旗は嫌い。
深作はやはり「誇り高き挑戦」がダントツで、「狼と豚と」などは評価する。
「仁義」シリーズは、全く肌があわない。加藤泰の「お竜」の方が絶賛だ。
で、本題の中平庚ですが、
私の好みでは「光る海」と「月曜日のユカ」はとても素敵ですね。洒落ている
問題は、「泥だらけの純情」「俺の背中に陽が当たる」です。
小佳作ならみとめますが、浜田がもったいない。仮説と私の願望かもしれない。
けど、蔵原であれば、シネマヴェリテ、即興で台本を変えてしまう手法だと、
かなりのミラクルと瞬間のカミソリ的切れがあったと思う。
ですが、それ日活撮影所でのことです。

322 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/28(水) 21:30:03 ID:NTUlb0AK
>>321
> 石井輝男は評価が難しいが、私の意見。アルチザンだが、芸術性は皆無だと思う。

自分の評価は全く逆で、石井輝男にはアート(技芸)がある。
蔵原惟繕にはそれは全く感じられないが、冒険精神がある。
# 全ての芸術は技巧の中に宿ると思っている。

80年代は冒険を封じられた企画しか撮ってないので、
駄作ではないものの、凡庸な映画になってしまうのであろう。
そう考えてみると、清順は荒戸源次郎に出会えて幸福であった。
(ここでも作品の良し悪しは置いときますが)

「ストロベリーロード」は巧くやれば何とかなりそうな題材、体制だけに残念だ。

323 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/28(水) 22:17:51 ID:whMOCMBj
>>317
吉田喜重ね。

324 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/28(水) 22:20:34 ID:7VhRTJ02
70年代育ちですと蔵原惟繕監督はテレビでの活躍が印象深いです、
必殺シリーズは勿論、裕次郎や渡、優作の大都会パート2の
別件逮捕は撮影も非常に凝っていた名作でした。

325 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/28(水) 22:46:07 ID:3q+zLllu
なるほど。エスタブリィシュメントの中で、つまり撮影所のシステムの中で、
進歩的文化人、前衛の映画を撮るのは、そんなシリアスなことではないな。
それは丸山真男ではないが、体制内の進歩的文化人だと言いたいわけですね
戦っているとはいえ、実は体制内に擁護されているというパラドックスでもある。
だから、体制外=日活の撮影所システムが瓦解された後は、なんの業績もなかった。
で、石井は違うという事と、技巧の中に芸術性はあるのだという指摘は、
石井を棚上げすれば、ヒッチヤワイルダーならそうだと、素朴に思う。
 あなたの蔵原の唯一の評価は冒険の精神だという。
冒険は前衛であり、それが蔵原の魅力=俺流だと前衛ですが、他の部分は、
ジックリ考えて、レスしよう。だったら、蔵原の最後の残像である、
「必殺シリーズ」も観てください。「ストロベリーロ−ド」は、原作もよいし、
最後の山田信夫とのコラボでしたから、私も遺憾です。


326 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/28(水) 23:03:47 ID:NTUlb0AK
チャンレンジを破綻させないスタッフの力が、
映画を成立させていたとは思っているのですが、
だからといって他の監督でも蔵原と同じことができたと思っているわけではないので、
その辺はよろしく。そんなイージーな競争の場じゃない(らしい)からね、撮影所は。

チャレンジが成功していても、それを受け入れて、
活かすだけの力がない人間たちが経営していたのもその同じ撮影所なんだから。

327 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/28(水) 23:54:28 ID:dRCQwtAP
チャットになるけど、まさに正論。**組とかいうスタッフの尽力は、
蔵原監督だけでなく、ひろくあまねく多大ですね。総合芸術です。
全く、同感です。
>>326の最後の2行が本質論ですね。その態度、尊敬します。

328 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/29(木) 01:18:37 ID:XEJkvYVp
>>324
よかったねえ。「大都会」のパートVの「別件逮捕」は、おとろえたとはいえ、
切れ味がありました。50才の前半。そんで「キタキツネ物語」の前の必殺シリーズは、
40代だし、もっといいよ。でも映画は、「雨のアムステルダム」を含めて全てダメでつ。

329 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/29(木) 01:44:33 ID:UIKGWcrP
「愛の渇き」って、石立鉄男のヤツかな?
夜中にBSで放送してたの予備知識なしで見始めたけど、最後までドキドキしっぱなしだった…
監督が蔵原さんだって知って、かなり驚いたわ。もう、企画ものの印象しかなかった頃だし。

330 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/29(木) 02:40:26 ID:x3HFdZ5a
内容:
>>329そう、浅丘ー石立主演ですよ。チャタレーの和風とも違う。エマニュエルとは格調が違う。
あれではクビになる。突然の赤い空。凝りに凝った巧緻な映画で、パートカラーで、
かなりのロングショットの時、ワザワザ字幕スーパーで処理。
 まあ、鳥の目で人間の老いを表現するのも、際立って斬新だが、実験だ。
もともと、カメラワークは蔵原ー間宮は天才的だし、編集も、
蔵原ー鈴木もバサバサと切る。つまり、撮影した、フィート数もかなり長い。
でも、日活はお蔵入りにしないで、逆転公開はした。蔵原との駆け引きがあったのかは、しらない。
そして蔵原は退社した

331 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/29(木) 12:28:14 ID:GK/HpFq7
「栄光への5000キロ」だって、企画ものでしょう。
本格的企画ものは「キタキツネ物語」からかな。
キタキツネは、個人的にはそう悪いとは思っていないが、
蔵原がやらなくても・・・とは思った。
かなり前の「雨のアムステルダム」、この人はもうだめと確信した。

332 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/29(木) 15:42:02 ID:MXfYqj+p
映画史に残らないといえば、ほぼ同時代では、
沓掛時次郎、ひとり狼の池広
関の弥太ッペ、総長賭博の山下
年長だと
斬るの三隅
遊侠一匹の加藤
みんな忘れられたね


333 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/29(木) 18:11:55 ID:q5X3y87h
>>332
池広は大映倒産以降、ほとんど劇場用映画を撮れなかった。いまだにTVでは土ワイを撮っているが。
田中や池広は実力の割に不遇だった監督たちと言える。
山下も80年代以降に撮った劇場用映画は余り良くない。TVではまあまあだった・・・かな?
三隅や加藤は90年代以降、ミニシアターでレトロスペクティブが組まれるなど一応は再評価されてはいる。

「忘れられた」というか、日本人は概して自国の映画作家には冷淡だった。もっとも、
欧米でも映画史的な忘却の速さには凄まじいものがあるらしい。
アメリカのフィルム・スクールや映画学科の学生でも、現代映画の新作は観るが(日本人だと北野とか
三池とか黒沢清とか是枝とか)、70年代以前の古典はほとんど観ようとしないそうだ。
(日本人向けには「クロサワアキラが素晴らしい」とか適当にリップサービス)

日本でも欧米でも、いっけん、映画祭やシネマテークでの特集上映、ソフト化や様々なチャンネル
での放映だけを見ると映画史的啓蒙が行き届いているように見えるものの・・・。
63年生まれのタランティーノなどは、スコセッシ、デ・パルマ、スピルバーグといった大物、下ってはゼメキスや
ライミ・ダンテなどのシネフィル・オタク的な監督の系譜を継ぐ最後の人間の一人なのだろう。

334 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/29(木) 18:18:39 ID:q5X3y87h
スレ違いついでに言えば、アメリカ映画については、古典的なスタジオシステムによるオールド・ハリウッド→
70年代のニューシネマ世代→80年代にスピルバーグやその他大物プロデューサー傘下から出てきた世代
→彼らも大御所になり、さらにその後の世代
ということでとりあえずの色分けは出来る。日本の場合は明確な変革が起こらないままにズルズルと来た
部分はあるでしょうね。

60年代デビューの世代(大映京都の池広・井上、日活の長谷部・澤田・小澤・藤田、
東宝の恩地・須川・西村・森谷、東映や松竹の群小監督)にせよ、70年代以降は劇場用映画を
撮る機会は激減、あるいは大作監督やTV監督になることで生き延びた。
70〜80年代の自主・ピンク・ロマンポルノ出身監督も、商業的成功者は一握りで、みな現在は
気息奄々のありさま。ディレカンは潰れ、ゴジはただの酔っぱらいになり、
黒沢満を初めとするプロデューサーたちも老い、伊丹十三は自殺し、角川春樹はいまさら
「男たちの大和/YAMATO」などを作っている。とほほ。

一応は90年代以降の世代もいることはいるんですが、作品世界も映画の作られ方・売られ方も、恐ろしくミニマムあるいは
TV・代理店的な文脈に回収されるばかりで、もはや映画史的な繋がりで映画を
語ることは困難な時代になったと言わざるを得ません。
つくづく撮影所以後の現代でも映画を撮っている(撮ろうとした)岡本・市川・森崎・石井・鈴木・
深作等々といった世代はたいしたもんですね。

335 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/29(木) 18:53:57 ID:q5X3y87h
長文・スレ違いついで。
>70年代以降は劇場用映画を撮る機会は激減

この人も蔵原学校の人間だが、藤田などは持った方かな。ただ藤田にせよ、88年の「リボルバー」以降は劇場用
映画は撮れなかった。蔵原の友人である神代も晩年は体調を崩すし気の毒でした。

>映画史的な繋がりで映画を語ることは困難な時代

もちろん、昔の撮影所世代の監督にせよ、シネフィル的に山のように映画を観ていたとは思えない。た
だし、当時の撮影所には映画史そのものを体現する古参の監督やスタッフがおり、日々その現
場で労働するだけで無意識の薫陶を受け、監督になった暁には彼らの伝統を継承したり
批判的に脱構築していく作り方をしていかざるを得なかっただろう。
(同時に撮影所は、恐ろしく閉鎖的で体育会的・徒弟的な社会でもあったわけだが)

撮影所以後にマチバとスタジオでフリーの離合集散で撮影を続けていると、現場の気分や技術面の蓄積としても、是非は別としてこういった映画史的連なり
を継承することが困難になっている・・・らしい(辛うじてロマンポルノまでは可能だった)
これは映画の全体的な企画・ホンの作られ方・語られ方としても同様で、いまや同時
代的に切実なテーマやディテールが映画に入り込むことも希薄だし、そのような文脈で読み取られもしない。
(無理に社会派になれ、と言ってるわけでもないよ)
80年代までは山田・市川といったTV作家がこうした役割を受け持っていたが、もはやTVドラマもそういう作られ方はほとんど
していないに等しい。批判もあるが佐藤忠男さんなどは批評家としていい時代を生きましたよ。

336 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/29(木) 20:04:33 ID:FKrYjo+5
俺もスレ違いとは思わない。すさまじい映画愛にpay respectします
適当にトリミングさせて頂くが、お許しくださいね
まずここ。>>つくづく撮影所以後の現代でも映画を撮っている
(撮ろうとした)岡本・市川・森崎・石井・鈴木・ 深作等々といった世代はたいしたもんですね。

#岡本喜八・市川昆のモダニズムは、凄すぎる。京極堂など、市川昆が撮れば、
かなり傑作になったと思う。
#森崎東はデビューが遅かったが、ハードボイルドタッチで、溝口に似たひと。
#石井輝男は渡辺邦男を凌駕し、エロス、凄みでも上。早撮り、黒沢清などとは、
腕が違う。
#鈴木清順にいたっては、殺しの烙印を含め、それ以降が面白い。
ツィゴネルワイゼン、陽炎座、夢二、素敵だ。
#深作欣二だけ違う。俺は、誇り高き挑戦で痺れた。サングラスをとるところが、
好きでした。仁義、蒲田、ロワイヤルは肌があわない。軍旗はためく下に、
までかなあ。勿論、馬力は認めます。次、
>映京都の池広・井上、日活の長谷部・澤田・小澤・藤田、
東宝の恩地・須川・西村・森谷、東映や松竹の群小監督)
#このひと達は、みんな凄い。日活はこれからもあるだろう。
映京都の池広・井上、日活の長谷部・澤田・小澤・藤田、
東宝の恩地・須川・西村・森谷、東映や松竹の群小監督)

恩地日出夫の「若い狼」「素晴らしい悪女」はシネマヴェリテで、蔵原に似てる。
腕は少し落ちるが。「あこがれ」「めぐりあい」は瑞々しいポエジーが横溢。
でも「四万十川」は俺は褒めない
須川栄三なら、野獣より、ああ馬鹿、soして蛍川なら褒める
西村も森谷なら、前者は慎太郎原作のデビュー作とテレビは褒めるが、アブの
人だったよう。森谷は井手俊郎のホンで、兄妹の近親相姦すれすれのコメディーは
よかった。弾痕でしたっけ。あの後の大作ものは嫌いだ。
松竹だと、前田陽一は好きでした。後はダメになったみたいだが、三村晴彦が
好きでした。十把一からげみたいなレスで、本当にご無礼でした

337 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/29(木) 22:38:52 ID:h/MH/CjM
今、「世界の注して愛をさけぶ」を再見。
腹立つのは、原題の盗作。
ハーラン・エリソンのSFで「世界の中心で愛を叫んだ獣」という早川SF訳
がある。行定は現代の監督ではかなり評価するが、
それは一生懸命を評価しているのであり、センスは上の人種とは全く違う
画面構成、今は映像というみたいだけど、パースペクティブなどお粗末だ

338 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/29(木) 22:42:35 ID:h/MH/CjM
訂正
「世界の注して愛をさけぶ」→、「世界の中心で愛をさけぶ」

339 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/29(木) 23:20:41 ID:q5X3y87h
>>336
海外の事情はよくわかりません。>>333-335で長々と書いて申し訳ないですが、90年代以降の
日本の映画・TVドラマの制作・受容態度は、「伝統との断絶」+「同時代性の欠落」
の二点にまとめることができるのでは? 
批評としても是非は別としてリアルの時代性と絡めて語ろうという人はもう余りいない。ネット上だと粉川哲夫さんぐらい?
たまに新聞等のコラムを眺めているとそういう人もいないこともないけど、どこか外してるんだよね。

これらは複雑な要因の所産なので、一朝一夕にどうなるものでもないですが、ますます概して日本の映画・ドラ
マで物語られる世界は閉じて外に開かなくなりつつあるように感じる。

>>337
原作の片山も小学館の編集者も、ハーラン・エリソンは知らなかったらしい。ご存知だろうが、エリソンの作品名を頂いた
エヴァンゲリオンのサブタイトルからさらに孫引きしている。元々がそういう志の低い連中ですから。

画面について言えば、行定氏のセンスよりも、むしろ亡くなった篠田氏のセンス。機材予算と時間だけは
相当に豪勢に使ったそうです。撮影中はある照明会社の機材を一社丸ごと借り切ったとか。
(普通の日本映画なら2・3班は組めるだけの機材とクルーを使った)

340 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/29(木) 23:50:02 ID:q5X3y87h
>>337
行定は単発時代の東芝日曜劇場ADとして現場入り。スタジオに現れる大山勝美や鴨下信一といった古参の演出家
たちの姿から演出の基礎を盗み見た。当時の日曜劇場はまだスタンダードな人間ドラマの伝統が生
きていたので、ここから始めることが出来たのはかなり運が良かったはず。
鴨下には特に影響を受けたと公言している。各方向からテイクを繰り返すと言われるのも、
フィルムでスタジオドラマ的な方法論(リハを重ね場面を作り、本番ではマルチで多面的に狙っていく)
をやりたいと考えている・・・のかもしれない。

ただその後、林海象だの岩井俊二だのに就いたのはどうだったんでしょうかね?
上ではもっともらしく書きましたが、正直、現場の雰囲気や人事交流についてはよく分かりませんや。

341 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/30(金) 00:15:33 ID:MAr9Zmim
リアリティーや、アクチュアリティーへの拘泥がないわけだ
それって、致命的な欠落だな。やれやれ。
鴨下って、できる人は知っているつもり。日曜劇場のレベルだが。
でも、オームがらみのTBS疑惑以来、マネージメントというか、
経営側の論客だったでしょう。できる人は大切にすべきだった。
林は第一作目は評価したけど、また、岩井は最初からライトな感覚だと思った。
行定はそんな金食い虫の映画人だと始めて知った。恥ずかしいが勉強した。
スレ本題から、かなりミスリードした。ファンの方、失礼しました。

342 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/30(金) 01:30:12 ID:LreJ32/M
>>332
価値観の違いかも知れないが、この人たちは映画史に十分
名を残しているのでは?本も出てるし知名度も高いし。

ちょっと日本映画を齧ってれば知ってて当然の人たち
だと思っていたのだがどうなんだろう?

343 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/30(金) 07:31:23 ID:pkkH4HJC
>>340
行定勲が篠田昇さんに出会ったのは、岩井俊二の現場じゃないのかな。(南無〜)
次回は李屏賓らしいが。

344 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/30(金) 07:32:58 ID:pkkH4HJC
>>342
まあ、トップ10で区切るとなかなか入らないとか、
そんなくらいの意味に理解してあげればいいんじゃないの?

345 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/30(金) 10:44:08 ID:RwtFeMjB
自分的にはもっと、評価されてしかるべき人たちだと思う


346 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/30(金) 10:52:57 ID:pkkH4HJC
>>345
じゃあ続きは他のスレでやることだな。

347 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/30(金) 14:49:17 ID:k29lJK0C
>>346
厳密にはそうだね。あまり野暮はやめようや。
再評価つながりでね。
硝子のジョニーでまた、盛り上がるでしょう

348 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/30(金) 22:07:02 ID:L4+O3ldo
>>346
青林さんですのね。スレのおみまわり、ご苦労でした。
人気のないスレのご主人ですかね。お暇ですねえ。

349 :この子の名無しのお祝いに:2005/09/30(金) 22:48:13 ID:YmSKNYu4
>>346
何を、そんなにご立腹なのかしら。
東宝スレや日活スレだってある。これって、丸ごとのスレだもの。でも、それでいい。
スレタイと、少しズレたって、凄む事ではないでしょう。
成り行きだものw)



350 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/01(土) 19:30:52 ID:gGI5TZ8X
映画は「愛の渇き」でおしまいというのは、十分理解できるよん
でも、以下、テレビ映画を羅列する。
愛妻くんこんばんは、すばらしい世界旅行、火曜日の女
必殺仕置人、助け人走る、そして、必殺必中仕事屋稼業、必殺仕置屋稼業
必殺仕業人、必殺からくり人形、必殺からくり人、必殺からくり人血風編、
大都会パートV「別件逮捕」、新・必殺仕置人、新・必殺からくり人
はどうよ。とりわけ、必殺シリーズのレベルはかなり高いと思うがね。
勿論、映画は残念ですがね。いかが?俺はこれは許せるけれど

351 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/01(土) 19:48:15 ID:H46OU8HT
TVは居心地よかったでしょうね。
撮影所駄目になって、映画は監督に撮影を引っ張っていく才能求められたけど、
TVはその点ルーチンワークが多いもんね。特に必殺なんかは。
枠組みがしっかりしていて、演出に集中できたでしょう。

352 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/02(日) 00:06:51 ID:UCTUXR0v
個人的には弱いところを含めて、山田信夫は芸術家であり、ドンピシャだった。
野上龍雄や倉本聰、とりわけ高田宏治となるとアルチザンだった。
野上とは相性はよかったみたいな気もするけど・・・どないだったか

353 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/02(日) 10:47:05 ID:Csctdq41
>>351
適度な枠組みの中で自由を勝ち取って撮るやり方ですね。撮影所以後は「枠組み」のない
中で監督がプロデューサー的なことまで考えたり、他のスタッフの穴を埋める形で
撮らなくちゃいけなかったですからね。あるいは完全に雇われになるか。

当時のTV映画は、予算や時間以外の面ではまだやりやすかったのではないかな? もっとも、
もっともTVも、80〜90年代は徐々に自由にやりにくくなるんだけどね。もっとも蔵原さんの場合、この
頃は劇場用映画が忙しかったのか、80年代にはTVの仕事はほとんどしていない。
90年代にまた撮るようになる。96年の「刑事追う!」の蔵原監督回を観たら、話そのものは
そんなに面白くなかったけど、撮影が「キタキツネ物語」の栃沢正夫でへ〜。

上にもあるが、「必殺からくり人血風編」の「死へ走る兄弟の紅い情念」は、
脚本=神代辰巳による入魂の一作。元々は松竹京都にいただけに、京都映画での
撮影には感慨の深いものがあったことだろう。

354 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/02(日) 20:26:27 ID:6eEWWssv
>>353
>>351さんのレスをお待ちしてからと思っていて、
忘れそうだからカキコするけど、しばらく無視してください。
多分、その後が「横正」シリーズだと記憶してる
シリーズのタイトルバックの夕陽は蔵原だったような気がする
レスはいりません。横レスですもん


355 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/03(月) 20:12:40 ID:lbGudTgx
「狂熱の季節」はゴダール=トリュフォーの「勝手にしやがれ」、
「硝子のジョニー」はフェリーニの「道」、晩年の凡作「道」はベルヌイユの
「ヘッドライト」のリメイクで、ヨーロッパの影響はあったと思う。
上で指摘された、テレビでは二つの流れがあって、
ひとつめは、「火曜日の女」と「必殺からくり人血風」の一作は、神代の
渾身の力作のホンだった
ふたつめは、愛細君こんばんわは佐々木守、天皇の世紀「黒い風」・南極
物語は石堂淑朗の大島組が絡んでいる。田村孟は舛田の方だ。
最後の作品になったであろう(これは未着手)「風の盆恋歌」は高橋治なので、
結局は、古巣松竹の流れで(とわいえ蔵原は松竹京都=時代劇)あったが、
東宝の山本嘉次郎の書生、松竹京都で助監督、そして日活、あとはCX以外は東映、
「海へ」と「ストロ」が東宝と渡り歩くわけ。で、一番ダメな作品は全て東映だった。
「風の盆恋歌」だけは、古巣の松竹で撮らせてあげたかった。


356 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/04(火) 02:49:13 ID:iIN9UfcV
>>355
>あとはCX以外は東映、「海へ」と「ストロ」が東宝と渡り歩くわけ。

もっとも80年代以降は、メジャー三社の純粋な製作作品は少なくなるわけですけどね。

>「風の盆恋歌」だけは、古巣の松竹で撮らせてあげたかった。

これは元々、80〜90年代に三村晴彦監督で企画されたが、いつのまにか高橋治(この人も
監督経験者だが)に監督が代わっていた。原作者の高橋が企画を横取りしたような
形だったようで、当時、三村は本気で怒っていた。その後で蔵原さんですか?

ちなみにTVドラマデータベースによると、86年に「プロデューサー=佐々木孟、
演出=小田切成明、脚本=山田信夫」でフジでTV化したことがあるそうです。

98年頃に「必殺! 三味線屋勇次」を蔵原さんが撮る話もあったけどね。

357 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/04(火) 09:03:19 ID:rbdndzFf
俺は高橋治の「風の盆恋歌」が見たかったね。
三村晴彦もいいけどね。

358 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/04(火) 10:59:11 ID:e3V8hpmd
いやいや、三村も「天城越え」はよかった。
高橋治もいいけどね。日経(土)の映画の自伝ふうエッセイが暴露的で面白い
三村は加藤泰のお弟子でいいの?ホンを書ける、松竹の正統派だった。


359 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/04(火) 12:39:03 ID:rbdndzFf
三村は、前田や泰の助監督が多いけれど、
結局のところは野村芳太郎の流れじゃないかね。
ゆったりとした流れの中でのストーリーの展開がね。


360 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/04(火) 18:58:21 ID:F/0tRj1+
>結局のところは野村芳太郎の流れじゃないかね

そうですね。「天城越え」と「彩り河」あたりの清張作品は納得です。
でも霧プロではなかったでしょう。後期の野村監督の影響は色濃いですがね。
でも、野村はあそこまで、フォットジェニックだったかな。
川又昴の巧緻な、「影の車」のような画像処理の複雑な技巧ではなくて、
もっとナチュラルだったような気もする。今はお元気かしら?

361 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/04(火) 20:53:57 ID:rbdndzFf
「天城越え」の田中裕子のスローモーション+スモーク、
現代シーンの夕陽なんかには加藤泰の影響を感じるけど、
やはり野村調という気がするな。

ああいうセンス(映画の嘘の情景美)は蔵原惟繕にはまったくないな。

362 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/05(水) 00:22:04 ID:EaSXLqdw
タイトルバックでのストップモーション。
タイトルバックの流れるような格好よさ、その後のプロセスバック、
俯瞰ショットの切れ、映像の濡れ方、全て蔵原が上ですよ。
でも、蔵原に嘘の美学は確かにないし、やるとよくない。
シネマヴェリテの理解は私もうまく説明できないが、
ドキュメンタリィー・タッチと即興性のカメラワークへの依存が大きいのは確か。
回顧すれば、ロングショットと余部鉄橋の傘、短いフラシュの入れ方とか、
三村よりはるかに洗練されている。アクチュアリティーだけだったらね。


363 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/05(水) 00:32:31 ID:pYUpMLqI
梅次→舛田は得意だったけどな。映画の嘘の美。
ああいうの観て違うことやろうとしたのかな。
やっぱり中平の系譜って事かな。

364 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/05(水) 00:44:20 ID:EaSXLqdw
中平って、こだわりだけで、内容がないと慎太郎は書いていた
あの頃の慎太郎は、原作やシナリオだけでもたくさん書いてた。
蔵原だけでなく、舛田(原作もの)、篠田も多い。

365 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/05(水) 20:02:36 ID:KZyWITUr
蔵原さんは中平や清順は大嫌いと公言している。あとは絶対に悪口はいわない
親友の弟子と同僚なら、藤田、神代とは太い絆がある。深作、工藤栄一、
舛田、松尾昭典、弟子だと、野村孝、小原宏裕、(藤田・神代は弟子というより
戦友という感じかな)
仲良しは意外なところでは、浦山と遅れてきた澤井かな。
師匠は中平ではないし、滝沢英輔じゃあない。山本嘉次郎は神棚の人だし
まさか、野口博志ではないよね。日活に引っ張り込んだ西河さんとも違うよね。


366 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/05(水) 23:00:17 ID:pYUpMLqI
個人的な付き合いの好みはおいといて、
作品傾向としては中平、喜重だと思うけどな。

367 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/06(木) 01:51:46 ID:4QUfinwQ
接点は不明だが、執炎、愛の渇きの情念は吉田さんの影響はかなりある
ダイナミックなのは、中平の影響なのか?仏・伊の影響じゃない?

368 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/06(木) 17:50:31 ID:PE+JEQma
蔵原さんが意識しライバルと思っていたのは、
増村さんだと思う。それ以外は思いつかないなあ
最も先の議論だと、勿論、増村さんは日本映画史に名を残した



369 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/06(木) 20:06:49 ID:xJtE0oTB
連投スマソ。というのは、映芸の蔵原追悼号で、福間健二氏が書いてた
私からすれば、「風速40米」と「嵐の中を突っ走れ」はあまりにイモ映画。
彼曰く、「くちづけ」「青空娘」「暖流」を撮った増村保造の新しさに
追いつこうとした興行的な試み説がある。的外れだと思うが、理解に乖離
があるかもしれないが、「俺は待ってるぜ」の後でしょう。
厳密には、テレビでしか見ていない「霧の中の男」という際立って抽象的だが、
全篇に霧が覆う慎太郎の渇いた詩情あふれる小佳作もある。もっとも、二つの大愚作
があって、「第三の死角」という空前絶後のサスペンスフルな傑作が産出されたのだが。

370 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/06(木) 22:44:22 ID:UC9Afdfn
>>369
>私からすれば、「風速40米」と「嵐の中を突っ走れ」はあまりにイモ映画。

作家論的には「イモ」だろうけど、当時の日活の商業的水準から言えば充分に
娯楽映画として及第点ですよ。

>「くちづけ」「青空娘」「暖流」

「くちづけ」には人情映画の定型をいかに乗り越えるか、「暖流」には吉村公三郎の
戦前モダニズム的「名作」をいかに(当時として)現代化するか、という目論見があったと思われる。
ただこのうち、「青空娘」については、増村さんは自分では必ずしも面白いとは思っていなかったらしい。もちろん、そ
れでもこれもまた娯楽映画の水準としては十二分に及第なんですけどね。
「青空娘」のあのストーリーで湿っぽさが一切無いのは、増村さんにまったくああいう物語への
興味がなく、「とりあえず与えられた枠内で面白く撮らなきゃ」とばかり考えていたせいだろうけど、
その思い入れのなさがいい方に出ていると思う。

371 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/06(木) 22:52:17 ID:UC9Afdfn
「くちづけ」「暖流」について言えば、現代でも全く古びていないですね。むしろあの思い切ったテン
ポの速さは新鮮ですらあります。今の演出家はどうでもいいことをダラダラ撮る人が多いじゃない?

増村さんが撮った「赤い衝撃」の第1話を観たことがあるが、シリーズのレギュラーのほぼ全員を
実質45分前後の枠内ですべて紹介し、短い登場時間内で性格づけまで済ませてしまう
手際の良さに驚嘆しましたね。いま同じことをやると、俳優や監督が力不足
なのでただのキッチュになっちゃう。
増村時代の大映ドラマは、映画的なデフォルメをTV映画のスケールに押し込めてしまうので
はっきり言って「ヘン」なんだけど、決してキッチュではなかったからね。

現在「赤い」シリーズのリメイクだのやってるけど、やはり無理なものは無理なんだよ。
当時とは俳優の本気度がまるで違うから。もちろん俳優はどんな仕事でも気の毒なほど真面目にやる
ものだけど、それでもついつい「バカだなあ」とか思っちゃうんじゃない?
昔も「バカだなあ」と思っていた俳優はいただろうけど、少なくとも宇津井健あたりは大真面目
なんだよね。もちろん、そこがまた途轍もなく「ヘン」なんだけど(当時からさすがに、おかしいと思っていた人は多かった)、
やはりそういう本気の人がいると迫力が違ってくるんだよ。単なる「ヘン」じゃ済まされなくなってくる。

372 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/07(金) 19:27:54 ID:mKJuF11F
吉村監督は私事だけど、同じ色盲(これ差別用語?)なのです。
吉村の「暖流」は凄い。かなりペダンティックというか、映像美学は、
増村より当然、上ですよね。前半・後半の作品だしね。「偽りの盛装」
「夜の河」も流れるような映像美学があって好きだ。
増村監督の暖流は拝見したけど、本格的に見たのは「夫が見た」から。これは衝撃的だった。
黒の試走車も観たけど、私は安田道代と緑摩子が好きなのだろう。
「痴人の愛」「大悪党」「積み木の箱」(妙に好き)、「セックス・チェック」
「盲獣」には究極のエロスを実感した。完全なる飼育みたいのお下劣ではなく、
監禁された緑摩子をドキュメントするのは、ある意味で変態的なのだが、蔵原ー山田
と同じように、観念論的でマルクス唯物論ではないな。
まあ、増村ー池田は最強のインテリコンビ。大学教授以上のインテリの映画だもの
隆慶一郎より、池田一朗の名前を残したい。渥美マリは好きではないけど、
全部観た。
脱線だが、舞台・新感線の隆の「吉原御免状」はかなり素晴らしい。大阪の梅芸
で見れたら、損しないと思う。赤いシリーズの話は、又後日に書きます




373 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/07(金) 23:57:50 ID:YQTTW098
吉村だと「その夜は忘れない」「越前竹人形」「眠れる美女」のロケが
中平、蔵原、松竹ヌーベルバーグの影響受けていると思うけどどうかな。
まあ、吉村は戦前の暖流から既にモダンだけれど。
「その夜は忘れない」は終盤増村みたいなはげしい調子になって、
ああやって感情を盛り上げる演出は蔵原にはないな。
役者が激しい演技していても、演出はどこか冷めている。

吉田喜重もそういうところあるけれど、
蔵原が同じ高さで冷めて見ているのに対して、
吉田喜重は一つ階層の高いところで見ているようなところがあるので、
役者の演技をみていて不思議な感覚に囚われることがある。


374 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/08(土) 01:01:14 ID:Ro5auiqG
ここのスレはまじめですね。悪口ではないです。
詳しい人がたくさんおられるので、初心者は少し逡巡してしまいます
ですが、普段は、朝一番にはのぞきますし、影響から古い映画をD/Vで観ています
それと、蔵原惟繕監督スレというより、映画の学校みたいな感じがします
なので、継続された場合には、スレタイを変えたほうがよいのかと・・・

375 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/09(日) 02:10:26 ID:ACXmaldG
一度だけ、認めておきたい。「嫉妬」をご覧になられたかな。
吉村公三郎作品の白眉だ。小津をなぞり、致命的にコケにした演出の妙。
有楽町、新橋のロケはドキュメンタリー。蔵原の「憎いあンちくしょう」
は評価するが、銀座の恋の物語など、吉村のハイセンスなこの映画の物真似。
「銀座の女」も「嫉妬」同様の新藤兼人の脚本だが、銀座風俗が、辛口だが
ニール・サイモンのソフィスティケーション・コメディーのように描かれた。
だが、実は渇いた感傷なのである。
現実のシークエンスをニュース映画にするのは、蔵原が「なにか面白い事ないか」
でパクっているだろう。昨日と今日の間をサイレンでモンタージュしたり、
こうした都会的な感覚は君達のような無知には教えておこう。

376 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/09(日) 12:11:57 ID:D9PrhPX6
ありがとうございます。バカにされているんだろうけど


377 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/09(日) 16:04:55 ID:RYJiR2C/
>>375
えらいね。

378 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/09(日) 22:40:13 ID:/JuZqux2
なんと申しますか、
大御所のご託宣(失礼?)で拍子抜けだ。吉村はかくも偉大だと理解しよう

379 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/10(月) 20:54:43 ID:0AW4qz5t
>>373
>吉村だと「その夜は忘れない」「越前竹人形」「眠れる美女」のロケが
中平、蔵原、松竹ヌーベルバーグの影響受けていると思うけどどうかな。

 ええ、確かにありますね。でも、それがよかったのかとなると、むつかしい
誰の影響が濃厚だろう。結局、ヌーベルバーグにいかれた自分自身、
シナリオ無視のような考え方は邪道だとかなり、反省しているから


380 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/10(月) 23:33:15 ID:GiO3+0jF
吉田監督はそうとうできる人で、映像も流麗、明晰でもある。これは確かだ。
だが、
レントゲン技師のような冷たさも持ち味ですね。
でね、暗い、地味、人嫌いのキャラで損してるのではないか。大器晩成はなした

381 ::2005/10/12(水) 23:36:39 ID:Lyd8hH6/
仲代達矢&藤谷美和子主演、助演柴田恭兵の「道」が出てきていないようですが、
タブーなんですかね?(w

主題歌がフランソワーズアルディ、音楽にミッシェル・ベルナルクと
フレンチの巨頭だったのには驚いたなぁ。


382 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/13(木) 00:12:16 ID:wjBdfNw+
「道」はもうダメと思いつつ、俺は結構好きです。先輩達は評価しないだろう。
娯楽映画に徹する前の、アンリ・ベルユイユ監督の傑作「ヘッドライト」の
リメイクですから。
 ですが、プッツンの藤谷さんに監督は絶望的なくらい手をやいて、やる気がなくなったと仄聞しました。
けど、結果的には藤谷はそう悪くなかった。むしろ、仲代が醜悪だった。
藤谷とじゃれ合うシーンの仲代の表情など最悪だった。
でも、若山富三郎のドライブインの桜など四季の移ろい、寂しげな道路、
さすがに間宮映像で、柴田のギャンブル*にいたる迄のシーンとか結構、好きですよ。
願わくば、仲代の役を若山がやれば、ギャバン=アルヌールに近づいたかも。
池内さんを含め、家族描写はどうだったのかなあ。カットするとヘン?


383 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/14(金) 18:12:54 ID:lAPm06iF
「道」蔵原好みの物語だけれど、松田寛夫シナリオはイモだ
テレビだと、どうしても必殺になるけど、
「鼠小僧に死化粧」「魔窟」、横正の「本陣」(これは違う)、「夜に牙」、
「一筆啓上」なら、かなり面白かった。当たり外れの波はあるけどね。
晩年は全くダメだ

384 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/14(金) 22:56:53 ID:Om5PrAua
映画だけでは蔵原は語れないのですね。
勉強不足でした。見たい!

385 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/15(土) 00:09:18 ID:xL4mFcm/
>>384
別に大袈裟に「勉強不足」だの思う必要はない。ただ、日活を離れて以降はTVの
方が小粒で面白かった、ということは言える。

386 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/15(土) 01:39:48 ID:67F1DSHN
>>384
ここは生まじめ過ぎるのが長所であり、短所だ
勉強不足とかは無関係ですよ。感じたままを書けばいいだけだよ
いろいろな意見、当然、批判も含めて聞きたいよね

387 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/16(日) 20:28:04 ID:g9PsE+rp
蔵原が”必殺”を撮ったのは、結局、松竹京都がスタートだったから
と思っていいのか。この思いは短絡なのかね。
もう一つ、ポスト山田信夫が、なんで、野上龍雄だったんだろうか。
しばし、考慮。結論はなんもでなかった

388 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/16(日) 21:10:18 ID:KFUbcVFz
***************************************************************
監督:蔵原惟繕
作品名:「硝子のジョニーー野獣のように見えて」(1963)
モノクロ、108分
企画:水の江滝子
脚本:山田信夫
撮影:間宮義雄
美術:木村威夫
助監督:藤田繁夫(藤田敏八)
出演:宍戸錠、芦川いづみ、アイ・ジョージ、、松本典子、南田洋子ほか
場所:ラピュタ阿佐ヶ谷
期間:11月27日(日)〜12月3日(土)まで。
 コメントはいらないと思う。蔵原監督にとって、「憎いあンちくしょう」
の次作で、前者とはことなる作家的な頂点をなす作品でもある。
勿論、「執炎」や「愛の渇き」が上とする人もおられる。ファン必見。
*******************************************************************



389 :388:2005/10/16(日) 21:25:48 ID:KFUbcVFz
たびたび、スミマセン。公開年月日の訂正です。
作品名:「硝子のジョニーー野獣のように見えて」(1963)
→「硝子のジョニーー野獣のように見えて」(1962)
一年前でした。


390 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/16(日) 23:13:56 ID:6ucqyyGV
宍戸錠(の顔)が嫌いだけど見に行こうと思います。

391 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/19(水) 19:55:45 ID:8lHaEvHY
正直というか、笑ってしまうが、顔はしかたない。
宍戸さんは永遠の不良ですが、舛田監督にもボロカス、人は先ず褒めない
唯一、蔵原の悪口は一切何もいっていない
奥方には一言ありだけど、それ、ご病気だからねえ。言わないほうがよかった

392 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/25(火) 15:05:57 ID:vdZgjLOZ
奥さんて、宝塚の宮城野由美子でしょ
お通はきれいだった

393 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/30(日) 01:42:45 ID:ni/iiKOf
「南極物語」大好き。このスレはかなり偏向していない?
犬映画だから評価するのではなくて、映像だってすごい
バカあつかいでしょうけどw)

394 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/30(日) 10:37:45 ID:SFpqP8/5
風連のクマがかっこよかったです。

395 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/30(日) 19:51:44 ID:0vFgZ6gG
↑に同意。
だけど、>>393
昔の名画も見てくれた?。「憎い」と「俺は待ってるぜ」は、
DVDで見れる。押し付けではないです、自由ですが・・・

396 :この子の名無しのお祝いに:2005/10/31(月) 01:30:09 ID:vkdPtq/D
なんで「南極物語」かは、お手軽ではないぞ
これで認める香具師も多いんだ

397 :この子の名無しのお祝いに:2005/11/01(火) 22:28:59 ID:l96mzjNo
>>396
意味不明です。「南極」を評価されてるのだろう
それなりに、よいシークエンスは無かったとはいいません
でも、やっぱりイモでしょう
そうそう、井上昭って、テレビでならできますな
黒澤直輔だっけ、俊才といわれたが、こ奴は仕事ができないなあ

398 :この子の名無しのお祝いに:2005/11/02(水) 00:21:53 ID:qCmGduEi
>>397
なんで井上や黒沢の名を出したのか知らないが、奥歯にモノの挟まったような言い方をするな。

井上昭は独特のリズムとセンスを持つ、大袈裟に言えば大映京撮の鈴木清順とも言うべき監督だった。
TVでもこの人が撮るとどこか「ヘン」だったりキレがある。まあそういう小味だけとも言えるけど。

黒沢直輔はいい監督なのだが、にっかつ崩壊と重なったのが不運。いまだに
TVでも随所に妙な冴えを見せる。ただTVは企画やホンのスキマで撮らなくちゃならないので、
実力を出し切れないことが多い。
年々許容度の少なくなるTV界、しかも下からは新しい監督も出てきたし(少しでも野心的な企画はそ
ういう監督に回ってしまう)、残念だが、もはや黒沢直輔程度の中堅の再浮上は無いとみた。

399 :この子の名無しのお祝いに:2005/11/02(水) 01:08:20 ID:hqTutkRA
いいじゃあないの。いろんなノリもまたよしツーことで
だめかいな>>398サン
勿論、スレのコンセプトは大事だがね

400 :この子の名無しのお祝いに:2005/11/03(木) 00:56:51 ID:91aYpj9b
でも、黒沢(直)は蔵原影響大だよ、たぶん。似たショットがあった
何だっけ。思い出せない

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